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・【2018年版】iherb(アイハーブ)おすすめ食品・日用品一覧表
この記事は「細かいことはいいからiHerbで何を買えばいいか教えろ」というめんどくさがり屋向けの記事です。
本来であればいろいろ比較検討したうえで自分にあったサプリメントを選ぶべきなのですが、「いちいち調べる暇がない」「調べたけどよくわからない」という人のためにこのような「お勧めサプリの一覧表」を作りました。
そのため、それぞれのサプリの説明は必要最低限(といっても結構多い)にとどめています。
・この記事の使い方
随時追加をしていくうちに、恐ろしいほど長い記事になってしまいました。
そのため、この記事を見る際は「目次から興味のある項目を選ぶ」「記事内をキーワード検索」することをお勧めします。
最初から読もうとするのはよほど暇でない限りやめておきましょう。
※「iHerbでの買い物は初めて」という方は
※すでにiHerbでの買い物経験がある方は
「ではさっそく製品の紹介を」と行きたいところですが、その前に参考情報を3つ。
1、アメリカのサプリメントの安さについて
記事を読み進めると、どれも日本のサプリメントに比べて相当安いので「本当に大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、「アメリカのサプリが安い」のではなく「日本のサプリが高すぎる」だけです。
そして安全性に関してはむしろ日本の方に難があります。
アメリカと違い、検査機関が機能していないからです。
(この「検査機関の日米の差」については、このサイトにて詳しく説明されています)
2、アメリカのサプリ製造メーカーの特徴について
アメリカのサプリ製造メーカーはいくつかに分けられ、
1、Now FoodsやDoctor's Bestといった「品質はただのサプリメントレベル。その代わり価格で勝負」のメーカー
2、Thorne Researchのように「価格は高めだけど、医療機関で使われる品質の製品を提供」するメーカー
の2つが大部分を占め、それに加えて
3、「ある特定分野の高品質サプリに特化した」規模が小さめのメーカー(American Healthなど)
が食い込むという構図です。
ただ、誤解しないでもらいたいのが、アメリカでの「ただのサプリメントレベルの品質」とは、決して「安かろう悪かろう」ということではなく、かなり高品質だということです。
これは前述の通り、「アメリカでのサプリメントの品質基準は日本よりはるかに厳しい」ためです。
その上で、さらに高度な品質や効果効能を求める意識の高い人たち、および医療機関が手を出すのがThorne Researchのようなメーカーということなのです。
(※そのThorne Researchに三井物産とキリンが共同出資するようで、もしかすると近い将来日本国内の病院でもThorne Researchの製品が使われるようになるかもしれません)
3、まとめ買い割引を忘れずに
多くの商品には2つ購入すると5%割引になる「まとめ買い割引」が設定されています。
「たかだか5%くらいどうでもいい」と思われるかもしれませんが、1年単位で考えると数千円、場合によっては数万円得をすることも考えられます。
「たかが5%」と見くびらずに、まとめ買いをする余裕のある時はできるだけ2個単位で買うようにしたほうが賢明と言えます。
※注:この記事では製品の日本円価格を「1ドル=110円」で計算しています。
1、ビタミンC
※【関連記事】ビタミンCについてもっと掘り下げて知りたい方はこちら↓
【iherb】おすすめビタミンCサプリメント一覧表
・ただのビタミンCサプリなら、日米で価格差はない
ビタミンCは「とにかく安いもの」が欲しい場合はあえてアメリカ製を買う必要はありません。
ネット通販での日本製ビタミンC粉末のまとめ買いで十分です。
amazonで売られているものでいちばん有名なのが1キロ1680円で売られている製品で、大量摂取などしなければ1年以上持ちます。
・しかし、安いビタミンCは問題が多い
このように、安いビタミンCを使用するなら日本で売られているもので十分なのですが、そのような「安いビタミンC」には以下のような問題があります。
- 酸性なので胃が痛くなる
- 酸性なので下痢を引き起こす
- 吸収率が低い(約15%)ので、飲み込んだビタミンCのほとんどが体外に排出される
- タイムリリース加工などをしていないので、吸収した分もすぐおしっことして体外に排出される
(※タイムリリース加工とは、ゆっくりと錠剤が溶ける様に加工したもの。これにより、長く体内に成分が供給され続けるようになる)
ここで紹介するビタミンCはそのような「安かろう悪かろう」のビタミンCではなく、きちんと対策を施した製品に絞りたいと思います。
・ビタミンCの適正量は個人差が大きい
ビタミンCの摂取量はどのサプリメントも「1日1gの摂取」を推奨しています。
しかし、実はビタミンCの適正摂取量は個人差が激しいのです。
例えば喫煙者、もしくは喫煙者と生活している場合は一般の人より大量のビタミンCを消費しますので「1日2~3g」は欲しいところですし、何らかの理由で日常的に強いストレス状態下にある人も普通より多めのビタミンC摂取が必要です。
私の場合は、ビタミンC1gを朝晩2回摂取という、一般より多めの量のビタミンCを摂るようにしてから体の調子が劇的によくなりました。
例えば睡眠時間が5~6時間程度でも昼間眠気に襲われるということがなくなりましたし、歯茎の腫れとも無縁になっています。
使用説明書どおりの1日1gずつ服用している時はこれといった効果も感じず、「仮眠を含め9時間ほど寝てもまだ眠い」「ほぼ毎月歯茎の腫れと痛みに耐える」という状況だったのでかなり助かっています。
このように、使用説明書通りの量と回数が必ずしも自分に合っているとは限らないので「どうもいまいち効果を感じないな」と思っても惰性でそのまま摂取の仕方を変えずにいる、というのは懸命ではありません。
1、American HealthのエスターC
(商品のリンク→American Health, Ester-C, with Citrus Bioflavonoids, 500 mg, 450 Veggie Tabs)
この製品の優れている点は
- ほぼ中性なので胃痛にならない(通常のビタミンCは酸性で、胃への負担がすごい)
- タイムリリース加工なので、すぐおしっこにならずに体内に長くとどまる
- タイムリリース加工なので、飲む回数が少なくて済む(ただ、風邪をひいた時は回数を増やすのがいい)
- ビオフラボノイド(別名ビタミンP)を加える事でビタミンCの効果をあげている
- 500mg入りなので、朝晩に小分けに摂取できる
この5つです。
価格は1ドル110円計算で
・450錠入り(7.5か月分)29.99ドル(約3300円)
・1日2錠使用で1ヶ月約4ドル(約440円)
・問題は錠剤の大きさ
ただ、上の製品は「錠剤が大きい」という問題があります。
「割ればいいだろ」と思われるかもしれませんが、割ってしまうとタイムリリース効果がなくなるので割ってはいけません。
表面がつるつるなので慣れると問題なく飲めるのですが、どうしてもダメという場合は仕方がないので割ってしまうか、下のカプセル版を使うことになります。
(商品のリンク→American Health, Ester-C, 500 mg with Citrus Bioflavonoids, 240 Capsules)
価格は1ドル110円計算で、
・240カプセル(4か月分)入り22.13ドル(約2430円)
・1日2回使用で1か月約5.5ドル(約609円)
2、値段は高いけど効果も高いリポソームビタミンC
(商品のリンク→LypriCel, Liposomal Vitamin C, 30 Packets, 0.2 fl oz (5.7 ml) Each)
※こちらもどうぞ
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「リポソームビタミンCを1年間飲み続けてどんな効果・変化があったのか?」の報告
リポソーム化したビタミンC。
通常、ビタミンCサプリは摂取してもその多くが破壊され、吸収されずに終わってしまいます。
この製品は吸収率を上げるために「ナノテクを使って直接血管にビタミンCをぶち込もう」というものです。
血管にビタミンCを入れるには点滴が一番確実ですが、さすがに毎日点滴を打つわけには行かないのでこのリポソーム化でそれを実現しようというのです。
(※ちなみに、本当に毎日点滴でビタミンCを血管に直接入れる治療法があり、「高濃度ビタミンC点滴療法」という名前で抗がん治療をしていたりします。)
そして、アメリカ国立衛生研究所の実験では、通常のビタミンCの吸収率は15%なのに対し、このようなリポソーム化した場合の吸収率は90%台に跳ね上がったという結果が出ています。
その結果、下のグラフのように、血液中のビタミンC濃度も一気に跳ね上がります。
普通のビタミンCサプリは、いくら大量に摂取してもこのグラフのように「飽和限界の壁」があるのですが、リポソームビタミンCはその壁を突破して血中ビタミンC濃度を高く保つことができるのです。
そしてレビューを見ると「体調がよくなった」「シミが消えた」「毛穴が閉じた」「風邪を引かなくなった」などといった賞賛レビューの嵐となっています。
ちなみに、私が一番感じた効果は「風邪をひいても、ほとんど自覚できないくらい症状が抑えられるようになった」ことです。
それまで私は毎年10回は風邪をひく(しかもなぜか8月の真夏)状態でしたので、この効果には本当にうれしかったです。
しかし、効果が高い分値段も高く、「1日1袋使用で1か月40ドル(約4400円)」(1箱30袋入りで1か月分)もします。
さらに高濃度ビタミンC療法並みの効果を求めるなら1日3~5袋飲む必要があるわけですからコストはさらに跳ね上がります。
私は妥協して1日2袋にしていますが、これでもはっきりと自覚できるくらい体調や肌に変化があるので、確実に効果を得たいならこの1日2袋が妥当な線ではないかと思っています。
もちろん、レビュー通りの効果が本当にあるのなら決して高くはないのですが、ごく普通のビタミンCの効果なら上記の「1、アメリカンヘルスのエスターC」で十分ですので、「美容と健康のためにはお金はケチらない」という人向けの製品といえるでしょう。
・もはやiHerbで買うより日本のAmazonで買ったほうが安くて確実に買える
2019年に入ってからiHerbではこの製品の在庫切れが常態化して、もはや売る気がないとしか思えない状況になっています。
しかし、その間に日本のAmazonでメーカーが直販を始めていました。
しかもiHerbで買うより600円から900円ほど安く買えます。
※詳しくはこちらの記事で
「リプライセル(LypriCel)のリポソームビタミンCがiHerbで買えなくなった!」→Amazonで買えるようになってました(しかもiHerbで買うより安い)
2、ビタミンBコンプレックス
ビタミンBはB1~B12まで色々あるのですが、このB1~B12が全て入った「コンプレックス」というタイプを摂取するのが一般的です。
さらにビタミンBサプリメントには「非活性型」と「活性型」があります。
普通の人は価格が安い非活性型で十分なのですが、体質的にビタミンBを体内に取り込みにくい人(内臓が弱ってる高齢者など)は価格が高めの活性型を選ぶことになります。
なお、ビタミンBコンプレックスの中に入っているビタミンB3(別名ナイアシン)は血行を良くする作用があり、そのため「ナイアシンフラッシュ」という、体がむずむずする症状が出ることがあります。
もっとも、この現象自体はむしろ体調がよくなってる証拠なので心配する事はありません。
1、NOWのビタミンBコンプ(非活性型)
(商品のリンク→Now Foods, B-50, 250 Tablets)
Now Foodsという、最大手のメーカーの錠剤型ビタミンBコンプレックス。
これを勧める理由は「安い!それだけ!」です。
Now Foodsというメーカーは高品質製品を出すメーカではなく、普及版レベルの品質を出すメーカーです。
それゆえ、一部に強烈なNow foodsアンチが存在するのですが、こだわりがなければこのメーカーの品質で十分です。
価格は1ドル110円計算で、
・250錠(約8か月分)入り17.99ドル(約1979円)
・1日1錠使用で1ヶ月約2.16ドル(約237円)
ただ、ビタミンBは水溶性なのでビタミンC同様、おしっことして体外に排出しやすいという問題があります。
そのため、風を引いたときなど、特に効果を高めたい時は朝晩2回飲むようにしましょう。
この製品でよく問題にされるのが「錠剤が大きい」ということです。
ビタミンCの錠剤型同様、表面が飲みやすいようにコーティングされていますので慣れればなんてことないのですが、「どうしても飲み込めない」という人は錠剤を割るか、下のカプセル型に切り替えることになります。
(カプセル版の商品のリンク→Now Foods, B-50, 250 Veg Capsules)
成分は錠剤型と差はありません。
価格は1ドル110円計算で、
・250錠(約8か月分)入り17.99ドル(約1979円)
・1日1錠使用で1ヶ月約2.16ドル(約237円)
2、Thorne Researchの活性型ビタミンBコンプ
(商品のリンク→Thorne Research, Basic B Complex, 60 Veggie Caps)
活性型のビタミンBです。
上の非活性型でいまいち効果を感じない場合に手を出す製品です。
高齢者や内臓が弱っている人、消化液の量と質が悪い人はビタミンBをうまく処理・吸収できないらしく、普通のビタミンBサプリでは効果が弱いので、このような活性型に手を出さざるを得ないのです。
さらに、この製品は葉酸とB12はメチル化までされています。
こう書くと「活性型?」「メチル化?」と疑問に思われるでしょうが、
- 活性型=「内臓が弱ってる人でも効果が出やすい処理をした」
- メチル化=「体への悪影響リスクを減らした」
くらいの認識で十分です。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル(2か月分)入りで20.50ドル(約2260円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月10.25ドル(約1128円)
なお、メーカーの製品説明(英語版)では「1日1~3カプセル」と書いてありますが、普通は1日1カプセル、より高い効果を期待して飲むにしても朝晩の1日2カプセルで十分でしょう。
(※2018年3月現在、日本語の製品解説では「1日3カプセル」と間違って訳されてます。)
3、値段は高いけど効果も高いリポソームビタミンB
(商品のリンク→LypriCel, Liposomal B Complex Plus, 30 Packets, 0.2 fl oz (6 ml) Each)
ビタミンCの項目で「リポソームビタミンC」という、強烈な効果のあるビタミンCサプリを紹介しましたが、これはそのビタミンB版です。
この製品もやはりリポソームらしく、「高吸収率」「高血中濃度の維持」が期待でき、これを超えるビタミンBサプリはないと言っていい製品です。
私がこのリポソームビタミンBで一番感じたのは「肌」への効果です。
ビタミンBはストレスによる体へのダメージを軽減する作用があるわけですが、ストレスによるダメージは肌に一番出やすいのです。
このリポソームビタミンBはその強烈な作用によってストレスによる体のダメージを強力に回復させてくれるわけですから、当然肌の状態も一気に改善するのです。
リポソームビタミンCも肌の状態を改善する作用があるので、合わせて飲めば相乗効果も期待できます。
この他にも
・老化の原因となるAGE(終末糖化産物)の生成を阻止
・血糖値を安定させる
・減量効果
などがこのリポソームビタミンB製品の効能としてあげられます。
「AGE(終末糖化産物)」は一般にはあまり馴染みがない存在なのでピンと来ないかもしれませんが、「老化の速度はこのAGEの量で決まる」と言われており、決して軽視できない毒性の強い物質です。
特に、「年の割に老け顔の人(私もその一人)」はこの体内のAGE量が多い可能性がありますから注意した方がいいでしょう。
AGEについてはこのサイトがわかりやすくまとめています。
と、いいことばかり書いてきましたが、やはりここでも問題になるのがその値段で、1ヶ月あたり約5500円(1ドル110円計算)もします。
テレビでやっている怪しげな若返りサプリなんかは月1万円近くするものもありますから、そう考えると決して高すぎるというわけではないのですが、やはりそこはお財布と相談ということになります。
価格は1ドル110円計算で、1ヶ月分(30袋)入り49.95ドル(約5500円)。
この製品を使用する際、最も注意すべき点は「亜鉛」「セレン」「クロム」「ボロン(ホウ素)」「バナジウム」サプリを別途摂取している場合は摂取を控えたほうがいい、ということです。
含有量は大したことはないので気にするほどではないのかもしれないのですが、万が一過剰摂取になった場合はそれなりにリスクがあります。
「このリポソームビタミンBサプリを飲んで逆に体調が悪くなった」というレビューがいくつかありますが、この過剰摂取の可能性もあります。
3、ビタミンD(D3)(あまり太陽に当たらない人、うつ予防)
・今までの通説「日光に当たればビタミンDは足りるからサプリなんかいらない」→そもそも現代人は日光に当たらなくなっている
昭和の頃は「太陽に当たることはいいことだ」「真っ黒に日焼けした肌こそ美しい肌」という風潮があり、実際大人も子供も真っ黒だったのは当時のテレビ番組を見るとよくわかります。
進学塾で勉強ばかりしている子供ですらみんな綺麗に日焼けをしているという、今では考えられないような光景が見られたものです。
そしてビタミンDは日光に当たることで体内で合成されるわけですから、みんなが日光によく当たっていた時代にはたしかにビタミンDサプリを摂る必要性などなかったのは事実です。
しかし、90年代以降オゾンホールへの問題意識が広まった結果「紫外線がいかに体に悪いのか」ということが知られるようになり、それ以降日光に当たることを意識的に避ける人が増えています。
そして2017年のNHKのガッテン「緊急報告!日本人の体に異変?骨・筋肉のパワーがよみがえるSP」でも放送された通り、特に10代20代にこれは顕著で、この世代ではビタミンDの不足状態が当たり前になっている有様です。
日光にあたらなくなっている今の多くの日本人とってビタミンDはもはやサプリメントで摂らないといけないビタミンになってしまったと言ってもいいかもしれません。
・日光浴だけでは限界がある地域・季節がある
ビタミンDは太陽に当たれば体内で合成されるので欠乏することはないというのは事実ですが、ここに大きな落とし穴があります。
季節や緯度によってビタミンD生成に必要な時間はかなり変わるのです。
例えば日差しが一年で一番弱くなる12月の正午で比較した場合、那覇では8分で必要量が生成されますが、札幌では76分も必要となります。
さらに言えば、そもそも毎日太陽が出ているという保証も無いわけです。
特に日本海側は冬になると晴れの日がめっきり減ります。
このような「冬季に日差しが弱く、晴れの日が少ない」地域ではたとえ一日中屋外での仕事をしている人でもサプリメントでビタミンDを摂る必要性が生じてきます。
・風邪・インフルエンザ対策、うつ病対策としての効果も
ビタミンDは骨を強くする作用が知られていますが、さらに最近では「ビタミンDの大量摂取による健康への効果」として「免疫強化」「インフルエンザ予防」「うつ症状の予防」などの可能性が上がる様になり、特にインフルエンザ予防効果の実験では「ビタミンDを摂取した対照群は、そうでない対照群に比べ、42%も季節性インフルエンザに罹患する率が低かった」という実験結果も出ています。
また、うつに関しても、統合失調症や躁うつ病患者の、ビタミンDの血中濃度を調べると、基準値を上回っていたのは14%で、基準値を満たしていない人にビタミンDサプリを与えるとその症状が緩和されたという報告もあります。
冬は日照時間が減ることも考えると、「ビタミンDは冬には必須のビタミン」と言えるでしょう。
・ビタミンDは1日5000IUが目安
ビタミンDは、一般に「一日当たり5000IU摂れば必要十分」と言われています。
しかしくる病など、ビタミンD欠乏症状が出ている場合は1万IU摂取する必要があります。
1、California Gold NutritionのビタミンD3(5000IU)
(商品のリンク→California Gold Nutrition, Vitamin D3, 125 mcg (5,000 IU), 360 Fish Gelatin Softgels)
コスパの良さが売りの製品です。
ビタミンDサプリは「高吸収」や「ビタミンK入り(ビタミンKは骨を強くする作用がある)」など、色々なものが出ていますが、はっきり言ってどれもこれも大差ありません。
高吸収タイプは活性型ですが、そもそも5000IUも摂ってれば吸収率が多少高くなったところで大差ないですし、ビタミンKも長期間の抗生物質投与や断食でもしない限りは不足することはまずありえません。
この製品のようにコスパ重視の製品を選びましょう。
この製品の一番の利点はコスパの良さではあるのですが、この製品は他のメーカーのコスパ重視製品より優れている点が2つあります。
「遺伝子組み換え製品を使っていない」「魚のゼラチンで作ったカプセルを使っている」の2点です。
サプリで使われるカプセルは牛ゼラチンから作ったものが一般的なのですが、この牛カプセルはごくまれにアレルギーが出る人がいるのです。
魚のゼラチンを使うことでそのリスクを避けられるのです。
価格は1ドル110円計算で、
・360カプセル(約1年分)入り11ドル(1210円)
・1ヶ月約0.92ドル(約101円)
4、ビタミンE
ビタミンEの効果は一言で言えば「若返り」です。
具体的には「抗酸化」「血行改善」「細胞の老化を防ぐ」「美肌」「ホルモンバランスを維持して月経前後の諸症状を改善」などがあげられます。
過剰摂取による弊害は「骨粗しょう症」が最近指摘され始めていますが、「1日2000IU」とかなりの量をとってようやく起こる物です。
ビタミンEサプリメントは多くても1錠で400IU程度の含有量ですから、一度に何錠も飲まない限りは気にする必要は無いでしょう。
なお、ビタミンEを摂取する時は、効果を上げるためにできれば「ビタミンCとセット」で摂取することをおすすめします。
1、Healthy OriginsのビタミンE(400IU)
(商品のリンク→Healthy Origins, E- 400, 360 Softgels)
この製品の特長は
- α・β・γ・δの4つのフォームを含む混合ビタミンE
- 天然素材
という、「より高いビタミンEの効果が期待できる」2つの条件を満たしていることです。
価格は1ドル110円計算で、
・360カプセル(約1年分)入り21.58ドル(約2374円)
・1ヶ月約1.8ドル(約198円)
5、ベータカロチン(ビタミンA)
ビタミンAは通常「ベータカロチン」の形で取ります。
というのも、ビタミンAをそのまま摂取しては過剰摂取になる可能性があるからです。
一方、ベータカロチンの形でビタミンAを摂ると、過剰な摂取分は排出され、必要な分だけビタミンAに変化します。
ビタミンA不足は「日本に住んでいて平均的な食生活をしている」限りはまずありえませんが、「まったく野菜・果物を摂らない」という極端な食生活をしている場合はサプリメントで補う必要性が出てきます。
このように、一般の人は欠乏症を気にしてベータカロチンサプリを使用する必要性は低いのですが、ベータカロチンの効果には他に「白内障・加齢黄斑変性症の予防、進行を遅らせる」「粘膜を強化して口内炎・歯周病の予防・改善」「皮膚の修復を早めることによる美肌効果」などがあるといわれていますので、サプリメントを使用するのはそれらの効果を狙う目的が一般的ではないかと思います。
1、Now Foodsのベータカロチン
(商品のリンク→Now Foods, Natural Beta Carotene, 25,000 IU, 180 Softgels)
何の変哲も無いただのベータカロチン。原料はドナリエラ・サリナという「藻」。
価格は1ドル110円計算で、
・6か月分入り17.98ドル(約1978円)
・1ヶ月約3ドル(約330円)
本当に何の変哲も無いベータカロチンですが、こだわりがなければこれで十分です。
2、原料にこだわって、色々な種類のカロチンを入れたJarrow Formulasのベータカロチン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, CarotenALL, Mixed Carotenoid Complex, 60 Softgels)
1の製品は何の変哲も無いベータカロチンでしたが、これは
- ヤシの実から抽出したベータカロチン
- アルファカロチンなど、数種類のカルデノイドが入っている
と、原料にこだわり、かつ、ベータカロチン以外のカルデノイドも入った製品です。
入っているカルデノイドは具体的には「アルファカロチン」「ルテイン」「リコピン」「ゼアキサンチン」「スタキサンチン」の5種類です。
これらは「抗酸化作用」を期待できる成分で、例えばルテインとリコピンは視力回復や白内障などに効果を期待できますし、他の成分もアンチエイジング(老化防止)効果を期待できます。
価格は1ドル110円計算で、
・2か月分入り15.68ドル(約1725円)
・1ヶ月7.84ドル(約862円)
6、カルシウム・マグネシウム
・カルシウムはマグネシウムと一緒に摂ってこそ意味がある
日本人の多くがカルシウム不足であることがすでに知られていますので、カルシウム摂取の必要性についてはいまさら語るまでも無いでしょう。
しかし、あまり知られていないのですが、実は「カルシウムはマグネシウムと一緒に摂ってこそ意味がある」ものなのです。
というのも、カルシウムはマグネシウムとセットで働くことが多く、たとえカルシウムだけを大量に摂っても、マグネシウムが不足しているとカルシウムの働きが著しく弱まってしまうのです。
「乳製品をよく摂る国のほうが実は骨粗しょう症患者が多い」という話も、乳製品だけではカルシウム過多でマグネシウムが不足してしまうのが原因だという説があるくらいです。
また、骨だけではなく、体の中の各細胞や器官(特に心臓)もカルシウムとマグネシウムがバランスよく存在することで上手く働くことができます。
バランスよく摂らずにマグネシウムだけが少なくなってしまうと、足がつったり、偏頭痛が起きたり、高血圧になったり、不整脈が起きたりとさまざまな弊害が出てきます。
日本ではマグネシウムの重要性がまったくと言っていいほど理解されていませんが、「カルシウムだけを大量に摂っても余り意味が無い、むしろ弊害すら出る」ということを覚えておいてください。
・摂取のタイミングの理想は空腹時&分けて飲む
摂取のタイミングですが、「空腹時」が理想です。
これは、食事の中にはカルシウム・マグネシウムの吸収を阻害する成分がかなり含まれていること、および、カルシウム自体が胃酸を中和させてしまい、消化が悪くなる可能性があるためです。
しかし、空腹時にカルシウムのようなミネラルサプリを摂ると胃が痛くなる人もいます。
その場合は妥協して食後に飲むか、胃に優しい処方をした高めの製品を摂ることになります。
また、このサプリは一度にまとめて飲むということはせず、1日の中で何度かに分けて飲むようにしてください。
ミネラルは一度に吸収される量に上限(例えばカルシウムは500mg)があるためです。
1、コスパがいい21st Centuryのカルシウム・マグネシウムサプリ(亜鉛とビタミンD3入り)
(商品のリンク→21st Century, Cal Mag Zinc + D3, 90 Tablets)
この製品の特長は
・「1ヶ月あたり300円強」と安い
・「亜鉛15mg」と、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD3」が入ってる
の2点です。
特にこだわりがなければこの製品で十分です。
ただし、気になる点もあります。
価格を抑えるため、「二酸化ケイ素」と「酸化チタン」が使われているのです。
この2つは日本でもよく使われる食品添加物で、大量に摂取しない限りは特に害はないのですが、「食品添加物の摂取は避けたい」というこだわりのある人はこの製品に手を出すべきではないでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・90錠(1ヶ月分)入り2.99ドル(約329円)
1製品当たり1ヶ月分しか入っていないので、3製品単位で買って5%割引にするのがおすすめです。
2、胃に優しい処方をしたRainbow Lightカルシウム・マグネシウムサプリ(ビタミンD3入り)
(商品のリンク→Rainbow Light, Just Once, Food-Based Calcium, 180 Tablets)
この製品は、
・胃への負担を軽くするため、「ベタイン(胃酸が薄くなりすぎるのを抑える)」が入っている
・カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD3」が入ってる
・吸収率を上げる「キレート加工」をしている
・スピルリナ(クロレラ・ユーグレナと同じようなもの)も少し入っている
と、いろいろこだわった製品です。
ただ、胃への負担を軽くしたい人でなければ手を出す必要性は低い製品でもあります。
価格は1ドル110円計算で、
・180錠(3ヶ月分)入り17.65ドル(1942円)
・1日2錠使用で1ヶ月約5.88ドル(647円)
3、多めの亜鉛入り&吸収されやすいキレート化したカルシウム・マグネシウムサプリ
(商品のリンク→American Health, Chelated Calcium Magnesium Zinc, 250 Tablets)
詳しくは次の7、亜鉛で解説しますが、実は日本ではカルシウムマグネシウムだけでなく亜鉛も不足している人が多いのです。
この製品は、その亜鉛が1日25mg(3錠摂取時)摂れる製品です。
亜鉛不足を解消するにはこれくらいが必要十分な量ですので、いちいち別途亜鉛サプリを購入する必要もなくなり楽です。
またこの製品はカルシウムをキレート化しています。
キレート化というのは吸収率を上げる処置を施したもので、ミネラルのような吸収率の低い成分でよく行われています。
さらにこの製品の優れているところは、錠剤のサイズが小さく、表面もつるつるなので非常に飲みやすいという点です。
アメリカのサプリはどれもこれもビッグサイズのものばかりですが、この製品の錠剤はアメリカのサプリにしては小さめにできており、あまり大きいものを飲み込めない体型の人でもやさしい製品と言えます。
なお、以前はCountry Life, Calcium Magnesium Zinc, 250 Tabletsという製品を紹介していたのですが、こちらの方が「飲みやすさ」「吸収のされやすさ」「価格」の面で上なので差し替えました。
価格は1ドル110円計算で、
・250錠(3か月弱分)入り10.06ドル(約1107円)
・1日3錠使用で1ヶ月約3.62ドル(約398円)
7、亜鉛
まずはみなさんの手と足の爪を見てください。
爪に下の画像のような「白い斑点」があるでしょうか?
