この記事ではiherb(アイハーブ)で買えるおすすめの消化酵素サプリメントについて解説していきます。
[tip]ここで紹介するサプリメントはアメリカのサプリメント通販「iherb」で購入することを想定しています。
iherbを利用したことがない方は別記事の「iherbの買い方・使い方」を参考にしてください。[/tip]
1、食事が辛いなら消化酵素サプリを飲むべき
消化酵素とは、栄養分を分解・消化するのに使われる酵素のことです。
この消化酵素はもともと体内で生産され利用されているのですが、消化酵素サプリメントを使って、さらに多くの消化酵素を体内に入れることで、消化を助け、胃腸への負担を減らしてくれます。
これにより、食事の際に胃がもたれたり、吐き気がしたりといった症状を軽くすることができるのです。
2、太りたい人も消化酵素サプリを飲むべき
世の中には痩せるためのダイエット法は腐るほど溢れかえっていますが、逆に「太るための方法」というのはあまり見かけません。
しかし、肥満に悩んでる人もいる一方、痩せていることに悩んでいる人も多いのです。
消化酵素サプリはこの「太りたい人」にも役立ちます。
その理由は二つあります。
1、食欲が増して食事量が増える
食物酵素サプリは上で書いたように「消化を助け、胃腸の負担を減らしてくれる」ので、食事の際に起こる胃もたれや吐き気を軽くしてくれます。
そのように、胃もたれ・吐き気が軽くなると、今度は自然と食欲が増してくるのです。
なぜ胃もたれ・吐き気が軽くなると食欲が増すのかというと、そもそも食が細くて痩せている人というのは食欲がないのではなく「本当は食欲があるにも関わらず胃腸の調子が悪くて量を食べられないだけ」という人がほとんどなのです。
この「実は食欲はある」という話はなかなか信じてもらえないかも知りませんが、消化酵素サプリメントを飲んで胃腸の調子を良くなったらすぐに気が付いてもらえるはずです。
2、栄養の吸収率が上がる
「痩せの大食い」という言葉があります。
これは「大量に食べているのにも関わらず体型が細いままの人」のことを言います。
(もちろん、運動で毎日大量にカロリーを消費しているような人は含みません。)
このような「いくら食べても太らない」原因は、食べたものから栄養をうまく分解・吸収できない体質だからです。(異説もあります)
この痩せの大食いほどではありませんが、痩せている人の多くも栄養素をうまく分解・吸収できずにそのまま体外に排出してしまう体質の持ち主が多いのです。
これではいくらたっぷり食事をしたり、健康に良いサプリメントをたくさん飲んでも、肝心の栄養素やサプリメント成分が体を素通りしてしまい何の意味もありません。
しかし消化酵素を使えば、栄養素が分解されやすくなり、また栄養素や様々な成分を吸収する胃腸の働きもよくなるため、例え食事の総量は変わらなくても、以前より太る様になりますし、サプリメントの効果を上げることもできるのです。
3、消化酵素の基本は三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の消化を助ける消化酵素
消化酵素といっても様々な種類があるのですが、基本は三大栄養素である「炭水化物・タンパク質・脂質」の消化を助けてくれる「アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ」の3つの消化酵素です。
消化酵素サプリメントはさまざまなメーカーから出されていますが「この3つが入った上でさらに他の消化酵素をブレンドしている」というタイプがメインとなっています。
また、消化酵素は原料によって大きく「動物性酵素」「植物性酵素」「微生物酵素」の三つに分かれます。
一般に動物性酵素は「効果が強い反面、体質的にあわない人もいる」、対して植物性酵素と微生物酵素は「ほとんどの人に問題なく使えるが、効果がマイルド(はっきり言えば「弱め」)」という特徴があります。
4、乳製品に弱い人向けの消化酵素「ラクターゼ」
上のアミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ以外にもぜひ知っておいて欲しい消化酵素があります。
それが「ラクターゼ」という、乳糖を分解する消化酵素です。
このラクターゼという消化酵素は「牛乳などの乳製品をとるとお腹を下してしまう」人に最適の消化酵素なのです。
なぜこのラクターゼを知っておいて欲しいかと言いますと、日本人には乳製品に弱い人がかなりおり、一説には日本人の80%が乳製品に弱い体質だと言われています。
しかし、はっきりと自覚できるレベルまで症状がひどいという人は少ないので、自分が乳製品に弱い事に気づいていない人も多いのです。
・ラクターゼサプリメントをとれば乳製品でお腹を下さなくなる
牛乳などの乳製品を摂ってお腹を下してしまう人は、乳糖を分解するラクターゼの働きが悪い人です。
いわゆる「乳糖不耐症」という症状です。
しかし「体内のラクターゼの働きが悪いのなら、活発に活動するラクターゼをサプリメントで摂取すれば良いだけ」の話なのです。
これだけでもう牛乳を飲んでもおなかがごろごろいわなくなるのです。
このようにラクターゼサプリメントは、今まで牛乳を飲むのを諦めていた人たちも安心して牛乳を飲めるようになる、なんとも嬉しいサプリメントなのです。
5、胃酸不足からくる消化不良・胃もたれに効く塩酸ベタイン(ベタインHCL)
この塩酸ベタインは正確には消化酵素ではないのですが、消化酵素サプリメントによくブレンドされていますので一緒に解説します。
塩酸ベタインの効果は「胃酸の酸性度を上げ、消化を促してくれる」作用です。
「胃酸の酸性度を上げる」と言うと、おそらく多くの日本人は拒否反応を示すことでしょう。
昔から「胃が痛くなったり不快感が起きるのは胃酸が多すぎるのが原因だ!」と信じられているからです。
