この記事では歯茎の腫れ・歯肉炎(歯周病)への効果に定評がある歯磨き粉について紹介していきます。
なお、この記事で紹介する製品は、アメリカのサプリメント通販最大手「iherb」で購入することができます。
iherbでの購入方法については別記事「iherbの買い方・使い方」を参考にしてください。
1、プロポリス入りの歯磨き粉
「プロポリス」とは、蜂が樹脂から作り出した殺菌効果のあるワックスのことです。
テレビCMなどで名前は知っているという方も多いことでしょう。
このプロポリスの殺菌効果はかなり強烈で、ハチは巣の中にプロポリスを塗りたくることで巣を無菌状態に保っているのです。
その殺菌効果を利用して歯茎の腫れの原因となる菌・細菌を殺してしまおうというのがこのプロポリス入り歯磨き粉です。
ちなみに、私が色々試した中で一番効果があったのがこのプロポリス入りタイプです。
・プロポリスの副作用について
プロポリスの殺菌効果は強烈なのですが、その強さゆえに心配になるのが副作用です。
実際、少数ではありますがプロポリスによるアレルギー反応などが報告されています。
厚生労働省による報告(※リンク切れ)
ただ、重篤化した例は全て「服用」によるものです。
プロポリスを塗っただけで症状が出た例もある事はあるのですが、プロポリスの原液をそのまま塗っているものしかありません。
この歯磨き粉のように、プロポリス成分を含む物を使用して症状が出た国内の事例はありません。
「アレルギー反応が出る可能性は極めて低いけど一応注意はしたほうがいい」という意識での使用で問題ないと思います。
1、Tom's of Maine, フッ化物フリーのプロポリス&ミルラ歯磨き粉, スペアミント, 5.5オンス (155.9 g)
(商品のリンク→Tom's of Maine, Fluoride-Free Propolis & Myrrh Toothpaste, Spearmint, 5.5 oz (155.9 g))
プロポリスと殺菌効果のあるミルラ(没薬)が入った歯磨き粉です。
使い方としては、磨き粉として使う他に「直接歯茎に塗って数分放置」という使い方が考えられます。
電動歯ブラシ使用時など、歯磨き粉を使いたくない場合はこの「直接歯茎に塗る」という使い方をします(ちなみに、私はこの使い方です)。
なお、「フッ化物フリー(フッ化物不使用)」と書かれていますが、これはアメリカではフッ化物(フッ素)を危険視する人が多いため、このようにあえてフッ化物を入れていない歯磨き粉が多いのです。
フッ素を入れていないと売れない日本とは対照的です。
価格は1ドル110円計算で、
・115.9g入り5.53ドル(約603円)
内容量は日本の歯磨き粉よりやや少な目の分量です。
なお、この歯磨き粉は他にも種類があり、
・フェンネル(炎症を抑える効果)入り
・重曹入りペパーミント味
・重曹入りシナモン味
重曹入りは茶渋を落としたりと、汚れを落とす効果が強い反面、磨きすぎると歯や歯茎を傷めますので注意が必要です。
特に電動歯ブラシでは絶対に使ってはいけません。
一般に、重曹入り歯磨き粉のレビューでは「汚れがよく落ちた」という賞賛レビューと「知覚過敏になった」という批判レビューの両極端になりがちなのはこのためです。
2、オーストラリアの薬草「Phytoplenolin(フィトプレノリン)」入りの歯磨き粉
「Phytoplenolin(フィトプレノリン)」とはオーストラリアに自生しているセンチペダ・カニングハミー(オールドマン・ウィード)という植物のことです。
抗菌作用と炎症を抑える効果があると言われていて、アボリジニが薬草として使っていたものです。
1、Nature's Answer, ペリオブライト・自然な歯磨き粉 クールミント 4 oz (113.4g)
(商品のリンク→Nature's Answer, Periobrite Natural Toothpaste, Cool Mint, 4 oz (113.4g))
そのPhytoplenolin(フィトプレノリン)入りの歯磨き粉です。
これ以外にも「ゴツゴラ」や「アロエベラ」「カレンデュラ」など、「効きそうな成分をとにかく突っ込んだ」という成分になっています。
アメリカではかなり有名な製品で、評価もなかなかのものです。
成分の中で注意が必要なのが「重曹」です。
前述のように、重曹は汚れを落とす能力が高い分、磨きすぎると歯や歯茎を炒め、知覚過敏を引き起こす可能性があります。
価格は1ドル110円計算で、
・113.4g入り4.54ドル(約499円)
この製品も日本のものに比べると量はやや少なめです。
この製品も他に種類があります。
・シナモン味(味は賛否両論)
・歯茎に塗るジェルタイプ(歯磨き粉ではないので注意)
3、ティーツリーとアロエベラ入りの歯磨き粉
抗菌・殺菌効果のあるティーツリーと炎症を鎮める効果のあるアロエベラの入った歯磨き粉です。
プロポリスに比べると効果は穏やかですが、アレルギーの心配をしなくてすむ製品です。
1、Jason Natural, ジェイソン, Healthy Mouth, アンチプラーク & 歯石コントロール, ティーツリー油 & シナモン, 4.2 オンス (119 g)
その抗菌・殺菌効果のあるティーツリーと炎症を鎮める効果のあるアロエベラの入った製品です。
重曹も入っていますが、量は少なめです。
私にはこの製品はいまいちだったのですが、レビューを見ると「他のものよりこの製品の方が効いた」というものもありますので、やはり色々な製品を試してみて自分にあったものを選ぶしかないのでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・119g入り3.59ドル(約395円)
この製品もやはり量は少なめ。
4、歯茎を丈夫にするニーム入り歯磨き粉
ニームという、インドでは万能薬扱いされている薬草が入った歯磨き粉です。
昔からインドでは「ニームの枝を噛むことで歯磨き代わりにしていた」という話があるくらい有名なのがこのニームです。
1、Himalaya Herbal Healthcare, ボタニーク(Botanique), 練り歯磨き, ニーム, ザクロ, フッ化物フリー, 5.29オンス(150 g)
(商品のリンク→Himalaya Herbal Healthcare, Botanique, Toothpaste, Neem, Pomegranate, Fluoride Free, 5.29 oz (150 g))
そのニーム入りの歯磨き粉です。
ニーム以外にも色々な天然成分が入っていますが、歯茎に一番効くのはやはりニームでしょう。
問題は味で、レビューを見るとわかる様にぼろくそです。
「湿布を食べてるようだ」というレビューが一番うまく言い当てていると思います。
私はすぐに慣れたのですが、辛さはどうやっても慣れない人がいるようです。
価格は1ドル110円計算で、
・119g入り3.59ドル(約395円)
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