おめでとうございます!
それは幸運の白点で、近々いいことが・・・
なんて事はなく、おそらくただの亜鉛不足です。
もちろん、亜鉛以外が原因の場合もありますが、多くの場合は亜鉛不足です。
この白い斑点が出ていたら亜鉛不足のメッセージである可能性が高いので亜鉛を摂りましょう。
摂取のタイミングは、カルシウム・マグネシウム同様「空腹時」が理想ですが、空腹時に飲むと胃が痛む人がいるので無理をせずに食事中や食後に摂取しましょう。
また、硬質の水(ミネラルウォーターなど)と一緒に飲まないでください。
下痢や腹痛の元です。
・亜鉛と鉛は全くの別物
勘違いしている人が非常に多いのですが、「亜鉛と鉛はまったくの別物」です。
「亜~」というのは、関連性が強いことを意味する表現なので「亜鉛と鉛は親戚みたいなものだろ」と思われがちですが、「まったくの赤の他人」です。
はっきり言ってただの「ネーミングミス」です。
なぜこんなことを書いたかと言いますと、亜鉛サプリの話をすると「鉛中毒になって危険だ」と言い出す人が必ずいるからです。
何度も言いますが、この2つは全くの別物で、亜鉛を過剰摂取した場合も「胃障害・めまい・吐き気」などの症状が「まれに」出る程度です。
1、カルシウムマグネシウムと一緒に摂るタイプ
(商品のリンク→American Health, Chelated Calcium Magnesium Zinc, 250 Tablets)
「6、カルシウム・マグネシウム」でも紹介した製品です。
日本人の多くがカルシウムとマグネシウムも不足しているので一緒に摂ってしまおうというわけです。
亜鉛25mg入りで、亜鉛の1日の摂取量の上限とされる30mgを越えていないので安心です。
ただ、年齢や体質の問題で「ほとんどの亜鉛が吸収されない」という人もいます。
そのような人は次に紹介する「キレート加工をして吸収率をあげた亜鉛」を摂るようにしましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・250錠(3か月弱分)入り10.06ドル(約1107円)
・1日3錠使用で1ヶ月約3.62ドル(約398円)
2、キレート加工した亜鉛
(商品のリンク→Nature's Way, Zinc Chelate, 30 mg, 100 Capsules)
「キレート加工」という、吸収率を数倍上げてくれる処置をした亜鉛サプリです。
吸収率が上がった分、含有量も30mgに抑えられています。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル(約3ヶ月)入り4.8ドル(528円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月約1.44ドル(約158円)
3、「L-OptiZinc」という、吸収率を大幅に上げた製品
(商品のリンク→Now Foods, L-OptiZinc, 30 mg, 100 Capsules)
Lオプチという、「吸収率を大幅アップさせた亜鉛サプリ」という触込みで、90年代頃から男性向け雑誌有名になった製品です。
(「男性向け雑誌」ということからもわかる通り、使用目的はもっぱら「あれ」です)
上であげたキレート加工と似ていますが、違う点は「銅」が入っている点です。
銅が入っている理由としては、
・「亜鉛の過剰摂取を長期間続けると銅の吸収を阻害するようになる」可能性があるから
・亜鉛は銅とバランスよく摂取したほうが吸収率が上がりやすいから
の2つが考えられます。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル(約3ヶ月)入り5.98ドル(約658円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月約1.79ドル(約197円)。
8、カリウム(高血圧・足がつる・むくみ対策)
・塩分を排出し、高血圧に効果がある
「カリウムは高血圧に効く」というのはもはや疑いを挟む余地すらない事実なのですが、なぜか日本ではいまいち知られていません。
アメリカでは2002年以降、高血圧予防と治療のためにナトリウム摂取の制限とカリウム摂取量を増やすように啓蒙活動を繰り返していて、一般の人達もカリウムの効果を認識しているのですが、残念ながら日本ではカリウムの効果についてはまったくと言っていいほど認識されていません。
ただでさえ元々ナトリウム(塩分)摂取量が多い日本人なのに、これはあまりにも意識が低すぎるといって良いでしょう。
・「足がつる」「むくみ」への効果も期待できる
カリウムは他に「足がつる」「むくみ」などの症状への効果も期待できます。
この2つは細胞内のナトリウムとカリウムのアンバランスが原因の場合が多いからです。
もちろん、足のつりやむくみの原因がカリウム不足以外にある場合はカリウムサプリを飲んでも効果がないのはいうまでもありませんが、カリウムサプリはそれほど高いサプリでもないのでダメ元で試してみる価値はあると思います。
ちなみに私の母親はカリウムを摂取しても足がつる症状の改善は見られませんでしたが、顔のたるみが減りシャープになりました。
・なぜかカリウム摂取が怖がられている日本
なぜか日本ではカリウムに対するリスクが異常なほど誇張され、間違って伝わっているという問題があります。
よくあるのが「カリウムを摂ると腎臓に悪い」というものです。
これは私自身がもう嫌ってほど聞かされた、典型的な間違った情報です。
実際は「カリウムを摂ると腎臓に悪い」のではなく「腎臓が悪いとカリウムは体に悪い」なのです。
順番が逆になって広まっているわけです。
さらに、「減塩用の食卓塩(ナトリウムの代わりにカリウムが入っている製品)を使ったら、数十人が心停止をして死亡した」などという、あからさまなデマまで流れている始末です。
もし本当にそんなことがおきたらとっくにニュースになっているわけですが、このような人は「それはメーカーと報道機関が結託して隠蔽してるんだ!」などと言いはじめるので相手にするだけ無駄と言えます。
・カリウムサプリを飲んではいけない人もいる
さて、そのようなデマはさておき、カリウム摂取が危険な場合もあります。
それは上記のように「腎臓の機能が弱っている」場合です。
特に腎不全レベルに達している場合、カリウムの排出が行われず、「高カリウム血症」を発症し、本当に心停止しかねません。
このような人はカリウムサプリを絶対に摂ってはいけません。
もちろん、たとえ腎臓が健康であっても、尋常ではない量のカリウムを一気に飲めば同じ症状が起きる可能性があるのはいうまでもありません。
1、コスパがいい21st Centuryのグルコン酸カリウム
(商品のリンク→21st Century, Potassium Gluconate, 595 mg, 110 Tablets)
21st Centuryのグルコン酸カリウムのサプリメントです。
以前はNow Foodsのこちらの商品をお勧めしてたのですが、この21st Centuryの製品がNow foodsの製品の約半額になったので今はこちらをお勧めします。
「グルコン酸カリウム」というのは聞きなれない言葉でしょうが、そのままの名前で薬が処方されているほど代表的なカリウムです。
問題となるのは「どれだけ摂ればいいのか?」ということです。
WHOは「成人病、高血圧予防には1日3500mgを目安に」と言っています。
日本人の1日当たりカリウム平均摂取量は男性が約2300mg、女性が約2200mgですから数字上は「1200~1300mg」摂る必要があります。
一方国は「男性が約3000mg、女性が約2600mg」とやや少なめの量を要求しています。
しかしこの数字は「塩分摂取量を以前と変えない」「運動をして汗を流さない」という前提のものです。
高血圧にしろ、足のつりにしろ、大事なのは「体内のナトリウムとカリウムの比率」ですから、ここまでカリウムを摂らなくても、塩分摂取量を減らしたり、運動で汗をかくことによって排出したりすれば必要なカリウム量は減らせるわけです。
もちろん、運動で汗をかくとカリウムも排出されるのですが、それをはるかに越える量のナトリウムも排出されますので、運動で汗を流すのは塩分の摂りすぎ対策として優れているのです。
(※運動でどれくらい塩分が排出されるのかを調べた記事もあるので参考にしてください。)
「で、結局どれだけ摂ればいいの?」という話ですが、残念ながら「適量を自分で探しましょう」が答えです。
「最初は毎食1錠ずつで試してみて、効果がいまいちならさらに増やしていく」というように、体の反応を見ながら試していくしかありません。
価格は1ドル110円計算で、
・1錠99mgのカリウム入り110錠で2.24ドル(約246円)
・1錠当たり約0.02ドル(約2円)
なお、製品名にはでかでかと「595mg」と書かれていますが、これはカリウムの原料が1錠当たり595mgというだけであって、1錠当たりのカリウム含有量は99mgです。
9、メラトニン(睡眠障害・時差ぼけ対策)
※【関連記事】→昼夜逆転・時差ボケ・不眠症に効くメラトニンサプリ
・睡眠薬代わりに使われるメラトニン
「睡眠時にはメラトニンが分泌される」→「なら、メラトニンを摂れば好きな時に寝られるな」という発想から「睡眠薬の代用サプリ」として使われているのがメラトニンです。
「逆もまた真なり」の単純な理論なのですが、長く使われているサプリメントだけあって効果効能を証明する研究も多く、効果はそれなりに期待できるのではないかと思います。
ただ、「強いストレス」による睡眠障害にはいまいち効果がないという話もあります。
この場合はメラトニンよりも、ストレス対策のサプリ(たとえばビタミンBやトリプトファン)の方が効果があるかもしれません。
(ちなみに、うつ病持ちの人が「タイムリリース型」と「舌下錠タイプ」のメラトニンだけを使いまくる、という力技で不眠症を乗り切ったという例もあります)
・メラトニンの副作用リスクは低い
メラトニン摂取に大きな副作用はないのですが、よく指摘されるのが「悪夢をよく見る」というものがあります。
ただし、これは強い慢性的なストレス状態にある人にのみ起きるものだという説もあります。
もしくは、メラトニンの摂取をする人は不自然な睡眠をしがちなので、そのせいで眠りが浅くなり悪夢をよく見る、という考えもあります。
また、当たり前といえば当たり前ですが、大量に飲むと睡眠が深くなりすぎて寝起きが悪くなることがあります。
他には「14歳以下の子供、妊娠を希望する女性、妊婦、授乳中の女性は使用を避けた方がいい」というレポート(英語)もありますが、内容を見るとあまり程度の高くない大学の学生の論文レベルのものですので、相手にしなくてもいいでしょう。
・ただし、日本ではなぜか税関の規制対象
その他の問題としては、日本ではなぜかこのメラトニンサプリは税関の規制対象だということです。
そのため、個人輸入する際は「1度に二ヶ月分」までしか購入できません。
それ以上購入しても税関で没収されます。
ただし、あくまでも「1度に」なので、間を空ければまた購入できます。
目安としては、先に注文した製品が日本の空港に到着したタイミングで次の製品の注文を出すといいでしょう。
1、Now Foodsのメラトニン 3mg
(商品のリンク→Now Foods, Melatonin, 3 mg, 60 Capsules)
何の変哲もないただのメラトニンサプリです。
量も初心者向けの3mgです。
本当に何の変哲もないメラトニンサプリなのですが、普通はこのタイプで十分効果があります。
この製品で効果がなかった場合の選択肢としては
- 次で紹介するタイムリリース型に変える
- 吸収率のいい舌下錠タイプやリキッドタイプに変える
- 摂取量を増やす(上限は10mgといわれていますが、「その600倍摂取しても特に問題なし」という実験データもあります)
この3つです。
「60歳以上の場合は10~20mgほど摂らないと効果が無い」という話もありますが、どのような量と摂取方法が自分に合うかは結局のところ色々試行錯誤して見つけるしか無いでしょう。
さて、どのタイミングで使用するかですが、一般には「寝たい時間の30分~1時間前」といわれています。
しかし、実際には使用から効果が出るまでの時間には個人差があるようで、これもやはりいろいろ試してみて、自分に合った摂取タイミングを見つけ出すしかないようです。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル入り3.30ドル(363円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月1.15ドル(約127円)
2、Life Extensionのタイムリリース型のメラトニン 3mg
(商品のリンク→Life Extension, Melatonin, 6 Hour Timed Release, 3 mg, 60 Veggie Tabs)
上で紹介した「ただのメラトニン」の場合、メラトニンが数時間で全て吸収されてしまい、その後は錠剤からメラトニンの供給がなくなってしまいます。
普通の人はたとえ錠剤からのメラトニン供給がなくなっても、その後は自分自身の体からメラトニンが供給されるので問題はありません。
しかし、下の図のように「高齢者など、そもそも体からのメラトニン供給量が減っている」という人の場合、サプリからのメラトニン供給がなくなったとたん目が覚めてしまうことがあります。
このタイムリリース型は、飲んだ直後にメラトニンが全て吸収されてしまわないように加工されていて、6時間ほどかけてゆっくりと吸収されます。
そのため、睡眠時間中はメラトニンが供給され続けることが期待できるのです。
価格は1ドル110円計算で、
・60錠入り9ドル(990円)
・1日1錠使用で1ヶ月4.5ドル(445円)
3、Source Naturalsの即効性のある舌下錠タイプのメラトニン 2.5mg
(商品のリンク→Source Naturals, Melatonin, Peppermint Flavored Sublingual, 2.5 mg, 60 Tablets)
即効性があり、吸収率の高い「舌下錠」タイプのメラトニンです。
舌の下に入れ、なめながら布団に入ります。
(舌の裏に置き続けるのが難しい場合は普通の飴感覚でなめてください。それでも効果はあります)
メラトニンは2.5mgとやや少なめですが、吸収率が高いのでむしろ通常の3mgタイプよりも効果は強めです。
また、この製品は眠気が出るのが早いので、口に入れてから布団に入るまでに時間を空けないようにしましょう。
この製品は「入眠時は通常のメラトニンを使い、中途覚醒してしまった時にはこれをなめる」という使い方も考えられます。
価格は1ドル110円計算で、
・60錠入り6.29ドル(約692円)
・1日1錠使用で1ヶ月約3.15ドル(346円)
10、ホエイプロテイン(筋トレ・ウェイトトレ用)
※【関連記事】ホエイプロテインについてもっと掘り下げて知りたい方はこちら↓
iherb(アイハーブ)おすすめホエイプロテイン製品とその選び方
・ホエイプロテインは3種類+特殊な1種類と分類できる
ホエイプロテインにもいろいろ種類があり、またその分類法もさまざまなのですが、「WPC」「WPI」「WPH」の基本の3種類+特殊な「CFM」の1種類に分類するのが一番無難といえます。
序列としては「WPC<WPI<(CFM)<WPH」という並びになります。
また、この他にもウェイトゲイナーやタイムリリースといった特殊なホエイプロテインもあるのですが、それらの特殊はプロテインについて知りたい方は別記事のiherb(アイハーブ)おすすめホエイプロテイン製品とその選び方へどうぞ。
・安いホエイプロテイン製品はWPCばかりだが、注意も必要
コスパ重視でプロテインを購入しようとする場合、選択肢はWPCのプロテインに限定されてしまいます。
といっても、ただ単にタンパク質を取りたいだけなら別にWPCで十分です。
ただし、牛乳でお腹を下す人は要注意です。
このWPCは乳糖が入っているので、牛乳や乳製品に弱い人はお腹を下しやすいのです。
そのような人は「WPI以上のプロテインを使う」「食物繊維酵素サプリを併用する」のどちらかで対応可能です。
・ホエイとソイ
なお、「ホエイプロテイン=筋トレ用(男性用)、ソイプロテイン=ダイエット用(女性用)」という分け方をしている人が日本では多いのですが、実際にはそんな区別はありません。
ただ、使い分けがきちんとできる人が少ないので、事実上「筋トレ用のプロテインといったらホエイプロテイン」となっているだけの話です。
この偏見と誤解は結構根強く、男性がソイプロテインを飲んでいると「何だ、おまえ女かよ(笑)」とからかってくる人がいるほどです。
・プロテインバーというものもある
ちなみに、プロテインでも手軽さ、食べやすさを重視した「プロテインバー」というものがあります。
間食や、トレーニング以外でのプロテイン摂取の方法として食べられるお菓子風のプロテインです。
値段は1本150~300円と高めですが、プロテインのようにいちいちシャカシャカせず気軽に食べられるのが大きな利点です。
プロテインバーについては「15、プロテインバー」にて紹介しています。
・現在のコスパ争いでは「Optimum Nutrition」と「Muscletech」の2強。ただし・・・
これまでコスパ面では「Optimum Nutrition(通称「オプチ」)」の1強状態だったのですが、現在は「Muscletech」がかなり頑張っているようで、Optimum Nutritionとトップ争いするまでになっています。
ただ、この両社はコロコロと価格を変えるので、購入時は両社の価格を比較して安い方を買うようにすると良いでしょう。
(製品の質は両者とも大差ありません)
なお、Optimum Nutritionはタンパク質含有量が24g、Muscletechはタンパク質含有量が30gと24gの2種類と含有量に違いがあるので、価格比較の際は注意しましょう。
ただ、このコスパの比較はあくまでも「味が付いてるプロテイン製品の中では」であり、味のないものも含めた比較では3番めで紹介するCalifornia Gold Nutritionの味なし製品がコスパ最高となります。
1、Optimum NutritionのWPCホエイプロテイン(タンパク質24g)
(商品のリンク→Optimum Nutrition, Gold Standard, 100% Whey, Vanilla Ice Cream, 8 lb (3.63 kg))
2強のうちの1つがこの「Optimum Nutrition ゴールドスタンダード」シリーズの製品です。
オプチの中でも特にこの「袋入りタイプ」は大容量ということもあって価格が安くなっています。
ただ、この袋入りのタイプは価格が安い反面、味がこのバニラアイスクリーム味しかありません。
このバニラアイスクリーム味が合わなかった、もしくは飽きた場合、若干値段は上がりますが、次で紹介する同じオプチの「ボックス入り」ホエイプロテインを選択することになります。
価格は1ドル110円計算で
・117回分入りで88.19ドル(約9700円)
・1回当たり約0.75ドル(約83円)
ちなみにこの製品はよく在庫切れを起こします。
過去のパターンから考えると、そのうち販売そのものをやめる可能性もあります。
・Optimum Nutritionホエイプロテインボックスタイプ(タンパク質24g)
(商品のリンク→Optimum Nutrition, Gold Standard, 100% Whey, Double Rich Chocolate, 5 lbs (2,27 kg))
上の商品はダブルリッチチョコレート味ですが、味付けがいろいろあって選ぶことができます。
味は商品ページの「風味」ボタンから選べます。
(個人的には「Banana Cream」味が一番飲みやすかったので、この味ばかり買っています。)
価格は1ドル110円計算で
・74回分入りで59.99ドル(約6599円)
・1回当たり約0.81ドル(約89円)
2、MuscletechのWPCホエイプロテイン(タンパク質24g)
(商品のリンク→Muscletech, Nitro Tech, 100% Whey Gold, French Vanilla Creme, 5.53 lbs. (2.51 kg))
2強のもう1つがこの「Muscletech」のニトロテクシリーズの製品です。
額面上の価格ではオプチよりやや高いのですが、このメーカーはちょこちょこ20%引きセールをやるので、そのタイミングを狙って買うとオプチよりもかなり安く買うことができます。
「セールまで待っていられない!」という人は、価格が安定しているオプチのプロテインを購入しましょう。
上の商品リンクはフレンチバニラクリーム味ですが、この他にも
・クッキーとクリーム味
・ストロベリー味
・ダブルリッチチョコレート味
の3種類の味があります。
ちなみにこの製品の表にはデカデカと「WHEY ISOLATE」と、WPCの上位製品のWPI製品であるかのように書かれていますが、実際は「WPCにWPIをちょっと混ぜただけ」というもので、実質WPCと言っていい製品です。
(レビューでは思いっきり騙されている人だらけですが)
価格は1ドル110円計算で、
・77回分入りで66.02ドル(約7262円)
・1回当たり約0.86ドル(約94円)
3、高速吸収でお腹を下しにくいWPIホエイプロテイン(タンパク質27g)
WPIという、「タンパク質の含有率が高い」「吸収速度が速い」「乳糖がほとんど無いのでお腹を下しにくい」という特徴を持った製品です。
タンパク質含有量も、一回使用当たり27gと多めです。
ただし、この製品は全く味付けされていません。
そのため「トレーニングよりこのプロテインを飲むほうが苦痛」という散々なレビューをする人もいるくらいです。
(甘いのが苦手な私にはむしろこれくらいの方がありがたいのですが)
どうしても飲めない場合は、水ではなくアップルジュースやスポーツドリンクで割るのがおすすめですが、牛乳で割ってはいけません。
高速吸収で乳糖がほとんど無いという、このプロテインのメリットを消し去ってしまうためです。
ただ、味付けがないぶん、高コストのWPIであり、かつ、タンパク質含有量が27gあるにもかかわらず、WPCとほぼ同じ価格になっています。
これは味のまずさを考えても相当大きなメリットではないでしょうか?