この「胃の不調=胃酸の出すぎ」という思い込みはかなり根深く、病院でも「胃の調子が悪い」と告げるとH2ブロッカー(ガスターなど)という胃酸の分泌を抑える薬を機械的に出す医者がいまだに多いのが現状です。
しかし実際には胃の不調の原因は胃酸過多だけではなく「胃酸の量が少なすぎて消化不良を起こしている」というケースも多いのです。
・胃酸過多なのか胃酸不足なのかを知る簡単な方法
上記のように胃の不調の原因は「胃酸過多」の場合と「胃酸不足」の2種類があるわけですが、胃の不調の原因がこのどちらなのかを知る簡単な方法があります。
レモン、もしくは酢を用意します。
そしてこれを水で3倍に薄め、それを食事中こまめに摂取します。
2時間から3時間後に胃がすっきりした場合は胃酸不足、胃がむかむかしたら胃酸過多と判断できます。
もし胃がすっきりして胃酸不足と判明したら塩酸ベタインが効果を発揮する可能性が高いですし、逆に胃がむかむかして胃酸過多だと判明したら塩酸ベタインは逆効果ということになります。
この後はお勧めの消化酵素サプリメント製品を紹介していきます。
6、消化酵素に塩酸ベタインがブレンドされたNow Foodsのスーパーエンザイム
(商品のリンク→Now Foods, Super Enzymes, 180 Capsules)
三大栄養素の消化を助けてくれる「アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼ」という消化酵素に加え、胃酸の濃度を上げてくれる「塩酸ベタイン」が入った「とりあえず効きそうなものを詰め込んだ」という、オールインワンタイプの消化酵素サプリメントです。
他にもいろいろ消化酵素は入っているのですが、メインとなるのはこの4つです。
このうち塩酸ベタインは胃酸の濃度を上げてくれるので、消化に手間取りやすいタンパク質や脂質の分解に威力を発揮します。
・タンパク質・脂質が少ない食事の際は飲むのを避けた方が良い場合もある
塩酸ベタインはタンパク質や脂質の分解に威力を発揮するのですが、食事の内容が炭水化物中心で、タンパク質や脂質が少ない場合、胃酸が余ってしまい胃酸過多による吐き気を引き起こす可能性があります。
もっとも、入っている塩酸ベタインの量は200mgと少なめのため、普通の人はあまり神経質になる必要はありませんが、ベジタリアンなど元々たんぱく質・脂質が極端に少ない食事が続いている人の場合は胃が過剰な反応引き起こす可能性があるので注意が必要です。
価格は1ドル110円計算で、
・180カプセル入りで22.19ドル(約2441円)
・1カプセル当たり約0.12ドル(約14円)
7、乳製品に弱い人向けのラクターゼ入り消化酵素サプリメント
(商品のリンク→Now Foods, Dairy Digest Complete, 90 Veggie Caps)
このサプリメントは「牛乳などの乳製品を摂取するとお腹を下してしまう」という人に最適なサプリメントです。
入っている成分の中で一番効果があるのは「ラクターゼ」という乳糖を分解する消化酵素です。
ラクターゼを摂取することでお腹を下す原因となる乳糖の分解を促すことができるのです。
ラクターゼの他にもタンパク質を分解するプロテアーゼ、 脂質の分解を促すリパーゼも入っていて、乳製品を徹底的に分解しようというコンセプトが見える成分の組み合わせになっています。
価格は1ドル110円計算で、
・90カプセル入りで11.98ドル(約1318円)
・1カプセル当たり約0.13ドル(約15円)
8、動物性原料を一切使わないマイルドな消化酵素サプリメント
(商品のリンク→Doctor's Best, Digestive Enzymes, 90 Veggie Caps)
最初に紹介したNow Foodsの消化酵素は動物性の酵素を大量に使用しています。
動物性のものを摂取できないベジタリアンや、動物性原料が体に合わない人などはこのDoctor's Bestの消化酵素サプリメントを選択することになります。
この消化酵素サプリメントは、全て植物性酵素と微生物酵素によって構成されていて、ベジタリアンや動物性原料に弱い人でも安心して飲むことができます。
しかしそのように安心できる成分である反面、消化酵素としての効果は弱めです。
例えば脂がたっぷりの分厚いステーキを食べた場合はこの消化酵素サプリでは絶対に太刀打ちできません。
普段の食事がそれほど濃厚でない人にはこの消化酵素サプリメントで十分威力を発揮するのですが、 「肉たっぷり、脂もたっぷり」という食事が当たり前の人は最初で紹介した動物性原料を使った消化酵素サプリメントか、次で紹介する塩酸ベタインサプリメントを摂りましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・90カプセル入りで22.11ドル(約2430円)
・1カプセル当たり約0.25ドル(約27円)
9、胃を力ずくで働かせる塩酸ベタインサプリメント
(商品のリンク→Doctor's Best, Betaine HCl, Pepsin & Gentian Bitters, 360 Capsules)
胃酸の不足を補う成分である塩酸ベタインが650mgも入った製品です。
塩酸ベタインがかなり多く入っているので、胃の働きを強力に活性化させる反面、使い方に注意をしないと胃の中の酸性度が高まりすぎ、逆に胃を痛めてしまうリスクもある製品です。
始めに紹介したNoe Foodsの消化酵素も塩酸ベタインが入っていますが「Now Foodsの消化酵素ではイマイチ物足りない」と感じた人が手を出すのがこの製品です。
またこの製品は塩酸ベタインだけではなく、胃酸と共にタンパク質の消化を助ける「ペプシン」という消化酵素が入っていますが、あくまでもおまけ程度の量です。
価格は1ドル110円計算で、
・360カプセル入り20.99ドル(約2309円)
・1カプセル当たり約0.06ドル(約6円)
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