価格は1ドル110円計算で、
・75回分入りで56.92ドル(約6261円)
・1回当たり約0.76ドル(約83.5円)
4、味がついているWPIホエイプロテイン(タンパク質25g)
(商品のリンク→Nature's Best, IsoPure, IsoPure, Low Carb Protein Powder, Dutch Chocolate, 4.5 lbs (2.04 kg))
「味がないと不味すぎて飲めない!」という人向けの、味がついたWPIホエイプロテインです。
この製品は無難なダッチチョコレート味なのですが、一つ問題があって、「在庫切れが多い」ということです。
在庫切れの場合は他の味を選びましょう。
味の種類は
・クリーミーバニラ味(66回分入り)
・バナナクリーム味(44回分入り)
・いちごクリーム味(44回分入り)
・コロンビアコーヒー味(42回分入り)
など、いろいろな味があります。
クリーミーバニラ以外はサイズが一回り小さいのですが、一回使用分あたりの価格はサイズが違ってもほぼ同じ価格になっています。
なお、この製品は商品説明で「31回分」となっていますが、これはタンパク質50g分を摂取した際の回数なので、「実質62回分入っている」と考えた方が良いでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・62回分入り69.17ドル(約7609円)
・1回当たり約1.12ドル(約123円)
5、吸収速度が段違いに早いWPHタイプ(タンパク質30g)
(商品のリンク→Optimum Nutrition, Platinum Hydro Whey, Turbo Chocolate, 3.5 lbs (1.59 kg))
日本では通称「ホエイペプチド」と言われるハイドロホエイプロテインです。
特長は
・吸収スピードがホエイプロテインで最速
・タンパク質が1回あたり30gと多め
・吸収速度をさらに上げるために7種の食物酵素入り
・乳糖が入ってないのでおなかを下す心配がない
・カロリーや脂質も他のホエイプロテインより低い
・溶けやすい
・内蔵(特に肝臓や腸)への負担が少ない
といいこと尽くめですが、その分値段も高く、上で紹介したWPCの約2倍になっています。
もっとも、「長年プロテインを使っていると肝臓が悪くなりがち」と言われるので、その健康リスクを軽減できることを考えると決して高すぎるということはないとは思うのですが。
なお、この製品も色々な味がありますので、商品ページの「風味」ボタンから選んでください。
価格は1ドル110円計算で
・40回分入りで67.98ドル(約7478円)
・1回当たり約1.70ドル(約187円)
11、ソイプロテイン(置き換えダイエット用)
便宜上「ダイエット用」と書きましたが、もちろん筋トレ・ウェイトトレーニングにも使えます。
ダイエットとして使う場合、使い方には2種類あり、
- 1食分をソイプロテインに置き換える(いわゆる「置き換えダイエット」)
- 毎食前にソイプロテインを飲むことで食欲を抑える
この2つです。
「置き換えダイエット」というのは、要するに1食抜いてカロリー摂取量を減らすダイエット法です。
しかし、ただ単に1食抜いただけで終わると「筋肉もやせてしまい、体重の割に太って見える」という、「何のためのダイエットかわからない」という結果になってしまいます。
それを避けるために、タンパク質をソイプロテインで補給するのです。
(勘違いされがちですが、タンパク質そのものでは太りません。太るのは炭水化物です)
ではどの食事を置き換えるのかというと、普通は「昼食」です。
朝食や夕食に比べ、負担が少ないためです。
もちろん、一般人と違うタイミングで食事をしている場合は置き換える食事が変わります。
例えば夜型の生活で夕食が事実上の昼食(2番目の食事)になっているという人は夕食を置き換えます。
他に「ソイプロテインを何で飲むのか?」という問題もあります。
一般には水なのですが、「水よりも牛乳(カロリーを考えると低脂肪乳)の方が消化が遅くなる」というメリットがあります。
消化が遅いとそれだけ長くおなかにプロテインがとどまるので、空腹感を軽くすることができます。
また、ソイプロテインには「消化が遅めで腹持ちがいい」という特性があります。
これを利用して「毎食前にソイプロテインを飲むことで食欲を抑える」という使い方もあります。
置き換えダイエットほどではないのですが、1日の総カロリー摂取量は確実に減ってきます。
これもできれば牛乳(もちろん低脂肪)とセットで飲みます。
ただ、さすがに毎食30g前後のプロテインを飲むのはきついでしょうから、3分の1ずつ3食といったところが現実的な量だと思います。
注意としては「このようなカロリー制限をするダイエット法は長く続けない」ことです。
糖質制限ダイエットの第一人者が早死にしたことからわかるように、何年も続けるべきダイエット法ではないのです。
このようなカロリー制限をするダイエット方よりも、「血糖値の上昇を抑える」ダイエット法の方が糖尿病予防にもなり健康的なのです。
「血糖値の上昇を抑える」ダイエット法に「低インスリンダイエット法」があります。
この「低インスリンダイエット法」のやり方は別の記事で詳しく書いていますので参考にしてください。
1、とにかく安い、Jarrow Formulasのソイプロテイン(タンパク質25g)
(商品のリンク→Jarrow Formulas, Iso-Rich Soy, Powder, 32 oz (908 g))
とにかくコスパがいいソイプロテインです。
メーカーも品質に提唱のあるJarrowです。
ただし、味がやや残念。
バニラ味なのですが、人口甘味料たっぷりで飲む際にやや苦痛を感じる味なのです。
また、なかなか溶けないのも難点ですが、これはソイプロテイン全般の問題ですのであきらめるしかありません。
価格は1ドル110円計算で、
・31回分入りで18.69ドル(約2056円)
・1回当たり約0.60ドル(約66円)
2、味では段違いのうまさのNaturadeのソイプロテイン(タンパク質13g)
(商品のリンク→Naturade, Total Soy, Meal Replacement, Chocolate, 19.1 oz (540 g))
チョコレート味のソイプロテインです。
チョコレート味が結構ついているので、上のJarrow Formulasの製品よりは美味しく飲めます。
問題はタンパク質の割合が低いことです。
1回当たり13gと、通常の半分ほどしか入っていません。
また、回数が15回分という中途半端なのも難点です。
「上で紹介したソイプロテインが不味くてどうしてもダメ」という人以外は手を出すべきではない製品といえます。
価格は1ドル110円計算で、
・15回分入りで13.16ドル(約1448円)
・1回当たり約0.87ドル(約97円)
1製品で半月分しかないことに注意してください。
3、青汁入りのParadise Herbsのソイプロテイン(タンパク質20g)
(商品のリンク→Paradise Herbs, ORAC-Energy, Protein & Greens, Original Unflavored, 16 oz (454 g))
青汁にソイプロテイン20gを入れた製品です。
(青汁の効果・効能についての解説は25、青汁の項目に任せます。)
「青汁とソイプロテインを一気に摂ろう」という欲張りな製品で、置き換えダイエット中におすすめの製品です。
というのも、置き換えダイエット中は野菜不足で肌がぼろぼろになりがちだからです。
また、この製品は「生きた酵素入り」で、「老化対策(アンチエイジング)効果」に優れています。
これは活性酸素を除去するSOD酵素というものを補充できるからです。
ただ、この製品で注意が必要なのは「(少量ながら)漢方薬がいくつか入っている」ということです。
例えばインド版朝鮮人参の「アシュワンダ」や「霊芝」、アメリカ版朝鮮人参の「アメリカニンジン」などです。
これらは血行を良くしてくれるので健康にはいい成分なのですが、これがどうも体質的に合わず、吐き気や痒みが出る人もいるようなのです。
もしそのような反応が出た場合は残念ながら服用をやめましょう。
また、15回分しか入っていないというのも難点です。
そのため、この製品は、「普段は他のソイプロテインを使い、数日に一回はこの青汁入りのソイプロテインにする」というのが現実的な使い方かもしれません。
価格は1ドル110円計算で、
・15回分入り24.99ドル(約2749円)
・1回使用当たり約1.67ドル(約183円)
12、BCAA(トレーニングや試合前・試合中に使用)
※【関連記事】BCAAについてもっと掘り下げて知りたい方はこちら↓
【iherb】おすすめBCAAサプリメント一覧表
BCAAの効果は簡単に言うと「筋トレ前に飲むとトレーニング効果が上がる(無理が効く様になる)」「試合(トレーニング)前・試合(トレーニング)中に飲むと筋力の低下を防げる」というものです。
「トレーニング効果が上がる」と言うのは、例えば今まで5回しか上がらなかったウェイトが7回上がるようになる、というようなことを意味します。
飲むタイミングですが、「飲んでから30~40分後に血中濃度のピークが来る」「ピークが来てから1時間後には半減する」という特徴があるので、それを考えて自分なりに調整します。
トレーニングや試合時間が短いのなら30~40分前の1回で十分ですし、長いのなら途中で30分~45分おきに何度か摂ります。
(ただし、「いや1時間おきでいい」などの異論もあるので、最終的にはやはり色々試してみて自分の体感で判断するしかないかと)
BCAAの形状には「パウダー」と「タブレット(カプセル)」のものがあります。
パウダーの方が安いのですが、非常に飲みにくいという問題があります。
(ただし、マラソン時はスペシャルドリンク用として使うことが多いのでむしろパウダーの方が扱いやすい)
アミノバイタルが出始めた頃のテレビCMで、上を向いて粉薬のように直接口に入れるシーンが放送されていましたが、慣れないうちはなかなかできません。
では水に溶かせばいいのか、といえば、今度はなかなか溶けません。
たっぷりのアクエリアスなどに入れて激しくシェイクし続けてようやく飲める状態になるという有様です。
と、パウダーの悪口ばかり書きましたが、パウダーの方がコスパが相当いいので結局はパウダーに落ち着くと思います。
摂取量ですが「最低2g、適正量は5g~10g」といったところです。
「2gを切ると効果は薄くなる」というのは裏付けるデータがあるのであまり異論はないのですが、適正量は異論だらけです。
とりあえずは製品の使用説明通りの量から始めるのが無難と言えるでしょう。
1、味の素製の原料を使った、品質・コスパ共に最高のBCAA
「ajipure」という、アミノバイタルと同じ物が入った製品。
にもかかわらず、本家本元のアミノバイタルの「5分の1の価格」というとんでもない安さになっています。
「国内で買うより逆輸入品の方が安い」という、日本メーカーにありがちな製品といえます。
この製品はBCAAが5.0g入っており、その内訳は
・ロイシン 2.5g
・イソロイシン 1.25g
・バリン 1.25g
と無難なもの。
問題としては、「BCAAだけ」しか入ってない製品なので、味は苦味しかないということです。
私は粉薬感覚で一気に飲み込むので問題ないのですが、溶かして飲む場合はなんらかの味付けをしたほうが良いでしょう。
なお、以前までこの項目ではMRMのBCAAをお勧めしてたのですが、完全にオワコンです。
この製品の登場で売上も真っ逆さまに落ちているようです。
価格は1ドル110円計算で、
・90回分入りで24.95ドル(約2745円)
・1回の使用当たり約0.28ドル(約30.5円)
2、飲みやすさ重視のEVLution Nutritionのカプセル型BCAA
(商品のリンク→EVLution Nutrition, BCAA 5000, 240 Capsules)
パウダー型より飲みやすいカプセル型のBCAAです。
一回使用当たり58.6円と、コスパ面では他を圧倒する安さなのですが、あまり知名度のないメーカーのせいか、売り上げランキングでも下位になっています。
このまま売上が悪いままだと、過去のパターンから考えて販売中止の恐れもありますので、在庫があるうちに買いだめしておきましょう。
この製品はBCAAが5.0g入っており、その内訳は
・ロイシン 2.5g
・イソロイシン 1.25g
・バリン 1.25g
と、よくある2:1:1の比率です。
また、このカプセル型のメリットは、飲みやすさの他に「パウダー型は各BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)がちゃんと混ざってないのでは?」という不安を解消してくれるというメリットもあります。
(もっとも、あまり気にする人はいないでしょうが。)
問題としては、一回あたり8カプセルも飲まないといけない、という点です。
正直言って、これはちょっとした手間です。
価格は1ドル110円計算で、
・30回分入りで15.99ドル(約1759円)
・1回の使用当たり約0.53ドル(約58.6円)
なお、この製品が在庫切れになった場合は、Dymatize Nutritionの製品を買いましょう。
1回使用当たり約0.66ドルとやや値段が上がりますが、これでもカプセル型の中では2番めの安さです。
注意として、この製品はBCAAを5gを摂るには9カプセル飲む必要があるということです。
3、粉末ジュース並の旨さで、自作スポーツドリンク作りに使えるエクステンド(Xtend)BCAA(グルタミン入り)
(商品のリンク→Scivation, Xtend, BCAAs, Watermelon, 40.6 oz (1152 g))
ajipureのBCAAはコスパがいい分、味も素っ気もありませんが、この製品はしっかりと味がついています。
イメージとしては「駄菓子屋で売っている粉末ジュースの素」に近いと言えます。
また、この製品は「電解質成分」という、アクエリアスやポカリスエットのような「水分の吸収を促進する成分」が入っているのでスポーツドリンクの素としても使えます。
これらの特長から、使い方としては通常のBCAAとしての使い方に加え、
・試合やトレーニング中の水分補給
・マラソン時のスペシャルドリンク
・アミノサプリや燃焼系アミノ式のような「アミノ系飲料」として常飲する
などがあり、通常のBCAAより使い方の幅が広い製品です。
成分は
・ロイシン 3.5g
・イソロイシン 1.75g
・バリン 1.75g
・グルタミン 2.5g
と、BCAA7gに加えグルタミンも2.5g入っています。
なお、このリンク先の製品はスイカ味(正確には「スイカバー味」に近い)ですが、他にもいろいろな味を選ぶことができます。
(私は「ぶどう」味が一番のお気に入りですが、ちょっと高めです)
注意なのが、「味によって内容量がバラバラ」であるということです。
価格だけを見て「お、これは安いな」と思っても、その分内容量が少ないということがありますので、ちゃんと内容量を確認した上で購入してください。
このスイカ味の価格は1ドル110円計算で、
・90回分入りで60.02ドル(約6602円)
・1回の使用当たり約0.67ドル(約73円)
13、L-グルタミン(筋肉の成長を助ける・胃腸薬代わり)
グルタミンの効果は色々あるのですが、大きく分けて「筋肉の成長を助ける」「胃腸の調子を整える」の2つです。
「筋肉の成長を助ける」と書きましたが、これはかなりおおざっぱな言い回しで、正確には「筋肉の分解を防ぐ」「筋肉疲労を減少させる」「成長ホルモンの分泌を促す(反論もある)」などが合わさって筋肉の成長を助ける、ということです。
特に「筋肉の分解を防ぐ」は重要で、この対策をしないと「トレーニングをすればするほど筋肉が落ちる」というカタボリックが発生します。
もちろん、グルタミンだけで防ぎきれるものではありませんが、かなり大きな役割を果たしてくれることは確かです。
グルタミンの摂取タイミングですが、「トレーニング後」が基本です。
効果を高めたい場合はこれに加えて「起床後」「就寝前」「トレーニング中(トレーニング前)」の3回分をプラスしますが、かなりハードなトレーニングをしている人以外はここまでやらなくても大丈夫です。
摂取量は5g~10gで、これもトレーニング強度に合わせて決めます。
グルタミンにはこの他、「胃腸の調子を整える」という効果もあります。
胃腸の調子が悪い時にグルタミンを飲むと胃腸の調子がよくなるのです。
実際、胃がしくしくする時にこれを飲むとすっと痛みが収まります(正確に言えば痛みがぼやけた感覚)。
もちろん、「胃腸の調子をよくしたいのなら素直にプロバイオティクス(乳酸菌など)か消化酵素を飲め」という話なのですが。
※【関連記事】【胃腸が弱い・太りたい人向け】iherb(アイハーブ)で買えるおすすめ消化酵素サプリメント
1、味の素製の原料を使った、品質・コスパ共に最高のパウダー型L-グルタミン
(商品のリンク→California Gold Nutrition, SPORT, AjiPure, Pure L-Glutamine Powder, 16 oz (454 g))
BCAAに続き、味の素製のグルタミンで、品質・コスパとも一番の製品。
グルタミンパウダー使用時の注意としては、「水に溶かしたらすぐ飲むこと」です。
これは水に溶かしてしばらくすると変質するためです。
価格は1ドル110円計算で、
・90回分入り15.95ドル(約1755円)
・1回の使用当たり約0.18ドル(約19.5円)
2、飲みやすいNow Foodsのカプセル型L-グルタミン
(商品のリンク→Now Foods, Sports, L-Glutamine, Double Strength, 1000 mg, 240 Capsules)
飲みやすいカプセル型のL-グルタミンです。
しかし、飲みやすさと引き替えにコスパはよくありません。
1カプセルで1gのL-グルタミンが入っているので、通常使用では1回あたり5カプセル使用することになります。
価格は1ドル110円計算で、
・48回分入り22.78ドル(約2506円)
・1回の使用当たり約0.47ドル(約52円)
14、クレアチン(筋持久力を伸ばす)
クレアチンの効果は簡単に言うと「筋肉のスタミナが長持ちする」というものです。
なので、飲む前よりハードなトレーニングができますし、試合なら以前より疲労しにくくなります。
クレアチンの使用で有名なのは「イギリスのリンフォード・クリスティがクレアチンを摂取することによって、100メートル走でカール・ルイスの記録を抜いて金メダル」というものと、激しいホームラン競争を繰り広げたマグワイアとサミー・ソーサの両者が使用していたという話です。
それ故、「ほとんどドーピングじゃないか!使用を規制しろ!」という声もあり、フランスでは未成年者の使用に規制がかかっているらしいです(きちんとしたソースが見つからないので「らしいです」という伝聞表現)。
さて、その使い方ですが、ざっくり書くと
- クレアチンを筋肉にため込む(普通は1日5gで1ヶ月、急速に効果を上げたいなら1日20gを5日~1週間)
- ため込んだ後は、毎日2~5gを飲んでクレアチンの補充
の流れです。
こう見ると急速に効果を上げる方法を採りたくなりますが、クレアチンを摂取する場合「いつもより多めの水を摂らないといけない」といけないという問題があります。
このため、20gを摂る方法だとかなりの量の水分補給をしなければならず、そのためトイレに行く回数も増え、腎臓にも負担がかかります。
特に学校や会社があると不都合が多くなりますので、自分の生活リズムにあった摂取方法を採りましょう。
この他、「内臓への負担を減らすため、1日3回前後に分けて摂る」「糖分の多い100%ジュースで飲むといい」「酸味の多いオレンジジュースはクレアチンが変質するのでよくない」「作り置きはだめ」など、摂取の際の細かいコツがたくさんあるのですが、そこまで解説すると別の記事が1つできる文章量になってしまいます。
「クレアチン 飲み方」で検索すれば、そのような細かいコツの解説をしてくれているブログやサイトがたくさんあるので、詳しい方法論についてはそちらにお任せします。
なお、そのような解説ブログ・サイトで紹介されている日本のクレアチンの価格を見た後にここで紹介する製品の価格を見ると、その安さに驚くと思います。
この安さの理由は、クレアチンはまだ日本ではマイナーな存在だからです。
そのため、アメリカと日本との需要の差から価格差が大きくなるのです。
1、高品質の「クレアピュア(Creapure)」を使ったOptimum Nutritionのクレアチン
(商品のリンク→Optimum Nutrition, Micronized Creatine Powder, Unflavored, 2.64 lb (1.2 kg))
「コスパ最高」というわけではないのですが、高品質のドイツ製「クレアピュア(Creapure)」というクレアチンを使っている製品の中では一番コスパがいい製品。
これよりも安い製品(Now Foods, Sports, Creatine Monohydrate, 100% Pure Powder, 2.2 lbs (1 kg))もあり、25%引きほどの値段なのですが、中国製です。
中国製といっても自社工場ですので製品の管理面ではそれほど心配はないのでしょうが、自分用に使うならまだしも他人に紹介する以上は勧められませんので、このOptimum Nutritionのクレアチンの方を紹介しました。
使い方ですが、通常の使い方は毎日5g摂取、急速に効果を上げたいのなら三食後+就寝前の4回それぞれ5g摂取が無難な使い方といったところでしょう。
なお、この製品は228回分とかなり多いので、「そんなにはいらない」という人はやや割高ですが57回分入りの製品(Optimum Nutrition, Micronized Creatine Powder, Unflavored, 10.6 oz (300 g))を購入しましょう。
いくらコスパがよくても、使い切らずに捨ててしまうくらいなら量の少ない方を買ったほうが結局は割安です。
価格は1ドル110円計算で、
・228回分入り33.82ドル(約3720円)
・1回の使用当たり約0.15ドル(約16円)
57回分入りの方の価格は1ドル110円計算で、
・57回分入り10.83ドル(約1191円)
・1回の使用当たり0.19ドル(約21円)
2、「クレアピュアより高品質」を謳(うた)う All American EFXのクレアチン(カプセル)
(商品のリンク→All American EFX, Kre-Alkalyn EFX, 240 Capsules)
クレアピュアよりも高品質であることをアピールしている製品です。
特徴は
- phをアルカリ性にしているので、胃酸に耐える作り
- それにより、吸収率と効力を高め、摂取量を抑えることが可能に
- さらに、二重盲検臨床試験で一般的なクレアチンより平均28.25%の強度増加を証明
と色々すごいことを言っています。
iHerbやアメリカのアマゾンのレビューを見ると評判はかなりいいようですが、この製品も他のサプリ同様、結局は自分で試してみて本当に宣伝通りの効果があるかを確認するしかないでしょう。
また、この製品はそのような高い効果があるというだけではなく、カプセル型なので飲みさすいというメリットもあります。
飲み方なのですが、体重により飲む量が変わり、
・体重が175ポンド(約80キロ)以下ならトレーニング30分前に1カプセル、トレーニング直後に1カプセル
・体重が175ポンド(約80キロ)以上ならトレーニング30分前に2カプセル、トレーニング直後に2カプセル
となっています。
体重が175ポンド(約80キロ)以下の場合、価格は1ドル110円計算で、
・120回分入り25.99ドル(約2859円)
・1回の使用当たり約0.22ドル(約24円)
15、プロテインバー・プロテインチップス(携帯用プロテイン・プロテインに飽きた人向け)
通常のプロテインは「溶かすのがめんどくさい」「飲む量も結構ある」「どんなに頑張っても味はそこそこ」「シェーカー(コップ)を洗うのがめんどくさい」「持ち運びしにくい」といろいろ面倒があるわけです。
そこで、もっと気軽にタンパク質を摂りたい場合、この「プロテインバー」を使います。
プロテインバーは名前の通り、プロテインの棒状のお菓子で、間食する感覚で気軽に食べられます。
もちろん、普通のプロテインとは違い吸収は遅いですし、何より値段が普通のプロテインより割高ですので完全に代用とはいきませんが、プロテインに飽き飽きしてきた時にこれがあると助かるわけです。
また、バーだけではなく、「プロテインクッキー」「プロテインホットケーキ」、そして「プロテインチップス」というものもあります。
特にプロテインチップスは、プロテインであることを忘れる美味しさなので、騙されたと思って一度試してほしい製品です。
日本ではプロテインチップスは全然知名度がないですが、本当にもったいない話です。
ちなみに、このプロテインバーを「ダイエット中の間食」や「糖質制限中の間食」として使うのがアメリカで流行っているようです。
1本200キロカロリー前後あるので、完全に糖質を抜くことにもならずに安全なのも人気なのでしょう。
(※完全に糖質を抜くことの危険性は、過去のダイエット実践者たちがさんざん証明してくれているのでいまさら言うまでもないと思います)
1、味は一番のCombat Crunch(12本入り)(タンパク質20g)
(商品のリンク→Muscle Pharm, Combat Crunch, Chocolate Chip Cookie Dough, 12 Bars, 26.67 oz (756 g))
プロテインバーの中では高めなのですが、その分味がいいプロテインバーです。
人気・知名度では次に紹介するQuestBarの方が上なのですが、味は明らかにこの製品の方が上です。
それゆえ、最初にこのバーに手を出すと、他のプロテインバーの味が辛く感じるという欠点もあります。
また、食物繊維が12g入っているので、血糖値の急上昇も防いでくれます。
なお、1本当たりのタンパク質の量は20gで、普通のプロテイン1杯分よりやや少なめです。
食感は「taffyのよう」と表現されるのですが、「やわらかいキャンディー」っぽいという感じの、もちもちというか、弾力というか、表現に悩む食感です。
なお、冷やすとカチカチになって噛むことすらできなくなってしまうので気をつけてください。
価格は1ドル110円計算で、
・12本入り27.26ドル(約3000円)
・1本あたり約2.27ドル(約250円)
(※なぜかこの製品は値段がコロコロ変わるので注意してください。)
味はこのチョコチップクッキー以外にも色々ありますので、違う味を試したい場合は「風味」と書かれたところから選んでください。
ちなみに私はスモアーズ味が噛みやすさもあって好きです。
2、圧倒的な人気のQuestBarシリーズ(12本入り)(タンパク質21g)
(商品のリンク→Quest Nutrition, QuestBar, Protein Bar, Chocolate Chip Cookie Dough, 12 Bars, 2.1 oz (60 g) Each)
プロテインバーの元祖のような存在であり、世界中で人気の「クエストバー」のプロテインバーシリーズです。
日本のamazonでも売られていたりと、日本での知名度も相当なものです。
1本当たりのたんぱく質の量は21gで、食物繊維も14g入っているので血糖値の急上昇予防にもなります。
画像はチョコチップクッキー味ですが、この他にも色々な味があり、風味ボタンから選べます。
この製品でよく指摘されているのが、その独特の食感で、「こしと歯ごたえ」のある食感です。
日本ではあごの弱さのせいか、そのような歯ごたえを嫌う人が多く、グミでさえ日本ではやわらかくなっています。
そして、下のようにレンジでチンをしてさくさくにしまう人までいます。
食感が苦手だったので、正直失敗したかなーと思いました。 水分さえ飛ばせば食べられるかも…と思い、 4〜5等分した物をクッキングペーパーに少し間隔をあけて並べ(膨らみます!)、レンジで2分程チンしました。 冷めると水分が飛んでカリカリのクッキーになり、食感と食べごたえが増します。 温めてすぐはべちゃべちゃなのでしばしまちましょう。 時間に余裕があれば1分+ひっくり返して1分にするときれいに水分が飛びます。温めすぎると中がこげてしまうので注意です。 (機種により時間は変わると思います)
また、ただ甘ったるいのではなく、塩気があるのでそれがダメという人がいるかもしれません(すぐに慣れて、むしろ癖になりますが)。
価格は1ドル110円計算で、
・12本入り29.19ドル(約3211円)
・1本あたり約2.43ドル(約268円)
3、安さで勝負のDoctor's CarbRite Diet Barsシリーズ(タンパク質20g)
値段を抑えたプロテインバーで、他の製品に比べ2~3割安くなっています。
が、その分、味の評価は賛否両論。
ただ、幸いなことに、いろいろな種類の味が出ているので、風味ボタンからいろいろ選んで自分に合いそうな味を試してみましょう。
1本当たりのタンパク質の量は20gで、食物繊維は入っていません。
価格は1ドル110円計算で、
・18.93ドル(約2082円)
・1本あたり約1.58ドル(約174円)
4、高タンパク高カロリーのCombat XLプロテインバー(12本入り)(タンパク質30g)
(商品のリンク→MusclePharm, Combat XL High Protein Bar, Peanut Butter Cup, 12 Bars, 38 oz (1080 g))
「プロテイン30g」「糖質390キロカロリー」と、かなり重量級のプロテインバーです。
にも関わらず、価格は1本あたり約2.51ドルと低価格に抑えられています。
しかし、味と食べやすさは残念な製品です。
高カロリーにするためなのか、味はかなり甘ったるく、食べやすさという面でも下半分がかなり硬いので歯と顎が強くないと食べるのに一苦労します。
コスパでは最強なのでしょうが、その分無理やり詰め込んだ感がひどい製品でもあります。
この製品は、はじめに紹介したCombat Crunchと同じメーカーのものなのですが、まるっきり別物と考えたほうがいいでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・12本入り30.09ドル(約3310円)
・1本あたり約2.51ドル(約276円)
5、Lenny & Larry'sのプロテインクッキー(12袋入り)(タンパク質16g)
(商品のリンク→Lenny & Larry's, The Complete Cookie, Chocolate Chip, 12 Cookies, 4 oz (113 g) Each)
一袋(クッキー2枚)で16gのタンパク質が摂れるプロテインクッキーです。
甘ったるいだけのものが多いプロテインバーだけだと飽きが来るので、このクッキーを間に挟むと良いでしょう。
味の方は、プロテインを無理やり入れているパサパサモソモソクッキーなので過度な期待はしない方がいいですが、安いクッキーだと思えば普通に食べることができるレベルです。
この製品はタンパク質が少なめなのでなので、私は1袋半を食べてタンパク質24gにしています。
味はいろいろありますが、私はオートミールレーズンが一番好きです。
レーズンとシナモン風味のおかげでクッキーのパサパサ感を忘れさせてくれます。
注意としては、カロリーが1袋あたり360kcalで、通常のプロテインバーより多めということです。
カロリー制限をしている人は注意が必要です。
価格は1ドル110円計算で、
・12袋入り28.50ドル(3135円)
・1袋あたり約2.38ドル(約261円)
6、FlapJackedのプロテインホットケーキ(6食入り)(タンパク質20g)
(商品のリンク→FlapJacked, Protein Pancake and Baking Mix, Buttermilk, 12 oz (340 g))
タンパク質20gが入ったパンケーキの素です。
パンケーキの素なので自分で調理する面倒臭さはありますが、まあまあ美味しく食べられますし、価格も低めで、そして調理済みの物は携帯も一応できるので、プロテインバーの代わりとしては悪くない選択肢だと思います。
説明には「水だけで調理可能」と書かれてありますが、やはりちょっと味気ないので、カロリーはやや増えますが、牛乳と卵を加えて作るのが無難です。
(※レシピは商品説明の所に書かれています)
また、プロテインクッキー同様、この製品もパサパサ感がひどい製品です。
ただ対策はあって、ヨーグルトを加えることでパサパサが緩和され、ふっくら感が出てきます。
上のリンクはバターミルク味ですが、他にも色々味があり、私はシナモンアップル味が一番美味しかったです。
(レビューでは「シナモン臭い」「アップル臭い」と叩かれていますが)
価格は1ドル110円計算で、
・6回分入り8.99ドル(989円)
・1回当たり約1.50ドル(約165円)
7、とにかく旨いプロテインチップス(タンパク質20~21g)
※残念ながら販売終了となりました。2018年4月に1年2ヶ月ぶりに復活。
(商品のリンク→Quest Nutrition, Protein Chips, Barbecue Flavor, 8 Pack, 1.125 oz (32 g) Each)
プロテインから作ったチップスです。
味は完全にチップスで、さすがにポテチチップスのようなパリッと感はないですが、お菓子として普通に食べることができる美味しい製品です。
特にこのバーベキュー味はプロテイン製品だということを完全に忘れる味です。
値段はプロテインバーよりやや高めですが、1袋でたんぱく質21gが摂れますから、プロテインバーの代わりとしては十分使える製品です。
問題点をあげるとすれば、無駄にかさばるので、持ち運び時はバッグ内でややスペースを取ることです。
実際、この商品を注文するとやたら馬鹿でかいダンボールで送られてきます。
なお、味はこのバーベキュー味の他に
・サワークリーム&オニオン味
・ナチョーチーズ味
・ランチドレッシング味
があります。
1種類だけだとさすがに飽きが来るので、私は複数の味を購入してローテーションを組んで食べています。
価格は1ドル110円計算で、
・8袋入り18.59ドル(約2045円)
・1袋あたり約2.32ドル(約256円)
ちなみに以前は以下のような5種類の味がありました。
今後復活するかは不明です。
・バーベキュー味
・サワークリーム&オニオン味
・チェダー&サワークリーム味
・塩味
・塩&酢味
16、グルコサミン・コンドロイチン(関節痛対策)
グルコサミン・コンドロイチンの効果については「痛み止め効果は肯定的な意見が多い」「軟骨再生効果に関しては賛否両論」というのが一般的な評価でしょうか。
(最近では「コンドロイチンには軟骨内の細胞のコンドロサイトの移動を阻止し、軟骨の劣化を防ぐ効果があるかもしれない」というレポートも発表されていますので、近い将来軟骨再生効果についても評価が変わるかもしれません)
それ故、実際に自分で使用してみることで効果があるかないかを判断するしかないのですが、問題としては、日本製のグルコサミン・コンドロイチンの場合、そもそも成分がきちんと入っていない可能性があるということです。
グルコサミン・コンドロイチンに限らず、日本のサプリメントの検査は下の比較画像のようにかなり雑なので「効果がなかったのはグルコサミン・コンドロイチンが効かなかったからなのか、それともそもそも成分が入ってなかったからなのかわからない」という現実があります。
そのくせ、CMを見るとわかるように、あの馬鹿高い値段な訳です。
「グルコサミン・コンドロイチンは効くか効かないか」の判断はアメリカ製のちゃんとした製品を飲んで評価すべきです。
さて、そのグルコサミンの選び方ですが、グルコサミンには「グルコサミン塩酸塩」「グルコサミン硫酸塩」の2種類があります。
ただ、この両者は「硫酸塩の方が吸収率でやや上かな?」程度の差なので、あまり気にする必要はありません。
・吸収率が普通のグルコサミンの3倍と謳われている「N-アセチルグルコサミン」
グルコサミンは基本的に前述の2種類なのですが、最近は「吸収率が3倍」と言われる「N-アセチルグルコサミン」というものが登場しました。
グルコサミンは体内に入った後、「N-アセチルグルコサミン」に変化して体内で利用されます。
「なら初めからN-アセチルグルコサミンを摂取すれば体内で無駄なく利用されるのではないか?」という発想から生まれたグルコサミン成分です。
そして、実際に実験したところ、以下のようにほぼ3倍の吸収率を示したのです。
通常のグルコサミン・コンドロイチンサプリで効果のあった人はあえて摂取する理由はありませんが、効果がイマイチだった場合はこちらのN-アセチルグルコサミンを試してみるのがいいでしょう。
・問題は胃にはあまり良くない成分だということ
グルコサミン・コンドロイチンはあまり胃に良い成分とは言えません。
胃がきりきり痛むというほどではないのですが、元々胃の調子がよくない人にとってはムカムカ感やチクチク感があるかもしれません。
1、コスパが最も良い、Doctor's Bestのグルコサミン・コンドロイチン(MSM入り)
(商品のリンク→Doctor's Best, Glucosamine Chondroitin MSM with OptiMSM, 360 Veggie Caps)
コスパのいい製品を作ることでおなじみのDoctor's Bestのグルコサミン・コンドロイチンサプリです。
グルコサミン1500mg、コンドロイチン1200mgと、有効成分も少なすぎず、適正とされる量が入っています。
この製品の優れている点は
- 価格が安い
- MSMも1000mg入っている
の2点です。
・価格は日本の約半額
CMでおなじみの世田谷自然食品のグルコサミン・コンドロイチンサプリメントは「一か月分で約3000円」です。
一方この製品は3ヶ月分で38.90ドル、1ドル110円と考えると4279円、一か月分で約1426円となり、ほぼ同じ値段で倍の量が入ってるわけです。
しかも世田谷食品の方はグルコサミン1200mg、コンドロイチン300mgと、有効成分量がかなり劣ります。
これだけ安いと「本当に信頼できる製品なの?」と疑問に思われるかもしれませんが、アメリカのグルコサミン・コンドロイチンサプリメントの市場においてこの価格は平均より少し安い程度でしかないのです。
製品に問題があるから安いのではなく、むしろ「日本のグルコサミン・コンドロイチンサプリの価格が高すぎるだけ」なのです。
・MSMもたっぷり入っている
MSMは日本ではあまり聞き慣れない成分ですが、体内のコラーゲン生成・保持においては非常に重要な役目を果たす成分です。
詳しくは次のMSMの項目で解説しますが、このMSMが1000mg 入っているのです。
そのため別途MSMサプリメントを摂らずに済むので、その分サプリメント購入費用を安く済ませることができるのです。
価格は1ドル110円計算で、
・3ヶ月分入り38.90ドル(4729円)
・1ヶ月あたり約13.9ドル(約1426円)
2、 吸収率が高いJarrow FormulasのN-アセチルグルコサミン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, N-A-G, 700 mg, 120 Veggie Caps)
通常のグルコサミンよりも吸収率を3倍以上にあげた「N-アセチルグルコサミン」です。
これは「通常のグルコサミン・コンドロイチンサプリメントではいまいち効果がない」という人向けの製品で、普通はいきなりこの製品に手を出す必要はありません。
また、この製品はコンドロイチンは入っていませんが、心配はありません
グルコサミンとコンドロイチンを一緒に摂取させるタイプのサプリメントが一般的なのでその点が不安であるかもしれません。
しかしコンドロイチンというのはそもそもグルコサミンによってつくられる成分なのです。
この製品を使えばグルコサミンを通常よりも多く体内に吸収することができるので、コンドロイチンが入っていない分を十分カバーできるのです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で2か月分入り14.02ドル(約1542円)
・1ヶ月当たり約7.01ドル(約771円)
・念の為コンドロイチンも取りたい場合
しかしそうは言っても「コンドロイチンが入ってないのは不安」「一応コンドロイチンサプリも摂りたい」というのは理解はできます。
この場合はコンドロイチンサプリを別途単体で摂ることになります。
コンドロイチンサプリはあまり種類がないのですが、ここではNowFoodsのコンドロイチンサプリを紹介しておきます。
(商品のリンク→Now Foods, Chondroitin Sulfate, 600 mg, 120 Capsules)
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で2ヶ月分入り21.58ドル(約2374円)
・1ヶ月当たり10.79ドル(約1187円)
N-アセチルグルコサミンと合わせると、
・2か月分入り35.6ドル(3916円)
・1ヶ月当たり17.8ドル(1958円)
17、MSM(関節痛・アレルギー対策、肌をすべすべに)
MSMは日本では全くといっていいほど知られていませんが、アメリカではメジャーなサプリです。
効果としては
- 関節痛・リウマチなどの炎症や痛みの軽減
- 各種アレルギー症状の緩和
- コラーゲンを体外に出しにくくする=肌がすべすべ・関節のクッション(軟骨)の保持
この3つが代表的です。
そしてこのサプリは私と家族が3年ほど使っているのですが、70過ぎの親が使い始めの1ヶ月で肌が異常なほどすべすべになりました。
アレルギーや炎症を抑える効果より、この「コラーゲンの体内保持能力=肌をつるつるにする効果」の方がはっきりと実感できるのではないかと思います。
また、私の場合は、この肌の効果に加え、長年悩んできたアレルギー性鼻炎の症状がなくなりました。
肌と関節痛だけに注目されがちですが、効果の範囲が広いのがこのMSMなのです。
さて、その色々な効果を期待できるMSMですが、いったい1日のどれだけ摂取すればいいかというと「最低1g程度。効果を高めたいなら3g程度」といったところではないかと思います。
実は摂取量に関しては人により提示している量がまちまちなので、「多数派の意見を拾うとだいたいこんなもんだろう」というのがこの1~3gという摂取量になります。
もちろん、すべての人が上記であげたような効果を実感するという保証はありませんが、価格もそれほど高くもなく、副作用らしいものもないので、ダメもとで試しに使ってみるのもいいのではないでしょうか。
1、コスパがいいDoctor's BestのMSM
(商品のリンク→Doctor's Best, Best MSM 1500, 1500 mg, 120 Tablets)
1錠に1.5gのMSMが入っている製品です。
説明書には「1日1錠摂取」と書いてありますが、確実に効果を得るために1日2錠摂取をおすすめします。
飲み方はまとめてでも、朝晩に分けてもどちらでもかまいません。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2錠使用で2か月分入り7.97ドル(約877円)
・1ヶ月当たり約3.99ドル(約438円)
ただ、この製品は錠剤が大きめです。
表面をつるつるにコーティングしているのですっと飲みこめるのですが、「どうしてもおっかなくて飲めない」という人もいるかと思います。
その場合は、「カプセル型」を使用してください。
(商品のリンク→Doctor's Best, MSM with OptiMSM, 1000 mg, 360 Capsules)
1カプセルに1gのMSMが入っている製品です。
錠剤タイプと同じ量を摂取するためには1日3カプセル飲む必要があります。
価格は1ドル110円計算で、
・1日3カプセル使用で4か月分入り17.15ドル(約1887円)
・1ヶ月当たり約4.29ドル(約472円)
18、L-システイン(シミ・そばかす対策)
「キミエホワイト」や「ハイチオールC」の主成分として使われているのがこのL-システインです。
効果としては
- シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑制
- メラニンの無色化(すでにできたシミ・そばかすの色を消す)
- 過剰なメラニンの排出
- 美白になる可能性も指摘されている
- 二日酔いの改善
- 体の代謝を上げ、つかれ・だるさを改善
があげられます。
・ただし、副作用もある
L-システインを摂るとメラニンが減るわけですから、当然副作用もあります。
代表的なものは、
- 白髪が発生、もしくは増える可能性がある
- 紫外線の悪影響を受けやすくなる
があります。
「白髪が発生、もしくは増える可能性がある」は「ビオチン(ビタミンB7)」を摂取することである程度予防できるといわれていますが、「ビオチンは不足したら髪に悪いのであって、たくさん摂ったからといって髪に良いという訳ではない」という意見も根強いです。
髪の黒さが薄くなるのはある程度覚悟しないといけないかもしれません。
このビオチンの他にも、「アルギニン」が白髪の改善に役立つという説もあります。
次の「紫外線の悪影響を受けやすくなる」ですが、これは紫外線対策を入念に行うしかありません。
単純に「日光を避ける」「SPF・PAが高めのクリームを塗る」などが対策として考えられます。
1、とにかく安い Now FoodsのL-システイン
(商品のリンク→Now Foods, L-Cysteine, 500 mg, 100 Tablets)
NowFoodsのL-システインです。
何の変哲も無いL-システインサプリですが、通常はこれで必要十分でしょう。
もしこの製品を数ヶ月(年齢によって日数は異なる)使ってイマイチな場合は、次に紹介する成分の純度と安定性が高い製品を使いましょう。
もちろん、「価格が高めでも、はじめから質のいいL-システインを使いたい」という場合は、いきなり次で紹介するTwinlabの製品を使うのもありといえばありです。
この製品のL-システインの含有量は500mgです。
日本で売られいるハイチオールCは240mgなので、多すぎるように思われるでしょうが、1日の推奨摂取量は250~500mgですから、むしろハイチオールCが少なすぎるのです。
「どれくらいの期間試せばいいか」というのは年齢によって差が出ます。
肌のターンオーバーの周期は「10代で20日、20代で28日、30代で40日、40代で55日、50代で75日、60代で100日」と年齢によって差が出るからです。
ターンオーバー2周分の期間飲み続ければ「自分にはどの程度効果があるのか」が判明しますのでそれまで飲み続けましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・100錠(約3ヶ月強)入り11.39ドル(約1253円)
・1ヶ月当たり3.42ドル(約376円)
2、成分の純度と安定性が高いTwinlabのL-システイン
(商品のリンク→Twinlab, L-Cysteine, 60 Capsules)
一般には上で紹介したNow Foodsのもので十分なのですが、「Now Foodsの製品を飲んでもどうも変化を感じられなかった」という人が次に手を出すのがこれです。
Now Foodsの製品に比べ成分の抽出方法がしっかりしているので、「成分の純度」「成分の安定性」「吸収率」がNow Foodsのものよりも高くなっています。
「Now Foodsの製品でイマイチ効果が感じられなかったのに、この製品に変えてから効果を実感するようになった」というレビューがちょこちょこあるのもこの抽出法の違いです。
ただ、質が高い製品ということは「その分システインの副作用も強い」んだということも頭の片隅に入れておいてください。
価格は1ドル110円計算で、
・60錠(2ヶ月分)入り14.22ドル(約1564円)
・1ヶ月当たり7.11ドル(約782円)
19、タウリン(肝臓の働きを良くする、高血圧対策)
「リポビタンD」などの栄養ドリンクに入っていることで有名なタウリンです。
効果としては
- 肝臓の働きを良くする
- 肝臓の働きが良くなるので、栄養分がスムーズに全身に回り疲労回復が早い
- 肝臓のアルコール分解速度が上がるので二日酔い対策になる
- 脂肪肝の改善になる
- ミトコンドリアを増やすのを助ける
- コレステロール値を下げるかも?(まだ未確定)
- (理由ははっきりしないが)動物実験では血圧を下げる効果が確認された
- セシウム排出効果があるかも?(京大の論文がソース。が、いわゆる「放射脳」教授作成のものなのでかなり怪しい)
副作用ですが、特にありません。
過剰摂取分はすぐ体外に排出されるためです。
もちろん、常軌を逸した量をとれば各内臓器官に負担が掛かりますが、それはタウリンに限らず食事でも同様ですので言い始めたら切りがありません。
摂取量の目安ですが「タウリン1000mg配合!」などとCMでやっているように、1日1g、多くても2gです。
ただ、「3g~6gくらい摂らないとはっきりとした効果は無い!」という主張もあります。
実際、「タウリン3000mg配合のドリンクの方が効いた」という話も聞きます。
6g程度までなら過剰摂取というほどの量ではないので、色々摂取量を変えて、自分が効果を感じる適正量を見つけるしかないようです。
1、体内で長持ちするNow Foodsのタウリン1000mg
(商品のリンク→Now Foods, Taurine, Double Strength, 1,000 mg, 100 Capsules)
「Double Strength」という、通常より長い時間体内で作用する様に加工した製品です。
ある意味、「タイムリリース」といってもいいかもしれません。
このように製品の質は良い物なのですが、問題は「購入規制」です。
3.11以降、「セシウム排出効果があるのでは?」という噂が広まり、日本人がこの製品をかなり購入した結果、日本の税関があわてて「1回の注文につき1つまで。それ以上購入したら没収」と規制をかけてしまいました。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル入り7.79ドル(約857円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月約2.34ドル(257円)
2、価格は高いけど純度も高いThorne Researchのタウリン500mg
(商品のリンク→Thorne Research, Taurine, 90 Veggie Caps)
上のNowFoodsのタウリンで十分と言えば十分なのでしょうが、純度と成分の安定性という面ではこのメーカーの製品の方に分があります。
純度が高いと当然吸収も早く、飲んでから効果を感じるまでの時間も短くなります。
しかし、その分価格は高めで、そして1カプセル当たりタウリン500mgと量も少なめなので、上のNowFoodsのタウリンで十分効果を感じているのなら手を出す必要はありません。
なお、この製品はなぜか税関の規制がかかっていないので複数購入できます。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル入り12.10ドル(1331円)
・1日1カプセル使用で1ヶ月3.63ドル(約399円)
20、プロバイオティクス(腸内環境改善・アレルギー対策用、歯周病・虫歯・舌苔・口臭対策)
「プロバイオティクス」は、名前だけは聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。
これは「善玉菌を摂って健康になろう」という発想から、乳酸菌などの善玉菌(プロバイオティクス)を摂取する健康法です。
効果としては「腸内環境の改善」が主なもので、その結果、直接的には「病原菌の殺菌・抑制」「便秘の解消」「消化能力の向上」効果が起こり、そこから「免疫力向上」などの体全体の健康状態向上にもつながるだろうと期待されるのです。
また、最近日本で「食べるマスク」という名前の製品が売られているように、花粉症などのアレルギー症状緩和効果も注目されています。
ただし、問題点もあります。
「どの菌が効くのか」という面で個人差があり、自分にあった菌でなかった場合、「便秘解消で飲んだつもりが逆に便秘になった」「消化不良を改善させるつもりが逆に胃腸の調子が悪くなった」など、逆効果になる可能性もあります。
たとえばヨーグルトによく入っているビフィズス菌。
便秘の改善目的で使用している人が多いのですが、人によってはビフィズス菌が逆に便秘を悪化させることすらあるのです。
そのため「自分にあった善玉菌かどうか飲んでみるまでわからない」「自分にあったものが見つかるまであれこれ試さないといけない」という、「ちょっとした覚悟」が必要なのがこのプロバイオティスクと言えます
レビューや評判を鵜呑みにせず、自分の体の反応を見ながら色々な製品を試してください。
・「歯周病・虫歯・舌苔・口臭」対策としてのプロバイオティスク
これまでプロバイオティクスといえば、上記のような「腸内環境の改善」「便器改善」といった消化器官だけに効果があるものと思われてきました。
ところが最近「歯周病・虫歯・舌苔・口臭」対策としてのプロバイオティスクの効果が注目される様になってきたのです。
私たちは虫歯や歯周病にならないように毎日シャカシャカと歯磨きをしているわけですが、いくら熱心に歯磨きをしようとも、虫歯菌や歯周病菌が発生しにくい口内環境を作ってあげなければそのうち限界が来ます。
実際、「毎食後ちゃんと丁寧に歯を磨いているのになぜか虫歯や歯周病になってしまう」という人は珍しくありません。
かくいう私もこのタイプで、三点セット(歯ブラシ・ワンタフト・フロス)を使った歯磨き(毎回15分以上かかる)を何年も続けたにも関わらず、初期虫歯と、歯周病の一種である歯茎が下がる症状が出てしまったのです。
そして舌磨きをしても舌苔(歯の表面の白さ)がとれないというおまけ付き。
私自身が「口内環境を変えないといくら歯磨きを頑張っても限界がある」といういい例になってしまったのです。
この限界を打ち破るために出てきたのが「口の中の善玉菌を増やして虫歯菌・歯周病菌を減らそう」という考えです。
私のように、いくら丁寧に歯磨きをしても虫歯になる人がいる一方、適当な歯磨きしかしていないのに虫歯と無縁な人もいるわけです。
この両者ではなにが違うかというと、「口内の虫歯菌・歯周病菌の量」です。
適当な歯磨きしかしなくても虫歯や歯周病と無縁な人は、口内の虫歯菌・歯周病菌の量が少なかったり、場合によっては全く無かったりするのです。
これらの有害な悪玉菌に口内が汚染されるのを避けるために、乳幼児期に大人と食器を分けたりスキンシップを避けたりと必死になっている親御さんもいます。
私も親がそのように頑張ってくれれば良かったのですが、残念ながら歯への意識が低い世代だったため、しっかり虫歯菌・歯周病菌に汚染されてしまいました。
しかし、そのようにしっかり汚染されてしまった口内でもプロバイオティクスを使って口内の善玉菌の割合を増やしてやれば虫歯菌・歯周病菌を減らすことができるわけです。
そして、この口内環境改善効果を実感している人は結構いて、例えば「ロイテリ菌で口内環境に劇的な変化があった」というブログ記事があったります。
内容の一部を抜粋すると
私はこの手の健康食品は、どうも信用ならんと言うか、あまり効果がないものと疑ってかかる性格でして、このプロデンティスも「A先生が勧めるなら・・」という消極的な摂取でして、正直効果の方は半信半疑でした。とりあえず1箱なくなるまで試すこととし、毎晩寝る前に「舐めながら寝る」という生活を続けていたところ、10日目に不思議な変化が起こりました。口の中が常に酸味と鹹味(かんみ)が混じり合ったような、例えるなら乳酸飲料を生理食塩水で割ったような味がするようになりました。これは、L.ロイテリ菌が口腔内に生着し、口内に乳酸が発生しているんですね。安定した生着には個人差があるようで、通常2週間から1ヶ月(つまり1箱分)、長い人では2ヶ月以上かかったり、いつまでも生着しない方もいるようです。一度生着が確認できれば、毎日摂取する必要はなく、2日~5日に1回のペースで自分の口の中の感触を頼りに、補給するような摂り方に変えていけば良いです(私の場合は3日に1回のペースが適正のようです)。
L.ロイテリ菌が生着した頃から、まず口腔内での効果として、口の中がネバネバしなくなり、歯垢や歯石が付きにくくなりました。A歯科クリニックで徹底的なスケーリング(歯石除去)をやって頂いた効果もあいまって、受診当初は「歯周病寸前」と言われていた歯肉の炎症もおさまりました。最も驚いたことは、私は数年前からお酒を飲んだ翌日は胃もたれ・食欲不振を起こしたのですが、プロデンティスを飲むようになってからは、これらの症状がピタリとなくなりました。
あと私は皮膚が弱く、体のあちこちに湿疹ができやすい体質だったのですが、こちらもなくなりました。アトピー性皮膚炎や花粉症にも効果があるそうです。お通じの方は、下痢をする頻度が減り、固くなく柔らかくなく、バナナ状のちょうど良い固さの○○○(←伏せ字)が出るようになりました。
もちろん、製品のレビューを見ると「何の変化もなかった」という人もちらほらいるので個人差はあるのでしょうが、試してみる価値はありそうです。
問題は「効果があるのかないのか、どこで判断するのか」ですが、舌苔(下が真っ白に汚れる症状)がある人は使い始めて1ヶ月後に舌苔が減少しているかどうかで判断できますし、歯茎の腫れがある人は腫れが引く、歯周病で歯周ポケットが広がっている場合はポケットが狭まっているかどうかで判断できます。
ただ、1ヶ月経過後の変化は鈍いかもしれません。
これは私の体験なのでどこまで一般化できるかわからないのですが、最初の1ヶ月は劇的に変化した後、約1年間変化がまったくない、つまり「使用前の状態に戻ることもないけど、それ以上良くもならない」という、変な意味で「安定期」に入ってしまうのです。
私は人体実験の目的もあって変化がなくなった後でも続けましたが、この安定期に「効果が落ちた」と判断して使用をやめてしまう人もいるかもしれません。
しかし、そこでやめてしまわずに、気長に使用し続けましょう。
・この項目で紹介する製品は「腸内環境改善・アレルギー対策用」と「虫歯・歯周病・舌苔・口臭対策用」の2つに分かれます
このプロバイオティクスの項目はどんどん製品の解説を追加していくうちにかなり長いものになってしまってしまいました。
「腸内環境改善・アレルギー対策用」のプロバイオティクス製品に興味がある方は1と2、及び4のロイテリ菌の製品を、「虫歯・歯周病・舌苔・口臭対策用」のプロバイオティクス製品に興味がある方は3以降の製品をご覧ください。
1、プロバイオティクス初心者向けのJarrow Formulasの善玉菌8種類50億個入りの製品
(商品のリンク→Jarrow Formulas, Jarro-Dophilus EPS, 120 Veggie Caps)
前述のとおり、どの種類の善玉菌が効くのかというのは人それぞれです。
そのため、自分にピッタリの製品(善玉菌)を見つけるまで色々試してみる必要があります。
ここでは初めてプロバイオティクス製品に手を出す人向けの「無難な」製品として、Jarrow Formulasの製品を紹介します。
この製品は「腸まで生きて届く様に最大限の処置をした」と謳う製品で、また、常温(25度未満)で保存できるのも利点です。
そして、入っている菌は
- LGG菌
- ペディオコッカス・アシディラクティシ
- ビフィドバクテリウム・ロンガム
- ビフィドバクテリウム・ブレーベ
- ラクトバチルス ヘルベティカス
- ラクトバチルス カゼイ・シロタ株(ヤクルトで使用されているのがこの菌)
- ラクトバチルス プランタラム
- ラクトコッカス ラクティス
と、「とりあえず効きそうなものは全部突っ込んだ」という構成。
(※それぞれの効果効能についてはこちらの記事参照。)
初めてプロバイオティクスに手を出す場合、どの菌が効くのかまだわからないわけですから、このような「とにかく色々詰め込んでみた」製品を試してみるのが無難でしょう。
この製品の対抗馬としてはCalifornia Gold Nutrition(CGN)の製品で、この製品と似た「5種類の乳酸菌と3種類のビフィズス菌」「50億個の菌」入りで、3割ほど安くなっています。
もちろん使われている菌には差があるので、「安いからこっちのほうがいい」とはならないわけですが、前述のようにどの菌が効くかは個人差があるので、期間を分けて(=同時使用しないで)両方試してみるのがいいかと思います。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1錠使用で4ヶ月分(120回分)入り29.37ドル(約3230円)
・1ヶ月あたり約7.34ドル(約808円)
効果を高めたい場合は1日4回を上限に飲む回数を増やすか、次の「善玉菌300億個入りの製品」を使ってください。
2、低価格で善玉菌8種類を300億個摂れるCGNのLactoBif
(商品のリンク→California Gold Nutrition, LactoBif Probiotics, 30 Billion CFU, 60 Veggie Caps)
上の製品は50億個の菌が入っていますが、この製品はその6倍にあたる300億個の菌が入っています。
しかし、その割には価格が抑えられているので、最近ではプロバイオティクス製品の中でトップ争いをするほどの人気製品になっています。
入っている菌の構成は上の製品と似ていて、「5種類の乳酸菌と3種類のビフィズス菌」という無難なものです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1錠使用で2ヶ月分入り19.95ドル(約2195円)
・1ヶ月あたり約9.98ドル(約1097円)
3、コスパ、使いやすさの両面でトップの虫歯・歯周病対策用Now FoodsのBLIS K12
(商品のリンク→Now Foods, OralBiotic, 60 Lozenges)
虫歯・歯周病対策といった、口内環境改善に特化した「BLIS K12」という乳酸菌を使用した製品です。
特長としては1ヶ月あたり約7ドルという安さと、キャンディー感覚で舐めることができるという使いやすさが挙げられます。
これまで、虫歯・歯周病対策用のプロバイオテック製品は「価格」と「使い勝手」に難点があるものばかりだったのですが、この製品の登場はその二つを見事に打破してくれました。
気になることは、このBLIS K12は他の虫歯・歯周病対策用の乳酸菌に比べ効果がやや落ちるのではないかというデータがあることです。
実際、私が使った感覚では、次で紹介するロイテリ菌より効果が弱いな、というのが正直なところです。
ロイテリ菌は使いはじめの初日から変化を実感しましたが、これは1ヶ月位してからようやく変化を感じる有様でした。
ただこれは私の口内環境か極めて悪い(すぐ舌が真っ白になる、唾液の分泌量が極端に少ない)という問題があるので、一般の人にはこれで十分なのかもしれません。
この虫歯・歯周病対策用のプロバイオテックにおいても、いろいろな菌を試して自分に合うものを探すという作業は避けられないようです。
この製品の使い方ですが、基本は1日1回1錠の使用です。
ただ、効果を高めたい場合は舐める回数を2~4回くらいまで増やしましょう。
ちなみに味はイチゴ味がつけてあるのでなめやすいです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1錠使用で2ヶ月分入り14.38ドル(約1582円)
・1ヶ月あたり7.19ドル(約791円)
4、「スーパー乳酸菌」の異名を持つNature's Wayのロイテリ菌パウダー
ロイテリ菌入りのパウダーです。
ロイテリ菌は腸内環境改善と口内環境改善だけではなく、ピロリ菌などの有害な菌の抑制をしたり、ヒト免疫システムの調整を行いながら様々な疾患の予防・治療に働きかけをしたりと多岐にわたる働きがあることが判明しました。
その結果、ロイテリ菌は専門家のあいだで「スーパー乳酸菌」と呼ばれるようになっています。
そのため、ロイテリ菌は世界的なブームになりつつあり、日本においてもその流れに乗ってオハヨー乳業がロイテリ菌入りのヨーグルトを販売し始めています。
虫歯・歯周病対策としての使用法ですが、
1、口の中にティースプーン1杯(3g)を入れる
↓
2、口の中で唾液と混ぜながら30秒ほどぐちゅぐちゅとする
↓
3、飲み込まずにできるだけ長く口内に維持
↓
4,飲み込んだ後は30分ほど飲食を控える
という使い方が良いかと思います。
また、ロイテリ菌は赤ちゃんの夜泣き対策としても使えます(むしろロイテリ菌は元々こちらの使い方で有名)。
飲ませ方は、ティースプーン2分の1杯分のパウダーを「そのまま飲ませる(現実にはやや難しい方法)」「ミルクに混ぜる」「離乳食に混ぜる」「乳房に塗って授乳する」などがあります。
注意として、「保存はできるだけ乾燥した涼しい場所で」ということを忘れないでください。
元々熱と湿気に弱いのに加え、パウダーなので固まりやすいためです。
価格は1ドル110円計算で、
・47回分入り16.88ドル(約1857円)
・1日1回使用で1ヶ月当たり約10.77ドル(約1185円)
・使いやすいタブレットタイプも(ただし価格は高め)
上で紹介した製品はパウダーなのですが、はっきり言って使いにくいです。
特に、口の中でロイテリ菌と唾液が混ざったものを口の中で維持するのが非常に手間なのです。
しかし、タブレットタイプを使えば、そのロイテリ菌を口の中に維持するという作業が非常に楽になります。
実際、私もその便利さに惹かれて今はこちらのタブレットタイプに切り替えました。
購入先はiHerbではなくamazonになってしまうのですが、バイオガイア プロデンティス 生きる乳酸菌(Lロイテリ菌) ミント味 30粒というタブレットタイプの製品があります。
ただ、値段は30錠で3000円強と高めなので、利便性を取るか、価格を取るか、悩ましいところです。
・口内環境改善にこだわらないならカプセルタイプのほうがおすすめ
(商品のリンク→Nature's Way, Primadophilus Reuteri Pearls, 60 Capsules)
口内環境改善にも使う場合はパウダータイプかタブレットタイプのどちらかに選択肢が狭まるわけですが、口内環境改善効果を必要としない場合はこのカプセルタイプの製品の方が「使いやすさ」と「効果の出やすさ」の両面でおすすめです。
この製品はただのカプセルではなく「パールカプセル」と言って、胃酸の悪影響を受けにくくするコーティングをしており、また、ロイテリ菌の量も多めです。
価格は1ドル110円計算で、
・2ヶ月分(60回分)入り23.79ドル(約2617円)
・1日1回使用で1ヶ月当たり約11.9ドル(約1308円)
5、乳酸菌LS1を使った虫歯・歯周病対策用プロバイオティクス
(商品のリンク→Xlear Inc (Xclear), Dental Probiotics, Oral S1, Blueberry Flavor, 30 Packs, 1 g Each)
乳酸菌LS1を使ったオーラルケア用のプロバイオティクスです。
上のロイテリ菌の対抗馬としてあげられるのがこのLS1です。
しかしながらこの製品はiHerbでは「販売終了」となってしまいました。
そのため、今はライオンの「ライオン Systema オーラルヘルスタブレット 90粒 1箱」という同等品を買うしかありません。
この同等品はロイテリ菌タブレットに比べてかなり価格が安い(90回分で2000円程度)ので、価格面から考えてはじめはこちらを選択するというのもありといえばありです。
ちなみに、私が使った限りでは、口内環境改善にはロイテリ菌とトップ争いするレベルの効果がありました。
6、虫歯・歯周病対策に特化した「BLIS M18」
(商品のリンク→Nature's Plus, Adult Dental Care Probiotic With M18, Natural Peppermint Flavor, 60 Lozenges)
上のロイテリ菌とLS1はあくまでも「虫歯・歯周病対策にも使える」というものでしたが、これははじめから「虫歯・歯周病対策として開発された」善玉菌です。
そのため、このM18は虫歯菌・歯周病菌抑制効果だけではなく、プラーク(歯垢)の除去効果も期待できます。
また臨床試験もしっかり行われていて、
臨床試験では、5歳から~10歳の100名の子どもを対象に、90日間の間「BLIS M18」を定期的に口腔内へ補充していた子どもは、虫歯菌が減少していました。
この試験では、60日目になるとプラセボ(有効成分を含まない成分)を補充していた子供と「BLIS M18」を補充していた子供の口腔内の虫歯菌の数で100倍以上という歴然とした差となっていたそうです。
100倍以上の差ともなると偶然とは言えず、やはり効果があると見て良さそうです。
(引用元→BLIS M18は本当に効くの?徹底的に検証)
と、かなりの効果を発揮していることがわかります。
もちろん、「口内環境が変化しやすい子供だからここまでの差が出た」という考え方もできますが、大人でもそれなりの効果は期待できるでしょう。
難点としては、マイナーな製品のせいか値段が高めということです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2錠使用で1ヶ月分入り24.52ドル(約2697円)
7、「歯に効きそうなものをとにかく色々突っ込んだ」Hyperbioticsのチュアブルタイプの製品
(商品のリンク→Hyperbiotics, PRO-Dental, Natural Mint Flavor, 45 Chewable Tablets)
「とにかく歯に効きそうなものを詰め込んだ」というタイプの製品です。
いわば「欲張りセット」とも言えるような製品で、しかもその割に価格が抑えられているので、オーラルケア対策製品ではかなりの人気商品になっています。
入っている菌は
・S.サリバリウスK12
・S.サリバリウスM18
・L.ロイテリ
というように、虫歯や歯周病、舌苔、口臭対策に効果があるとされているものばかりです。
この他にもL.パラカゼイという菌入っていて、これは直接歯に効くものではありませんが、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が期待されており、日本でも「食べるマスク」という名前でこの菌が入った製品が売られています。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1錠使用で45日分入り22.95ドル(約2525円)
・1ヶ月あたり15.3ドル(1683円)
21、コラーゲン(関節痛・高血圧・肌トラブル対策)
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・「コラーゲンは効果があるのか否か」という議論
昔から「コラーゲンは効果があるのか否か」という議論が行われ続けていて、これまでは「効果がない」という主張が優勢だったようです。
しかし、最近の研究では「ダメージの改善には効果がある」ということが証明されつつあります。
例えば肌への効果ですが、テレビCMでよく見かける「若い頃のような肌に戻る」というような効果はまったくありません。
しかし、「年齢の割にシワが多い」「年齢の割に肌に弾力がない」という人が、「年相応のレベルにしたい」という場合には効果はあります。
というのも、年齢の割に肌の状態が悪いのは、肌に何らかの「ダメージ」があることが多いからです。
逆に年相応の肌ならば「それが通常の状態」なので特に効果はないということでもあります。
また、関節痛や、血管の弾力がなくなって高血圧になってしまった場合などは明らかな「関節・血管にあるダメージ」による症状ですから、当然効果があります。
このあたりの詳しい話はNHKのガッテンで放送されましたので興味がある方は以下のリンクから視聴してください。
ただし、この番組では「コラーゲンサプリもゼラチンも効果は同じ」というおかしな主張をしていますのでその部分は無視してください。
何がどうおかしいかは番組内に出てくるグラフを見れば一目瞭然です。
グラフをどう解釈しても「ゼラチンはコラーゲンサプリより効果が低い」としか言いようがないにもかかわらず、「ゼラチンとコラーゲンで効果に大差はない!」と主張しているのです。
NHKとしては「特定の製品の宣伝になるようなことはしたくない」ということなのでしょう。
・コラーゲンにも色々種類がある
コラーゲンと一口に言っても実は5つの種類があります。
肌対策で使われるのが1型で、関節対策に使われるのが2型です。
3型は1型とセットに使われることが多く、柔軟性をプラスする効果があります。
4型5型はサプリメントとしては売られていません。
問題は高血圧対策としてコラーゲンサプリを使う場合です。
高血圧対策としては5型コラーゲンが適切なのですが、残念ながら市販されていません。
そのため「何の変哲もないコラーゲンサプリ(1型~5型コラーゲンの代用として使える)」を使わざるを得ません。
もっとも、ここまで「~型コラーゲン」ということにこだわる必要があるのかというのは疑問ではあります(私はサプリマニアなのでこだわっていますが)。
通常は「何の変哲もないコラーゲンサプリを試してみたけど効果が物足りない」もしくは「もっと高い効果が欲しい」場合にこれらのこだわった「~型コラーゲン」のサプリに手を出すというのが賢明ではないかと思います。
・コラーゲンは空腹時に摂取するのが一番
コラーゲンサプリを摂取する際はできるだけ「空腹時」に摂取してください。
そうしないと吸収率が大幅に落ちてしまうからです。
・できればシリカとセットで
コラーゲンサプリはシリカサプリとセットで摂ることでその効果が増します。
より効果を上げたいなら次で紹介するシリカサプリと一緒に摂取することをお勧めします。
1、コスパ重視のCGNの「何の変哲もない」コラーゲンパウダー
California Gold Nutritionの何の変哲もないコラーゲンパウダーです。
何の変哲もないと言えば聞こえは悪いですが、「強い効果を求めたい」「症状がひどい」場合などのこだわりがなければこのコラーゲンで必要十分です。
このコラーゲンパウダーは一般的なコラーゲンサプリと違い、魚を原料としています。
魚であろうと牛であろうと効果に大差はありませんが、匂いが少ないというメリットがあります。
また、価格面でも「1か月1000円程度に抑えられる」というメリットがあります。
問題点としては、パウダーなので飲むのがやや面倒くさいということです。
商品の説明には「小さじ1杯(約5g)を水に溶かして飲んで下さい」と書いていますが、慣れてくると「口に水を含んで上を向き、その状態で口を開き、そこに直接コラーゲンパウダーを入れてしまって飲み込む」というやり方もできます。
価格は1ドル110円計算で
・90日分入りで27.95ドル(約3075円)
・1日1回使用で1ヶ月約9.32ドル(約1025円)
2、Neocellの肌用(1型&3型)コラーゲン
(商品のリンク→Neocell, Super Collagen + C, Type 1 & 3, 6,000 mg, 250 Tablets)
「特に肌に効果がある」とされる1型と3型入りコラーゲンサプリです。
Neocellというメーカーはコラーゲンサプリに特化したメーカーで、コラーゲンの品質には定評があります。
また、タブレットなので飲みやすいサプリでもあります。
しかし、品質にこだわった分値段はやや高めではあります。
この1型と3型入りコラーゲンサプリの注意点なのですが、「ニキビができる可能性がある」というデメリットもあります。
実際amazonなどで売っているコラーゲンサプリのレビューを見ると「顔にできものができてしまって飲むのをやめてしまった」というレビューを散見できます。
これは10代、もしくは10代並に若い肌を持っている人が飲んだ場合に起きやすい現象です。
しかし、そもそもコラーゲンサプリはそのような若い肌を持った人が使用することを想定していません。
このような症状が出た場合は「そもそも自分にはコラーゲンサプリは必要ない肌だったんだ」と考え、使用をやめましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・41回分入り20.71ドル(約2278円)
・1日6錠使用で1ヶ月約15.15ドル(約1667円)
3、Jarrow Formulasの関節痛用(2型)コラーゲン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, Type II Collagen Complex, 60 Capsules)
「特に関節に効く」と言われる2型コラーゲンサプリです。
この製品の特徴は吸収率を高めたバイオセルコラーゲンを使用した製品であるという点です。
2型コラーゲンサプリは他にNow Foodsのものがあり、価格も3割ほど安いのですが、何の変哲もないただの2型コラーゲンを使用しています。
この何の変哲もないコラーゲンとバイオセルコラーゲンとでは下のグラフが示すように吸収率に雲泥の差があり、効果の面でもかなり差があります。
(↑体内でのコラーゲン濃度の変化のグラフ)
実際私も何の変哲も無いコラーゲンを使用したNow Foodsの製品を使っていたころはこれといった効果を感じなかったのですが、このバイオセルコラーゲンを使った製品に切り替えたところ、1週間ほどの使用で左の膝の内側の関節痛があっさりと消えてしまいました。
たかだか3割程度の値段をケチって品質の低いコラーゲンに手を出していては安物買いの銭失いなんだなというのがよくわかる経験でした。
この製品の問題点としては「大きめのカプセルに入っている」ということです。
錠剤ならば大きくても問題なく飲み込めのですが、カプセルの場合は表面が滑らかではないので喉に引っかかりやすいのです。
頻繁に喉に引っかかるようであればカプセルを割って飲み込む事も考えてください。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で1ヶ月分入り12.27ドル(約1350円)
22、シリカ(シリコン・ケイ素)(関節痛・高血圧・肌トラブル対策)
シリカとはシリコン(ケイ素)のことで、「シリカ水」「シリカゲル」という名前の方が通りがいいかもしれません。
効果効能の面ではコラーゲンサプリとよく似ていています。
ケイ素と聞くと、少し化学・地学の知識がある人は摂取をためらってしまうかもしれませんが、たとえ過剰摂取をしてもすぐに体外に排出されてしまうため、これといった副作用のリスクはありません。
コラーゲンサプリに比べるとどうもマイナーなイメージがあり、必要性もあまりないように思われがちです。
しかし、シリカはコラーゲンサプリとの相性が極めてよく、コラーゲンサプリと一緒にシリカを摂取するとコラーゲン成分が活性化され、コラーゲンサプリの効果が一気に向上します。
価格もそれほど高いわけではないので、コラーゲンサプリの効果を上げたいのならこのシリカサプリも一緒に摂取するべきです。
1、Jarrow Formulasのシリカサプリ
(商品のリンク→Jarrow Formulas, JarroSil, Activated Silicon, 2 oz (60 ml))
何の変哲もないシリカサプリメントです。
シリカサプリメントは他のメーカのもあるのですが、他のメーカーの製品はシリカ以外にも色々な成分が混ざっていて、「純粋にシリカだけ&信頼できるメーカー」という条件を満たすものはこれくらいしかないのです。
また、「私が日常的に使っていてその効果を確認している」というのもこの製品を薦める理由の一つです。
この製品は液体ですので、コップに水を入れ、その中にシリカを10滴入れてかき混ぜて飲むというのが普通の飲み方です。
しかし、慣れてきたら、口に水を含んだまま上を向き、口の中に直接シリカをどばどばと入れてしまうのが一番楽だと思います。
価格は1ドル110円計算で、
・120回分(120日分)入りで17.47ドル(1920円)
・1ヶ月当たり約4.5ドル(約500円)
23、クロム(糖尿病・肥満対策)
クロムは日本ではあまり馴染みのないサプリメントですが、アメリカではかなり有名で、古典的ともいえるサプリメントです。
クロムは血糖値の上昇を抑えてくれるという効果があり、肥満対策・糖尿病対策になることが期待される成分です。
・クロムは血糖値の上昇を抑制する
クロムには血糖値の上昇を抑制する効果があるとされています。
これはクロムにはインスリンの働きを促進するという効果があるためです。
糖尿病患者、もしくは糖尿病になりやすい人というのはインスリンの働きが悪く、摂取した糖分が上手く細胞へ送られず血液中に溜まった状態となり高血糖となってしまうのです。
(ちなみに日本人はこのインスリンの分泌量が少ない人が多いので、糖尿病になりやすい民族ということができます)
クロムはこのインスリンの働きを促進し、血糖値の急上昇を抑制してくれるのです。
・クロムは肥満にも効果があるとされている
クロムは減量にも効果があるとされています。
これは前述の血糖値の上昇を抑える効果加え、脂質・コレステロールの代謝を促進する効果があると言われているからです。
実際、1996年に「クロムを毎日一定量投与した結果、 徐々に体重が減っていった」 という実験結果が発表されています。
しかしクロムがどのように作用して減量に効果を示すのかということについてはこの他にも諸説あり、しかもそれぞれが矛盾しあっているので「正確にははっきりとしたというわからない」というのが実情です。
そのため効果に関しても様々な意見があり、最も保守的な意見としては「クロムは肥満の人全てに効果あるのではなく、肥満の人のうち、クロムが欠乏している人にだけ効果がある」というものがあります。
糖尿病対策としては万人向けではありますが、肥満対策としては人を選ぶサプリメントなのかもしれません。
・クロムを摂取する際の注意点
「クロムの過剰摂取は危険だ」とネットの至る所で書かれていますが、実際には過剰摂取による重篤化リスクというのはほとんどありません。
そのためアメリカでも摂取の上限値は特に設けられていません。
製品に書かれている適正量を守って服用する限りは体に対する悪影響は特に考える必要な考え必要はないでしょう。
注意すべきは相性の悪い薬があるということです。
相性の悪い薬の一覧表は厚労省のサイトに出ていますので、リンク先で確認してください。
1、Jarrow Formulasの何の変哲もないクロム
(商品のリンク→Jarrow Formulas, Chromium GTF, 200 mcg, 100 Capsules)
何の変哲もないただのクロムです。
この製品はカプセルも小さめで、メーカーも品質に定評のあるメーカーですので、特にこだわりがなければこの製品が一番無難だと思います。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル(100日分)入りで4.1ドル(451円)
・1ヶ月当たり1.23ドル(約135円)
2、3種類のクロムを組み合わせ、より高い効果が期待できるThorne Researchのクロムサプリ
(商品のリンク→Thorne Research, UltraChrome-500, 60 Veggie Caps)
Thorne Researchは、医療機関で使われる品質の製品を製造しているメーカーです。
商品の解説を見るとわかりますが「3種類のクロムを組み合わせることで、一般的な(ピコリン酸)クロムサプリよりもはるかに高い効果を示す製品である」と謳っています。
また、含有量も500mcgとかなり多くなっています。
より高い効果を求める人向けの製品と言えますが、価格もその分高くなっており、上のJarrow Formulasの何の変哲もないクロムの10倍もします。
それでも一般の糖尿病・原料サプリに比べれば遥かに安い価格ではありますので手は出しやすいかと思います。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル摂取で1ヶ月分(60カプセル)入り13.40ドル(1474円)
3、パナジウムも一緒に摂れるSource Naturalsクロム配合バナジウム
(商品のリンク→Source Naturals, Vanadium with Chromium, 90 Tablets)
「バナジウム天然水」でお馴染みのバナジウムが一緒に入った製品です。
バナジウムも血糖値の上昇を抑え、脂質・コレステロールの代謝を促進し、糖尿病の予防・肥満解消に役立つとされる成分です。
それをクロムと一緒に摂取してしまおうというのがこの製品です。
バナジウムといえば懸念されるのが過剰摂取による弊害ですが、この製品は一回使用あたり1mgと、過剰摂取が懸念される上限よりも下回っていますので心配する必要はありません。
価格は1ドル110円計算で、
・90錠(3ヶ月分)入りで7.18ドル(約780円)
・1ヶ月当たり約2.39ドル(約263円)
24、グルコマンナン(便秘解消・血糖値を下げる・糖尿病対策・コレステロール値を下げる・ダイエット)
・こんにゃくに含まれる水溶性の食物繊維
グルコマンナンとはこんにゃくに含まれている水溶性の食物繊維です。
効果としては
- 便秘解消
- 血糖値の上昇を抑え、糖尿病の予防
- コレステロール値を下げる
- ダイエット効果
この4つが有名です。
・効果1、便秘解消としての働き
グルコマンナンは吸収されずに大腸まで運ばれます。
そして大腸の壁から強制的に水分を吸収し、便を柔らかくすることで排泄がスムーズになると言われています。
実は便秘に効く食物繊維は「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維ドロドロ型」「水溶性食物繊維サラサラ型」の3種類があり、それぞれ働きが違います。
グルコマンナンは水溶性食物繊維サラサラ型で、便の量を増やすことなく、排出しやすい便にしてくれる効果があります。
しかしそれと引き換えに大量の水分を体から奪い取るので、摂取する際には大量の水を飲む必要があります。
・効果2、血糖値の上昇を抑える働き(糖尿病対策になる)
仕組みは単純で、グルコマンナンが体内で膨張し、消化に手間がかかるようになり、その結果糖の吸収がゆっくり行われるようになるのです。
糖の吸収がゆっくり行われれば、当然血糖値の上昇も頭打ちになるわけです。
また、血糖値の(急)上昇が抑えられれば糖尿病対策にもなります。
・効果3、コレステロール値を下げる働き
グルコマンナンは胆汁酸を運び去り、コレステロールの原料となる成分の吸収を阻害します。
これにより血液中のコレステロール値を下げることになるのです。
・効果4、ダイエット効果
これも仕組みは単純で、胃の中でグルコマンナンが膨れ上がりお腹がいっぱいになってしまうので食欲が抑えられるのです。
ある意味、胃が小さくなったのと同じ効果が得られるのです。
また、前述の血糖値の上昇を抑える効果も減量につながります。
なにを食べても、強制的にGI値の低い食品に変えてくれるのと同じ効果が期待できるからです。
ただ、このダイエット効果に関して一つ注意があります。
それは「体重減少はかなりゆっくり」であるという点です。
糖質カット系サプリと違い、吸収速度をゆっくりにすることで減量効果を狙うので、体重減少もゆっくりなのです。
しかしこれはメリットでもあります。
確かに糖質カット系サプリは即効性はありますが、栄養不良を起こさせてるわけですから極めて体に悪く、また、リバウンドもしやすいのです。
「健康的に痩せたい」のなら、そのような即効性のある糖質カット系サプリに手を出すより、このグルコマンナンを使って数年単位でゆっくりと体重を落としたほうがいいのですが、痩せたい人はとにかく焦っているのでなかなか聞く耳を持ってくれないのが現実です。
※このグルコマンナンを使ったダイエット法に関しては、別記事の運動不要・食事制限不要の「低インスリンダイエット法」も参考にしてください。
・摂取時は大量の水分を摂取することを忘れないように
グルコマンナンは凄まじい勢いで水分を吸収し膨れ上がります。
そのため体内の水分量が吸い取られてしまい、体に弊害が起こる可能性があるのです。
極端な例としては、「尿路結石になった」という人もいます(真偽は不明)。
ただの食物繊維なのでついつい安易に使用してしまいがちですが、グルコマンナンを摂取する際には「水分を大量に摂取する」ということを絶対に忘れないをしましょう。
では「具体的にどれくらい水を取ればいいのか?」ですが、これはかなり個人差があるようです。
製品の説明書きにはどれも「約240ml」と書いてあるのですが、これでは足りないという人も多いようです。
こればかりは自分で色々試して適正量を見つけるしかないようです。
1、コスパ重視のNowFoodsのグルコマンナン
(商品のリンク→Now Foods, Glucomannan, 575 mg, 180 Capsules)
NowFoodsのグルコマンナンカプセルです。
1日1回3カプセルと、多めの数のカプセルを飲むことを要求しています。
効果を高めたい時は飲む回数を2回に増やします。
(間違っても1回あたりの量を2倍にしないように。お腹がパンパンになり、場合によっては腹痛が起きます)
なお、ダイエット用として使う場合は「毎食前」に飲みます。
1日3食食べる場合、製品1つにつき「20日分しか入っていない」ということになります。
3個買いのまとめ割引がありますので、ダイエット用に使う場合は3つずつ購入することをおすすめします。
また、この製品はカプセルですが、パウダータイプもありますので、もしカプセルが飲みにくい場合はこちらを注文してください。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1回3カプセル使用で2ヶ月分入り10.78ドル(約1186円)
・1ヶ月当たり5.39ドル(約593円)
2、ダイエット用に特化したWellBetX PGX
(商品のリンク→Natural Factors, WellBetX PGX, Plus Mulberry, 180 Veggie Caps)
ダイエット用に特化した「WellBetX PGX」という製品です。
グルコマンナンに加え、アルギン酸ナトリウムと中鎖脂肪酸を追加し、「より水溶性食物繊維の効果を高めた」製品です。
また、血糖値の急上昇を抑える効果がある「マルベリー」が入っており、これもダイエットに効果のある成分です。
使用方法は、毎食前に2~4カプセルを240~480mlの水(飲むカプセルの個数で変わる)と一緒に飲みます。
ここで、必ず守ってもらいたいのが「食前に飲む」「240ml(もしくは480ml)の水」の2つです。
これを守らず食後に飲んだりすると、食事の糖分があっさり吸収されて血糖値の急上昇がおき、何の意味もありません。
あとは「2カプセルなのか、4カプセルなのか」という問題ですが、アメリカンサイズの食事量でない限りは2カプセルで十分です。
価格は1ドル110円計算で、
・1日3回使用で1ヶ月分入り24.47ドル(約2692円)
25、青汁(緑黄色野菜不足解消・アンチエイジング)
※【関連記事】青汁についてもっと掘り下げて知りたい方はこちら↓
【手軽に野菜不足解消】iherb(アイハーブ)で買えるおすすめ青汁一覧表
・野菜不足を手っ取り早く解消できる青汁
青汁の基本的な効果は「緑黄色野菜不足解消」です。
そしてその健康効果も、
- 「便秘が改善した(食物繊維のおかげ)」
- 「肌が綺麗になった(ビタミンCなど各種ビタミンのおかげ)」
- 「風邪をひきづらくなった(ビタミンCのおかげ)」
- 「夏バテしにくくなった(食物繊維・ビタミン・ミネラル類のおかげ)」
- 「体臭が消えた(体臭の原因の多くは野菜不足による腸内環境の悪さが原因)」
と、野菜を毎日大量に食べた時と同じ健康効果ばかりです。
ある意味、とてもわかりやすいサプリメントと言えます。
・「生きた酵素入り青汁」はアンチエイジング効果もある
青汁の中でも「生きた酵素入り」のものは「老化対策(アンチエイジング)効果」に優れています。
これは活性酸素を除去するSOD酵素というものを補充できるからです。
※この辺の詳しい理屈は青汁について掘り下げた記事【手軽に野菜不足解消】iherb(アイハーブ)で買えるおすすめ青汁一覧表をご覧ください。
・他のサプリ同様、青汁もアメリカの方が優れている
「青汁は日本でも買えるのに、わざわざアメリカから買う必要があるのか?」と疑問を持たれるかもしれませんが、他のサプリメント同様、青汁もアメリカの方が優れた製品が多いのです。
(※さらにいえば、青汁の歴史はアメリカの方が20年ほど長い)
アメリカの製品が優れている点を列記しますと、
- オーガニック(無農薬・有機栽培)の原料を使用
- 使用している原料が豊富(日本はケールか大麦若葉のみの製品が大半)
- 「品質の割りに」価格が安め(品質にこだわらなければ日本にも安いものはある)
このように、特に品質面でアメリカの製品の方が優れているのです。
1、たくさんの野菜と生きた酵素を摂れるParadise Herbsのオーガニック青汁
(商品のリンク→Paradise Herbs, ORAC-Energy Greens, 12.8 oz (364 g))
この製品はとにかく野菜が豊富で、「大麦若葉」「ケール」といった、日本の青汁でもよく使用されるものに加え、一時期日本でも話題になった「クロレラ」、「小麦若葉」「スピルリナ(クロレラと似た物)」「アルファルファ」「エジプト小麦若葉」「えん麦」「ホウレンソウ」「ブロッコリー」「パセリ」「トマト」と、「これだけ飲んでおけばもう野菜を摂る必要性がないのでは?」と思わせてくれるほど色々詰め込まれています。
そして、使われている原料はオーガニック(無農薬・有機栽培)です。
オーガニック(無農薬・有機栽培)ではない青汁は濃縮された農薬を飲んでいる(というのはやや大げさですが)のに近いわけですから、体にいいわけがありません。
しかし、オーガニックならその心配がないわけです。
また、この製品は老化防止(アンチエイジング)効果を期待できる「生きた酵素」が入っています。
価格はやや高めですが、青汁ではトップクラスの高品質といえる製品です。
ただ、この製品で注意が必要なのは「(少量ながら)漢方薬がいくつか入っている」ということです。
例えばインド版朝鮮人参の「アシュワンダ」や「霊芝」、アメリカ版朝鮮人参の「アメリカニンジン」などです。
これらは血行を良くしてくれるので健康にはいい成分なのですが、これがどうも体質的に合わず、吐き気や痒みが出る人もいるようなのです。
もしそのような反応が出た場合は残念ながら服用をやめましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・60回(2か月分)入り44.99ドル(約4950円)
・1ヶ月当たり約22.50ドル(約2480円)
2、コスパ最高のStarwest Botanicalsのオーガニック青汁
(商品のリンク→Starwest Botanicals, Organic Greenpower Blend, 1 lb (453.6 g))
この製品は、上で紹介した製品の半額程度の価格です。
しかし、「大麦葉」「小麦葉」「アルファルファ」といったメジャーな青汁の材料に加え、 「スピルリナ」「ほうれん草」「昆布」「オレンジの葉」「オレンジの皮」「イチョウ葉」など、豊富に野菜類が入っています。
もちろんこれもオーガニック(無農薬・有機栽培)です。
ただし、酵素は死んでいますので、野菜不足解消目的のみの製品といえます。
価格は1ドル110円計算で、
・56回分(2ヶ月弱分)入りで21.95ドル(約2420円)
・1ヶ月当たり約11ドル(約1200円)
3、老化対策(アンチエイジング)に特化した、生きた酵素入りGreen Magmaの大麦若葉青汁
(商品のリンク→Green Foods Corporation, Green Magma, Barley Grass Juice, 10.6 oz (300 g))
カリフォルニア大学の萩原義秀教授が開発した、生きた酵素入り青汁である「麦緑素」を使った大麦若葉青汁です。
この萩原義秀教授は日本ではいまいち知名度が低い人なのですが、 アメリカのスーパーフード界では昔からの有名人で、アメリカでスーパーフード青汁の話題になると「Dr.Hagiwara」という名前が度々出てくるのです。
そしてこの製品ですが、老化を防ぐ「アンチエイジング効果」にこだわった製品になっています。
そのため、使われているのはアンチエイジングに一番効果があるとされる「オーガニックの大麦若葉のみ」というシンプルなものとなっています。
このため、緑黄色野菜不足を補うという点ではどうしても弱くなりがちですが、それと引き換えに老化対策(アンチエイジング)効果という点では他の製品より頭ひとつ抜けだしたものとなっています。
価格は1ドル110円計算で、
・50回分(1ヶ月と20日分)入りで39.60ドル(約4360円)
・1ヶ月当たり約23.76ドル(約2614円)
26、オメガ3脂肪酸/DHA/EPA(頭の働きをよくする・心臓病予防・コレステロールを下げる・動脈硬化予防・高血圧対策・しわやたるみ予防・アレルギー症状抑制・視力回復・ドライアイなど)
なにやらすごく長ったらしいタイトルになってしまいましたが、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)はアメリカでは万能薬扱いされるほど効果の出る範囲が幅広いのです。
(※ついでに解説も相当長ったらしくなっていますので、覚悟して読んでください)
・オメガ3脂肪酸とは「DHAなど、主に魚の油に含まれる脂肪酸成分」の総称
日本ではオメガ3脂肪酸と言われてもピンとこない人がほとんどだと思います。
しかし「DHA」と言えば聞き覚えのある人も多いでしょう。
90年代から頭の良くなる成分として「DHA」がマスコミで取り上げられるようになり、魚にそのDHAが含まれていることから「魚を食べると頭が良くなる」と歌にもなりました。
このDHAがまさにオメガ3脂肪酸の事なのです。
また、DHAだけではなく、EPAも代表的なオメガ3脂肪酸で、DHAが「頭が良くなる」成分なら、こちらは「血管が良くなる」成分です。
・オメガ3脂肪酸の効果の基本は「脂肪の摂りすぎによる病気の予防」
オメガ3脂肪酸には様々な効果があるのですが、「脂肪の摂りすぎが原因の病気を予防する」という効果が基本です。
脂肪の摂りすぎが原因の病気としては、「糖尿病」「高脂血症」「動脈硬化」「心臓病」などがありますが、オメガ3はこれらの病気の予防に大きな力を発揮すると言われています。
オメガ3脂肪酸を摂取している人達の間で「(魚の)油で脂肪を洗い流す」という表現が使われるのも、この脂肪の摂り過ぎによる弊害を減らす働きのためです。
そして、オメガ3脂肪酸はそれらの脂肪の摂りすぎが原因の病気の予防だけではなく、かなり広範囲にわたって身体に良い効果をもたらすことが分かっています。
以下に一般に言われているオメガ3脂肪酸の効果・効能について列記していきます。
- コレステロール値を下げる
- 中性脂肪値を下げる
- 血糖値を安定させ、糖尿病に効果
- 高脂血症(脂質異常症)の改善
- 血管をしなやかにして血行を良くする(EPAの効果)
- 動脈硬化の予防改善
- 高血圧の予防改善
- 心臓病の予防
ここまでがオメガ3の基本である「脂肪の摂りすぎが原因の病気を予防する」効果の部分で、この他にも
- 頭の働きを良くする(DHAの効果)
- 各種アレルギーの抑制効果(※ただし、効果があるのは軟膏にオメガ3を入れたもの限定の可能性も)
- 関節痛・リウマチ症状の改善
- 視力回復効果(※ただし、効果は高齢者限定の可能性も)
- ドライアイ症状の改善
- 抑うつ症状・イライラの軽減(DHAの効果。ただし、子供限定の可能性も)
- しわやたるみ予防
- ガン発症リスクを下げる
などがあり、それなりに臨床データもあるのですが、ここまで来るともはや連想ゲームで効果を期待しているものも混ざってきますので切りがありません。
あくまでも基本は「脂肪の摂りすぎが原因の病気を予防する」ことだということを忘れないでください。
・効果の強さの順は「クリル(オキアミ)オイル>フィッシュオイル>>>フラックスシードオイル(亜麻仁油)とエゴマ油」
日本だけでなく米国においても「オメガ3脂肪酸=フィッシュオイル」という認識が強いため、フィッシュオイル原料のオメガ3脂肪酸が一番売れています。
しかし、効果・効能の強さと多様性、吸収率の高さ、安全性においては「クリル(オキアミ)オイル」がフィッシュオイルを圧倒しています。
クリルオイルがフィッシュオイルより優れている点を列記しますと、
・リン脂質と結合しており、吸収率がフィッシュオイルの10~15倍
・血液脳関門の透過性が高いので、フィッシュオイルのDHAより脳への効果が高い
・下の図のように、抗酸化作用が他の抗酸化成分を圧倒しており、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧といった、循環器系疾患への効果がかなり強い。
(引用元→http://www.seiko-yakuhin.co.jp/material/krilloil.html)
・下の図のように、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質を適正値に保つ効果がフィッシュオイルより強いので、高脂血症(メタボ)の改善に役立つ。
・ホスファチジルコリン(レシチン)を含むので、DHAのみのフィッシュオイルより脳機能改善に効果的。
・強い抗酸化作用があるアスタキサンチンを含むので、サプリにした時に劣化(酸化)しにくい。
・環境汚染度が低い南極のオキアミ(オキアミ自体、汚染リスクの極めて低い魚)が原料なので、重金属などの汚染物質を気にしなくていい。
・2週間のクリルオイルの服用で、関節炎・リウマチ症状がフィッシュオイル服用時よりも強い改善が見られた、という研究報告もある。
・肝臓でのグルコース代謝(要するに糖質の分解)が促進(フィッシュオイルでは変化無し)。
・脂質の代謝を促進した(フィッシュオイルでは変化無し)。
とまあ、挙げるとキリがないくらい、フィッシュオイルよりクリルオイルの方が優位性があるのがわかります。
しかし、クリルオイルにも欠点があります。
価格がフィッシュオイルよりも高いのです。
低価格帯のものでもフィッシュオイルの2~3倍します。
この辺はお財布と相談といったところでしょうか。
・フラックスシードオイル(亜麻仁油)とエゴマ油は「摂らないよりまし」程度と思って差し支えないレベル
日本人は植物性油大好き民族と言っていいくらい、昔から植物性油=無条件で体にいいと刷り込まれています。
もうすっかりブームは去ってしまいましたが、一時期(確か2015年あたり)はテレビでも週刊誌でも「亜麻仁油とエゴマ油は健康にいい!」と連呼され、この亜麻仁油とエゴマ油を扱った製品がスーパーの油売り場を占拠していました。
しかし、健康への貢献度という点では、この2つの植物性油はクリルオイルとフィッシュオイルに完全に負けています。
その理由は「亜麻仁油とエゴマ油はα-リノレン酸は豊富だが、DHAとEPAはほとんど入っていない」という点です。
しかも、そもそもそのα-リノレン酸は「日本人はむしろやや取り過ぎなくらい」なのです。
(ソース:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」「国民健康・栄養調査」)
もちろん、α-リノレン酸は体内でDHAとEPAに変化するので、摂らないよりはマシですが、この変換率が10%前後とかなり低いのです。
「亜麻仁油とエゴマ油は体にいい」と信じてきた人たちにはなかなか受け入れられない話でしょうが、「魚がどうしてもだめ(アレルギーがある」という理由でもない限り、残念ながら「あえて摂る理由はない」成分と言えます。
・フィッシュオイルのオメガ3脂肪酸サプリを選ぶ時は「分子蒸留」されているものを選ぶこと
フィッシュオイルのオメガ3脂肪酸は、その名前の通り原料が魚なのですが、魚で問題となるのは重金属などの汚染物質の問題です。
オメガ3サプリメントを製造する際、この環境汚染物質の除去作業をするのですが、どういう精製方法を採るかによって除去率に差が出ます。
一番除去率が高いのが「分子蒸留」という方法です。
これは英語の「Molecularly Distilled」の日本語訳なのですが、「分子的に蒸留」や「分子レベルで精製」など日本語訳にはかなりブレがありますので、この精製方法が採用されているかどうかを確認する場合は、日本語の説明ではなく、英語版の説明書に「Molecularly Distilled」と書かれているかを確認した方が確実です。
・オメガ3で胃の痛みや吐き気をもよおす人もいる
オメガ3は前述の通り魚を原料とした油ですが、この青魚が体質的に合わない人がいるのです。
このような人はオメガ3サプリメントを飲むと胃が痛くなったり吐き気をもよおしたりしてしまいます。
そのような症状が出た場合は無理をせずに服用する量を減らしたり、「亜麻仁油」か「エゴマ油」で代用するという手を使うしかないでしょう。
1、クリルオイルでは一番コスパがいいCalifornia Gold Nutritionのクリルオイルオメガ3脂肪酸
クリルオイルはずっと月2000円以上かかる製品しかなかったのですが、ようやく出てきた月1000円以下で買えるクリルオイル100%の製品です。
また、この製品はただ安いだけではなく、「成分量が他のクリルオイル製品より(少し)高い」「酸化の度合いも他の製品より低い」とクオリティもそれなりに高い製品になっています。
一方、この製品で指摘されるのが「成分量が少ないんじゃないの?」という点です。
実際、成分量を見ると、「オメガ3脂肪酸240mg、EPA120mg、DHA60mg」とフィッシュオイルタイプより少なめです。
しかし、前述のように、クリルオイルは吸収率がフィッシュオイルよりはるかに高いのでこれでお釣りが来るほど十分な量なのです。
価格は1ドル110円計算で、
・120カプセル(4ヶ月分)入りで35.95ドル(約3955円)
・1ヶ月当たり約8.99ドル(約989円)
2、コスパが一番のMadre Labsのフィッシュオイルオメガ3脂肪酸
(商品のリンク→Madre Labs, Omega-3 Premium Fish Oil, No GMOs, No Gluten, 100 Fish Gelatin Softgels)
フィッシュオイルタイプのオメガ3脂肪酸です。
この製品の売りは
・分子蒸留している
・1日あたり15円程度ですむ
この2点です。
また、使用している魚の原産国と魚の種類をしっかりと明記しているという点でも信頼性がおける製品と言えます。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で50日分入り6.95ドル(約765円)
・1ヶ月当たり4.17ドル(約459円)
3、値段は高いが、品質はトップクラスのNordic Naturalsのフィッシュオイルオメガ3脂肪酸
(商品のリンク→Nordic Naturals, Ultimate Omega, Lemon Flavor, 1000 mg, 180 Soft Gels)
Nordic Naturalsという、オメガ3サプリに特化したメーカーの製品です。
この製品は
・重金属リスクの低い北欧産の魚を使用
・分子蒸留している
・第三者機関で検査済み
・酸化を防ぐ加工を施している
と、フィッシュタイプのオメガ3脂肪酸サプリの持つリスクを最小限にするよう努めた製品です。
また、1日あたりに摂取できるオメガ3脂肪酸の量が他のフィッシュオイルタイプの製品の倍になっているのでその分効果も出やすいとも言えます。
しかし、その分コストも跳ね上がり、価格は1日当たり約73円、効果を高めたい場合は1日2回摂取するので1日当たり145円と、上で紹介した製品の5~10倍近くになっています。
もちろん、「お金を払って安全・安心を買っているんだ」と考えれば決して高すぎるという事はありませんが、この辺はやはり懐具合と相談という事になりそうです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で90日分入り59.46ドル(約6540円)
・1ヶ月当たり19.82ドル(約2180円)
27、カフェインサプリ(強烈な眠気覚まし)
・強力な目覚まし効果
「強烈な眠気覚まし」として有名なカフェインの錠剤です。
昔からコーヒーを眠気覚ましに飲む人はわんさかいますが、そもそも眠気覚まし目的ならコーヒーなど飲まずに素直にカフェインの錠剤かカプセルを飲めばいいだけの話なのです。
にもかかわらず、日本ではカフェインサプリを飲んでいる人は少ないのですが、やはりカフェインサプリは薬局経由でしか購入できなかったという事情があるからなのでしょうか。
話が少しそれてしまいましたが、このカフェインサプリの効果は強烈で、摂取するとみごとにばっちりと目が覚めます。
そして疲労感も軽減し、まさに「疲労がポンと取れる」サプリメントです。
・効果のある量は人それぞれ
その強烈な効果のあるカフェインサプリなのですが、「どれぐらいの量で効くか」というのは個人差がかなりあります。
日常的にカフェイン入りの飲み物(コーヒーやエナジードリンクなど)飲んでいる人は耐性ができてしまっているのでかなりの量が必要になってしまいます。
しかし、カフェイン飲料を常用していない人なら100mg程度(コーヒー3杯程度)で効果を示します。
・しかしリスクも高い
このようにカフェインは効果が強いのですが、当然危険性も伴います。
最悪の場合、死にます。
実際、2015年には日本で初めてカフェイン中毒による死亡例が発生し、アメリカでも十数件の死亡例が報告されています。
もちろんこのような死亡例は、かなりの量を常用し続けた場合にのみ起こるものであり、おいそれと起こるものではありませんが、あまりにも便利なサプリなのでついつい常用しがちなのです。
例えば「1日の睡眠時間を4時間くらいに抑えて、ぶっ通しで勉強や仕事をする」などというのもこのカフェインサプリを使えばできてしまうのです。
当然体には悪く、確実に寿命を縮めてしまうのですが、あまりにも効果凄いので後先考えずにガンガン使ってしまう10代・20代が多いのです。
例えば、有名なyoutuberにヒカキンという人がいますが、この人はどう見てもこのカフェイン中毒にかかっているとしか思えないような動画を公開しています。
若いうちは後先考えずにやらかしてしまいがちだというのが分かる典型例と言えます。
このようにリスクもあるサプリメントなので、使用する際は決して常用しようなどとはせず、どうしても起きていないといけない「非常時のみに使う」という使い方を心がけるようにしましょう。
・錠剤型とカプセル型では効果に差がある
日本ではカフェインサプリ使用者が少ないせいかあまり指摘されないのですが、カフェインサプリは錠剤とカプセルでその効果にかなりの差が出ます。
錠剤型は吸収率と吸収速度がゆっくりで、カプセル型(特に液体型)は
初めてカフェインサプリを使う場合はこの錠剤で十分なのですが、カフェイン耐性があったりして錠剤ではいまいち効果を感じない場合は吸収率の高い「カプセル型」を使う事になります。
しかし問題もあります。
カプセル型は即効性がありすぎて初めて使うには扱いが難しいのです。
よくあるのが、カプセル型の即効性によって興奮しすぎてしまって体調を崩し、結局横にならざるを得ず、何のためにカフェインを飲んだのかわからなくなるというパターンです。
初めてカフェインサプリを使用する場合は、まず効果がゆっくりな錠剤型を試してみることをお勧めします。
1、安くて使いやすいALLMAX Nutritionのカフェイン錠剤
(商品のリンク→ALLMAX Nutrition, 100% Pure Caffeine + Easy-To-Cut in Half Pill, 200 mg, 100 Tablets)
この製品の特徴は、
- 1錠(200mg)当たり約5円と安い
- 半分にパキッとカットできるように切れ目が入っている
特にこの安さは魅力で、この値段で無駄に高いエナジードリンクと大差ない効果があるわけですからかなりの節約になります。
ただ、前述のように、カフェインの錠剤は吸収率がいまいちですので、これで効果が出ない人も少数ながらいます。
そのような人は次で紹介するカプセル型カフェインを買いましょう。
価格は1ドル110円計算で
・100錠入り4.79ドル(約527円)
・1錠当たり約0.05ドル(約5円)
2、吸収率が高く、即効性のあるNutrex Research Labsのリキッドカプセル型カフェイン
(商品のリンク→Nutrex Research Labs, Caffeine 200, Energy & Alertness, 60 Liquid Capsules)
この製品はカプセル型の中でも特に吸収率と即効性に優れた「リキッドタイプのカプセル型カフェイン」です。
その効果の高さと引き換えに値段も錠剤型の約2倍になっています。
この強力な製品でも効果がいまいちだった場合は、単純に摂取量を増やすしかないでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル入り6.29ドル(約692円)
・1カプセル当たり約0.1ドル(約11.5円)
28、チロシン(ノルアドレナリン不足型うつ症状・ストレス対策・やる気を出す)
・チロシンは抗うつ・抗ストレスの脳内物質である「ノルアドレナリンの原料」
人はストレスを感じると、ノルアドレナリンという脳内物質を出します。
このノルアドレナリンの働きで、ストレスによるさまざまな精神的・肉体的ダメージを回避できるわけです。
しかし、ストレスが継続すると、ノルアドレナリンの在庫が底をついてしまいます。
こうなってしまうと、体はストレスによるダメージをもろに受けてしまいます。
最初は、頭痛、肩こり、腰痛やできものができるといった肉体的症状が起こり、その後うつ症状が起き、最後にはうつ病に至るのです。
(※誤解されがちですが、うつ症状とうつ病は必ずしも一致しません。うつ症状がせきやくしゃみ、うつ病が風邪やインフルエンザと考えれば理解しやすいでしょうか)
・ノルアドレナリン不足型うつの特徴
他人事で「うつ」とまとめられがちですが、実はうつといっても、「ノルアドレナリンが不足したうつ」と「セロトニンが不足したうつ」の2種類あるのです。
ノルアドレナリンが不足したタイプのうつ症状の特徴は、
- やる気がない、無気力
- ちょっとしたことで異常なほど疲労感がある
- 一日十数時間寝てもまだ眠い
- そもそもストレスに弱い、我慢が効かない
特にノルアドレナリン不足型で特徴的な症状が「一日十数時間寝てもまだ眠い」です。
これに対して、セロトニン不足型では逆に興奮が収まらずに不眠に悩まされますので、この睡眠の長短が「自分がノルアドレナリン不足型なのかセロトニン不足型なのか」を知る目安になります。
これを見誤ると「うつに効くものに片っ端から手を出してるのに全然効かない」という事態になってしまいます。
特に日本で知られているうつ対策のほとんどがセロトニン不足型に対応したものですので注意が必要です。
(ちなみに私はこの判断を見誤って、2006~2009年頃までうつ症状に苦しめられて完全にキャリアの空白期間になってしまいました)
・ただし、ノルアドレナリンの過剰状態も問題
このようにノルアドレナリンが不足すると、ストレスに弱く、過眠や疲労、無気力になるわけですが、ノルアドレナリンが過剰に分泌されるとこれはこれで問題です。
ノルアドレナリンが過剰に分泌されると、「いつも興奮して落ち着かない」「イライラする」「常に攻撃的な言動をする」「眠くない(眠れない)」といった問題を引き起こします。
この状態で活躍するのが「セロトニン」で、ノルアドレナリンの過剰状態を中和し、これらの症状を鎮めてくれるのです。
「過剰なストレスにはノルアドレナリン、過剰なノルアドレナリンにはセロトニン」という役割の違いはぜひ覚えておいてください。
そうすると、強いストレス状態に晒されたり、うつ症状が出た時に適切な対処が採りやすくなります。
・長期使用すると耐性がついて効果が薄れる危険も
ノルアドレナリン不足型うつにはチロシンが効果的なのですが、チロシンの使用には注意も必要です。
それは「使い続けると効果が薄れる恐れがある」ということです。
これはチロシン耐性がついてしまって、ちょっとやそっとのチロシン摂取ではもう体が反応しなくなるせいだと言われています。
(もっとも、これは理屈の上ではちょっとおかしな話なので、本当にこのように長期使用で効果が薄れるなどということがあるのかは正直疑問なのですが。)
このように、チロシンを飲んでも効果が出なくなってしまった場合は、次で紹介する、チロシンと同じ効果のある「フェニルアラニン」に切り替えましょう。
1、Jarrow FormulasのN-アセチル化した高吸収型チロシン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, N-Acetyl Tyrosine, 350 mg, 120 Capsules)
N-アセチル化という、通常のチロシンよりも成分を安定させ、吸収率も上げたチロシンです。
「成分を安定させ」というのはどういうことかというと、通常のチロシンは水分に触れるとチロシンの成分が不安定な状態になり、効果的に働きにくくなるのですが、このN-アセチル化をしていると、例え水分に触れてもきちんとチロシンが働いてくれるのです。
ただのチロシンサプリはたくさんあるのですが、このN-アセチル化した製品は少なくなってしまったので貴重な存在です。
使い方としては、やる気を出したい時に飲む、というのではなく、毎日朝晩飲むという飲み方の方が効きます。
この辺は即効性を期待できるカフェインサプリとは違うところです。
一般の認識と違い、チロシンはゆっくりと変化していくサプリなのです。
(※この辺を勘違いしてる人は多いようで、レビューでは「1週間飲んだけど効かなかった!」と低評価にしているものもあります。抗うつ剤でもないのに、1週間飲んだだけで自覚できるほどの変化がある方がおっかないのですが。)
そして、極力空腹時に飲みましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・120カプセル(2か月分)入り11.68ドル(約1285円)
・1ヶ月当たり5.84ドル(約642円)
29、フェニルアラニン(チロシンの代用・痛み止め)
・フェニルアラニンの効果の基本はチロシンの代用
フェルニアラニンの役割はチロシンと同じで、ノルアドレナリンの原料となり、抗ストレス作用やうつ症状の改善、やる気を起こさせるなどの効果があります。
ではチロシンと同じ効果のフェニルアラニンをあえて摂取する理由は何でしょうか。
それはチロシンを連続で使い続けるとチロシンの効果が落ちてしまう可能性があるからです。
そこで、チロシンの摂取を定期的に止めてこのフェルニアラニンを代用として使うことでチロシンの連続使用を避けることができ、それによってチロシンの効果低減から逃れることができるのです。
・フェニルアニリンには天然型と合成型の2種類がある
フェニルアラニンには天然型である「lフェニルアラニン」と合成型である「dフェニルアラニン」、そして天然型と合成型を合わせた「dlフェニルアラニン」の3種類が製品として出されています。
lフェニルアラニンはチロシンの原料となるのでそのままチロシンの代用として使えますが、 dフェニルアラニンはちょっと特殊です。
と言うのも、 dフェニルアラニンはチロシン同様ノルアドレナリンを出す効果もあるのですが、それに加えて痛み止めの効果もあるのです。
強いストレスを感じると、胃が痛くなったり、関節が痛くなったり、頭痛がしたりといった色々な体の痛みが発生することがありますが、それらの痛みの諸症状を緩和してくれるのがこの合成型の「dフェニルアラニン」なのです。
ただ、ノルアドレナリンを生成する能力は天然型であるlフェニルアラニンに比べて劣っている可能性があるため、ノルアドレナリンを出す効果と痛み止め効果の両方を期待する場合は天然型と合成型を合わせた「dlフェニルアラニン」という成分を取るのが一般的です。
1、Now Foodsのlフェニルアラニンサプリメント
(商品のリンク→Now Foods, L-Phenylalanine, 500 mg, 120 Veggie Caps)
天然型のlフェニルアラニンサプリメントです。
この天然型タイプのフェニルアラニンはそのままチロシンの代用目的で使います。
例えば「1ヶ月目はチロシン飲み、2ヶ月目はこのlフェニルアラニンサプリを飲む」という具合にローテーションをするのです。
使用量ですが、説明書には1日1~3カプセル使用と書かれていますが、成分量から考えると1日1カプセルを2回飲むのが妥当なところではないのでしょうか。
価格は1ドル110円計算で、
・120カプセル(2か月分)入り11.39ドル(約1253円)
・1ヶ月当たり約5.7ドル(約626円)
2、痛み止め効果も期待できるLife Extensionのdlフェニルアラニンサプリメント
(商品のリンク→Life Extension, D, L-Phenylalanine, 500 mg, 100 Veggie Caps)
上のlフェニルアラニンサプリメントはただ単にチロシンの代用目的の製品でしたが、このdlフェニルアラニンサプリはチロシンの代用としての役割に加え、胃の痛みや頭痛といったストレス性の痛みを緩和する効果も期待できます。
この意味では実はチロシンの上位互換と言えるかもしれません。
摂取方法は「朝の空腹時に1日1カプセル」と書かれていますが、一般にフェニルアラニンは2回以上に分けて取りますので、チロシン同様1日2回摂取しましょう。
ただ、そのように痛み止め効果も加わった分、価格もやや高めです。
価格は1ドル110円計算で、
・100カプセル(50日分)入り14.06ドル(約1550円)
※2か月分でない事に注意
・1ヶ月当たり約8.5ドル(約930円)
ちなみに、「この製品よりcountry lifeの製品の方が効果があった!」というレビューがありますが、それは単純にCountry Lifeの製品は1カプセルあたりの含有量がこの製品の2倍なので、より強く効果を感じただけということでしょう。
30、 5-ヒドロキシトリプトファン(セロトニン不足型うつ症状・不眠・イライラ)
・簡単に言えば「ビクビクガタガタおどおど」に効く成分
5-ヒドロキシトリプトファンはセロトニンの原料となる成分で、セロトニンの生産を促し、セロトニン不足型うつの症状緩和に役立ちます。
セロトニン不足型うつと言ってもなかなかピンとこないもしれませんが、簡単に言えば「いつも不安で不安でしょうがなく、いつもビクビクガタガタおどおどしている」タイプの人がこれです。
この5-ヒドロキシトリプトファンはこのような慢性的な不安症に悩まされている人の症状を緩和する効果を期待できるのです。
・ただし、ノルアドレナリン型うつには全然効かない
日本人はこのセロトニン不足型のビクビクした人が多いので、「うつ病=セロトニンが不足しているんだな」と安易に考えられがちですが、「28、チロシン」の項目で書いた通り、うつ症状にはセロトニンが不足しているタイプだけではなく、ノルアドレナリンが不足しているタイプもあるので注意が必要です。
この判断を誤ると、いくらうつ病対策のサプリメントに手を出しても全然効果が出ないということになりかねません。
実際このヒドロキシトリプトファンのレビューを見ると「吐き気がしただけで全然効果がなかった」というものを散見できます。
後述するように、吐き気がすると言うのはセロトニンがちゃんと出ている証拠でもあるので、サプリメントそのものはちゃんと働いているということなのですが、それでも効果がなかったというのはおそらくセロトニン不足型の症状ではなかったということなのでしょう。
このノルアドレナリン不足型うつかセロトニン不足型うつかを見分ける目安としては「不眠」なのか「過眠」なのかというものがあります。
不眠ならばセロトニン不足型ですし、過眠ならばノルアドレナリン不足型と判断できます。
もちろん、この判断方法も100%正確とは言い切れないのですが、一応の目安にはなります。
・イライラ、攻撃的な性格の緩和にも役立つ
セロトニンのもう一つの役割としてはイライラや攻撃的な性格の緩和というものがあります。
イライラや攻撃的になっている時というのは「ノルアドレナリンが過剰に分泌されている状態」である場合が多いのです。
セロトニンはこのノルアドレナリンが過剰に過剰な状態を緩和する働きがあるので、セロトニンを摂取するとイライラが静まりやすくなるのです。
(※ノルアドレナリンやセロトニンに詳しい方はこの分け方に納得がいかないかもしれませんが、わかりやすくするためにあえてを分けて説明しました。ご了承ください。)
・ネット上では吐き気の副作用症状を訴える人が多いですが
このヒドロキシトリプトファンを飲んだ人のブログ記事を片っ端から読むと、やたら「吐き気がした」「吐き気に苦しめられた」というように副作用の症状を訴えるものが目につきます。
確かに、このヒドロキシトリプトファンのようなセロトニンの生産を促すタイプのサプリメントは吐き気の副作用リスクはあることはあります。
しかし、吐き気がすると言うのはある意味セロトニンが体内で順調に生産されているという証拠でもあるのです。
というのも、体内のセロトニンの量がある一定以上を超えると嘔吐中枢が刺激されて吐き気が起きるのです。
ですから、吐き気をしたということはサプリメントがちゃんと効いている可能性が高いということで逆に喜ぶべき副作用なのです。
しかし、そうは言っても、どうしても我慢できないレベルの吐き気になってしまう場合は無理をせずに摂取量を減らしましょう。
別に吐き気がするレベルのなるまでセロトニンの体内量を増やす必要性はないからです。
摂取量の減らし方はカプセルを割って中の粉を半分だけ飲むという方法が一般的です。
・空腹時に摂取というのを必ず守ること
このヒドロキシトリプトファンの摂取時の注意ですが、必ず空腹時(もしくは食事の30~1時間以上前)に飲んでください。
というのも、空腹時に飲まないと胃の中にある食べ物と結びついてしまい、うまくヒドロキシトリプトファンが吸収されなくなってしまうからです。
1、Doctor's Bestの5-ヒドロキシトリプトファン
(商品のリンク→Doctor's Best, Best 5-HTP, 100 mg, 60 Veggie Caps)
5-ヒドロキシトリプトファンサプリはコスパ重視のものやタイムリリース型などいろいろ種類があるのですが、初めて手を出す場合はこの2ヶ月分入りのDoctor's Bestのものが無難です。
この製品を試してみて、効果があった場合は大容量でコスパのいい6ヶ月分入りのものを買えばいいですし、イマイチだった場合は2倍の量が入ったタイムリリース型や成分の純度が高い製品に変えるなどしましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル(2ヶ月分入り)で9.24ドル(約1020円)
・1ヶ月あたり4.62ドル(約510円)
31、ラクターゼ(牛乳・乳製品に弱い人向け)
・牛乳を飲んで下痢をする人は腸内のラクターゼの働きが弱い
日本人は牛乳を飲んでお腹を下す人が多いのですが、その原因の多くは乳糖を分解する「ラクターゼ」という消化酵素の働きが悪かったり、もしくはラクターゼの体内での量が不足している事によるものです。
ラクターゼが不足して牛乳に含まれる乳糖がうまく分解できないと「異物が腸内に入り込んだ!」と体に判断され、下痢によって異物である乳糖をできるだけ速やかに体外に排出しようとするのです。
ではこのように牛乳に弱い人はどうすればいいのか?と言えば解決方法は簡単で、ラクターゼを飲めばいいのです。
ラクターゼはすでにサプリメントにすることに成功していますので、それを経口摂取することで、ラクターゼが乳糖を分解してくれるというわけなのです。
・実は日本人の80%は牛乳に弱い
実はこのようなラクターゼの働きが悪く牛乳に弱い「乳糖不耐症」の人が日本人にはかなり多く、一説には80%の人が乳糖不耐症だと言われています。
80%とは相当な割合ですが、これは「自覚症状がないレベルの人」も含めています。
「自覚できるレベルの症状がないなら別に問題ないだろ」と安易に考えられがちですが、自覚があろうとなかろうと日本人の80%は牛乳や乳製品を摂るとお腹の調子が悪くなることには代わりありません。
そして、お腹の調子が悪くなるというのはそれなりに体への負担になるわけですから、長い目で見れば牛乳・乳製品によってじわじわと体を蝕んでるとも言えるわけで、ちょっと寒気がする話でもあります。
給食での牛乳不要論・廃止論が出るのもうなずけるわけです。
こう考えると、特に牛乳・乳製品に弱いと感じていない人でもラクターゼサプリを飲むに越したことはないと言えるのです。
1、「乳製品を徹底的に分解しよう」というコンセプトのNow Foodsのラクターゼサプリ
(商品のリンク→Now Foods, Dairy Digest Complete, 90 Veggie Caps)
このサプリメントは乳糖を分解するラクターゼはもちろん、タンパク質を分解する「プロテアーゼ」、 脂質の分解を促す「リパーゼ」も入っていて、乳製品を徹底的に分解しようというコンセプトが見える成分の組み合わせになっています。
価格は1ドル110円計算で、
・90カプセル入りで11.46ドル(約1260円)
・1カプセル当たり約0.12ドル(約14円)
2、ラクターゼを大量に摂りたい人向けのNatural Factorsのラクターゼサプリ
(商品のリンク→Natural Factors, Lactase Enzyme, 9000 FCC ALU, 60 Capsules)
この製品は上の製品の9倍のラクターゼが入っています。
上の製品で効果がいまいちだった時に手を出す製品であり、乳製品にかなり弱いという自覚がある人でない限り、いきなりこの製品に手を出す必要はありません。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル入りで15.37ドル(約1691円)
・1カプセル当たり約0.26ドル(約28円)
32、ルテイン(白内障・黄斑変性症・疲れ目・眼精疲労)
※ルテインについてもっと詳しく知りたい方はこちら→【iherb】目に効くおすすめサプリメント【老眼・疲れ目(眼精疲労)・ドライアイ・視力回復】
・ルテインの主要な効果は「白内障」と「黄斑変性症」の予防と進行を遅らせること
ルテインが目にいいという話は知られていますが、「じゃあ具体的に目のなにに効くの?」と聞かれると答えられる人はそう多くはないはずです。
ルテインで一番効果があるとされているのが「白内障」と「黄斑変性症」の予防及び症状の進行を遅らせる効果です。
「白内障」とは、簡単に言えば「眼球が白くにごって物が見えなくなる」症状です。
本当に目が真っ白になってしまった場合はサプリなんかでは手に追えませんので素直に手術を受けるべきですが、「予防・進行を遅らせる」のならサプリメントは有効です。
「黄斑変性症」はあまり聞いたことのない名前かもしれませんが、視界がゆがんだり、視界の中心部が真っ黒になって見えなくなるなど、かなり深刻な目の症状です。
黄斑変性症かどうかを調べるには簡単なテストがあり、「アムスラーチャート」を見て線が歪んで見えたりマス目が欠けて見える場合は黄斑変性症の疑いがあります。
この症状はたちが悪く、症状が出てしまうとサプリメントではどうしようもないのは白内障とは変わりませんが、手術や薬物治療でも完治しないケースが多いのです。
そのため「出来る限り早めにサプリメントを摂って黄斑変性症の予防に努めるべき」なのです。
・「疲れ目」と「眼精疲労」への効果も期待できる
ルテインの主要な効果は上記の様に「白内障」と「黄斑変性症」への効果なのですが、それだけではなく「疲れ目」と「眼精疲労」への効果も期待できます。
一言で疲れ目や眼精疲労といってもその原因はいろいろあるのですが、そのうちのひとつに「水晶体と黄斑部がダメージを受けたことに起因」するものがあります。
このケースの場合はルテインが疲れ目と眼精疲労に効果を発揮します。
もっとも、疲れ目と眼精疲労への効果を期待する場合はビタミンBとオメガ3脂肪酸を試してみるのが優先度としては高いと思います。
この2つがイマイチだった場合に3番手として試してみるのがこのルテインと言えます。
・ルテインは「ゼアキサンチン」との同時摂取が重要
ルテインは日本でもそれなりに知名度があり、日本のサプリメントメーカーも様々な製品を出していますが、ゼアキサンチンはあまり知られておらず、サプリメントとして売られている製品も数えるほどしかありません。
しかしルテインはゼアキサンチンとセットで働く成分なのです。
それゆえゼアキサンチンも摂取しなければいくらルテインを摂取しても効果は落ちてしまうです。
ルテインサプリメントはゼアキサンチンも含まれた製品を選ぶべきです。
・ルテインサプリメントは「フリー体ルテイン」を使用しているものを選ぶべき
実はルテインには2種類あり、一つは「フリー体ルテイン」、もう一つは「ルテインエステル」と呼ばれるものです。
「フリー体ルテイン」は、きちんと精製することで脂肪酸などの余計なものをそぎ落とし、体内に存在するのと同じ形のルテインにしたものです。
そのため、摂取したルテインはそのままの形で吸収・利用されます。
一方、「ルテインエステル」は、きちんと精製せず(つまり、余計な脂肪酸などがくっついたまま)にサプリメントにしたものです。
このため、ルテインエステルが体内に入ると、体内でルテインエステルに含まれる脂肪酸などを分離し、フリー体ルテインに変化させた後に体内で利用されます。
このことから分かるように、同じ「ルテイン20mg配合」と書かれたルテインサプリメントでも、フリー体ルテインを使用した製品は20mgのほとんどがきちんと体内に吸収されるのに対し、ルテインエステルを使用した製品は20mgのうち、その多くが廃棄され、実際に吸収されるルテインの量はごくわずかなものになってしまうのです。
「ルテインサプリメントを飲んでいるのにいまいち効果が無い」と感じている人は、ゼアキサンチンが入っていないものを選んでいたり、ルテインエステルを原料にした製品を選んでいる可能性があるのです。
1、ルテマックス2020採用のDoctor's Bestのルテイン・ゼアキサンチンサプリ
(商品のリンク→Doctor's Best, Lutein With Lutemax 2020, 20 mg, 180 Softgels)
「ルテマックス2020」という、特許取得済みの独自の抽出法で製造したルテイン・ゼアキサンチンサプリメントです。
その特徴は
・フリー体ルテイン使用
・マリーゴールドから抽出
・ルテイン&ゼアキサンチンの濃度比率をヒト血漿中に含有する濃度と同じ「5:1」に
・結晶の粒度を小さくし、希釈油にヒマワリ油を使用したことにより、体内吸収率を大幅に上げた
となっています。
この製品で注目すべきはゼアキサンチンの量です。
ルテインサプリメントはゼアキサンチンが少ない(もしくはまったく入っていない)製品が多いのですが、この製品はしっかりと4mg入っています。
ハーバード大のセッドン博士(ルテイン・ゼアキサンの黄斑変性症への効果を調べた論文で有名)は「ゼアキサンチンは1日5mg前後摂らないと効果がない」と言っていますが、ほぼその量を満たしています。
また、ヒマワリ油を希釈油に使っていますが、ルテインは油と一緒に摂ると吸収率が一気に跳ね上がりますので、この気遣いもうれしい限りです。
なお、以前はこの製品とほぼ同じで価格が安いHealty Originの製品(6か月分入り21.63ドル)をおすすめしてたのですが、iHerbでの販売が終わってしまったので入れ替えました(メーカー自体が製造をやめたようです)。
ただ、そのうちまた復活するかもしれないのでリンクは残しておきます。
価格は1ドル110円計算で、
・6か月分入り31.49ドル(約3464円)
・1ヶ月当たり5.25ドル(約577円)
33、アスタキサンチン(抗酸化作用・視力回復効果・疲れ目眼精疲労の軽減・疲労蓄積の抑制・運動時の持久力アップ・脂肪燃焼・紫外線による肌ダメージの抑制・動脈硬化の予防)
※アスタキサンチンについてもっと詳しく知りたい方はこちら→【眼精疲労・視力回復・疲労回復・美肌】iherb(アイハーブ)で買えるおすすめアスタキサンチンサプリとその選び方
・アスタキサンチンで効果を実感しやすいのは「目への効果」と「疲労回復効果」
何やら長ったるいタイトルになってしまいましたが、アスタキサンチンの効果は一言で言えば「強力な抗酸化作用で活性酸素によるダメージから体を守ってくれる」というものです。
しかし、これではあまりにも抽象的すぎて「なんのこっちゃ?」と思われることでしょう。
そこでアスタキサンチンの具体的な効果を列記すると、
- 眼精疲労が軽減する効果
- 視力回復効果(ただし主に仮性近視)
- 疲労が溜まるのを抑制するする効果
- 運動時の持久力がアップする
- 脂肪の消費量を増加させることによるダイエット効果
- 紫外線による「しみ・しわ」といった肌ダメージを抑制する効果
- 血管の老化を遅らせ動脈硬化を予防する効果
などが挙げられます。
そしてこの効果の中で特に実感しやすいのが「眼精疲労軽減効果」「視力回復効果」「疲労抑制効果」の3つです。
・アスタキサンチンサプリを選ぶ際はブランドに要注意
アスタキサンチンサプリと一言で言っても実は色々な抽出法があり、そしてブランドがあります。
非常に大雑把ですが、分けると次の3つに分類できます。
- アスタリール・・・コストはかかるが不純物が入りにくく高品質。日本の富士化学工業が製造
- バイオアスチン・・・全工程の3/4だけアスタリールと同じ抽出方法。それによってコストが抑えられる
- その他の無名ブランド若しくはノンブランド・・・どういう抽出方法を採っているのか不明なものが多い。また、不純物が入りやすい抽出法が多く「全身に発疹が出た!」など体の異常反応を訴える購入者のレビューがちょこちょこある
このように一番高品質なのはアスタリールで、次点がバイオアスチンとなります。
その他の無名ブランド若しくはノンブランドはお話にならないので、いくら安くても手を出さない方がいいでしょう。
(※ただし、その無名ブランドの中でも2017年から販売されたTruAztaを使用した製品は「1ヶ月あたり900円前後」という低価格の割に品質・安全性は高いので、無名ブランドではありますが試してみる価値はあります。)
ちなみに日本で売られているアスタキサンチンサプリのほとんどはブランド名すら書いていません。
もちろん品質はお察しの通りです。
1、最高品質のアスタリールを使ったSource Naturalsのアスタキサンチンサプリ
(商品のリンク→Source Naturals, Astaxanthin, 12 mg, 60 Softgels)
上で紹介した最も品質の高いアスタキサンチンである「アスタリール」を使った製品です。
以前は色々なメーカーがこの高品質のアスタリールを扱っていたのですが、アメリカの消費者はどんどんコスパ重視志向になってしまったこともあり、今はこのSource Naturals社しか製造しなくなってしまいました。
しかし、高品質なのと引き換えに価格は「1ヶ月あたり2300円」とかなり高めです。
価格は1ドル110円計算で、
・2ヶ月分入りで41.99ドル(約4620円)
・1ヶ月あたり約21ドル(約2310円)
2、バイオアスチンを使ったNutrex Hawaiiのアスタキサンチンサプリ
(商品のリンク→Nutrex Hawaii, BioAstin, Hawaiian Astaxanthin, 12 mg, 50 Gel Caps)
アスタリールに次ぐ品質を持った「バイオアスチン」を使用した製品です。
この製品の売りは高い品質を保ちつつ、コストを抑えることに成功したことです。
実際、上のアスタリール製品に比べ7割程度の価格となっています。
品質が高い割に価格が抑えられて嬉しい製品なのではありますが、やや問題があります。
この製品はコストを抑えるためか、カプセル表面のコーティングが熱に弱い素材なのです。
そのため、季節によっては中のカプセルがお互いにくっついてしまい、ひどい場合には一つの塊になってしまうことすらあるのです。
もちろんゆっくりはがして飲めばこれといって支障はないのですが、保管する際は出来るだけ涼しく湿度の低い所に置くようにしてカプセル同士がくっつかない様に注意しましょう。
(もっとも、夏場は配送の時点ですでにくっついている可能性もありますが)
ちなみに製品レビューで星一つのものは、この表面の溶けやすさを点を指摘したものばかりです。
価格は1ドル110円計算で、
・50日分入りで23.99ドル(約2640円)
・1か月あたり14.40ドル(約1580円)
3、コスパでは頭一つ抜け出ている「TruAzta」を使用したCalifornia Gold Nutritionのアスタキサンチン
2017年はじめに販売された「TruAzta」という新興ブランドのアスタキサンチンを使用した製品です。
一番の注目点はやはり価格で、「1ヶ月あたりで900円前後」とかなり価格が抑えられており、一番の売れ筋であるNowFoods社のものよりも低価格になっています。
価格が抑えられていると心配なのが品質ですが、TruAztaの製品説明(※リンク先はサイズの大きいpdfファイルなのでPCでの閲覧推奨)によると、
- (最高品質の製品である)アスタリールと同等の環境での抽出
- 他のメーカーはアスタキサンチン成分の純度が25%前後なのに対し、TruAztaは純度99%を実現
- アスタキサンチンを95%エステル化しているので成分が安定していて、かつ吸収率も高い
と、説明だけを見ると買わない理由はない製品なのですが、サプリメントは医薬品同様、ある程度年数が経たないと評価をしづらいものなので話半分で聞いておくのが妥当でしょう。
当面はこの製品は「アスタキサンチンを試してみたいけど、上2つはちょっと高いな」と感じる人が手を出す製品と言えそうです。
価格は1ドル110円計算で、
・4ヶ月入りで32.64ドル(約3590円)
・1ヶ月あたり8.16ドル(約898円)
34、GABA(血圧を下げる・リラックス効果・コレステロールと中性脂肪値を下げる)
・GABAの代表的な効果は「血圧を下げる効果」と「リラックス効果」の2つ
GABAの効果として色々なものがあげられていますが、主要となる効果は「血圧を下げる効果」と「リラックス効果」の2つです。
まず血圧を下げる効果についてですが、これはGABAがノルアドレナリンの働きを抑制することで起こる効果です。
ノルアドレナリンは血管を縮め、血圧を上げる作用をしますが、GABAを飲むことでこのノルアドレナリンの働きが抑制され、血管を縮める作用が抑えられることで高血圧を防ぐことができるのです。
次のリラックス効果ですが、これはGABAが脳に直接作用するわけではなく「腸」を通じて間接的に脳神経に作用することで起こります。
実は腸と脳は強い相互作用関係にあり、腸は「第二の脳」とまで言われるほどです。
その腸にGABAが作用し、腸管から脳中枢を刺激することで、リラックス効果もたらされる、というわけなのです。
この他にも「コレステロールや中性脂肪値を抑える効果」「安眠効果(リラックス効果の派生効果)」などがあるとされています。
・GABAは「合成のもの」と「天然由来のもの」の2つがある
GABAには「化学合成によって作られたもの」と「乳酸菌発酵によって作られた天然由来のもの」の2種類があります。
ここで大事な点は「リラックス効果を得たければ、合成によるGABAではなく天然由来の乳酸菌発酵したGABAを使うべき」ということです。
これは本当に大事な注意点なのですが、意識している人は少ないのが現実です。
GABAによるリラックス効果というのは、先ほど述べたつもり腸を通じて作用します。
そして腸は「GABAの乳酸菌に反応してより活発に活動する」のです。
化学合成によって作られたGABAには当然乳酸菌は入っていませんから、リラックス効果はかなり薄くなるということになるのです。
日本で売られているGABAサプリ(特に百均の安物)の多くが合成によって作られたものを使用しているのにもかかわらず、そういう製品を使用して「リラックスできた!」「よく眠れた!」と喜んでいるのを見ると「鰯の頭も信心から」なんだなというのがよくわかります。
1、Now Foodsの低価格の合成GABA
(商品のリンク→Now Foods, GABA, 500 mg, 200 Capsules)
コスパ重視のGABA製品です。
1カプセルに500mgも入っていますが、合成GABAは吸収率が低めなので、有効成分という観点ではそれほど多いというわけではなりません。
天然由来のGABAに比べると効果は落ちますが、強いリラックス効果を期待しないのであればこれで十分といえば十分です。
この製品は空腹時に1日1カプセルを2~3回に分けて飲みます。
価格は1ドル110円計算で、
・1日3カプセル使用で2ヶ月強(66日)分入り14.99ドル(約1649円)
・1ヶ月あたり約6.81ドル(約750円)
2、天然由来の「ファーマGABA」を使ったNatural FactorsのGABA
(商品のリンク→Natural Factors, Stress Relax, Pharma GABA, 100 mg, 60 Veggie Caps)
乳酸菌発酵によって抽出した、天然由来のGABA「ファーマGABA」を使った製品です。
前述のとおり、GABAによるリラックス効果を確実に得たいのなら、この天然由来のGABAを使うべきです。
ただ、問題点もあり、天然発酵ゆえに高コストになり、この製品はかなり割高になっています。
また、この製品は60カプセル入りなのですが、推奨される飲み方が「1回に1~2カプセルを3回に分けて飲む」なので、その通りに飲むと10日分(もしくは20日分)しかないのです。
それゆえ、「特に強いストレスを感じた時にだけ使う」というのが現実的な使い方ですが、そのような一時的な使用ではなく、常用する場合は、3個セットでまとめ買い(5%割引になる)をおすすめします。
価格は1ドル110円計算で、
・1日6カプセル使用で10日分入り18.17ドル(約1999円)
・1ヶ月あたり54.51ドル(約5996円)
35、コエンザイムQ10(CoQ10)(抗酸化作用・細胞のエネルギーを増す・美肌効果・脳機能改善・認知症予防・白内障予防改善・減量効果・老化予防(アンチエイジング)・血圧を下げる・心機能の改善など)
・コエンザイムQ10の効果・効能の基本は「抗酸化作用」と「細胞のエネルギーを増す」の2つ
コエンザイムQ10の効果効能としては「美肌効果」「脳機能改善・認知症予防」「白内障予防・改善」「減量効果」「老化予防(アンチエイジング)」「血圧を下げる」「心機能・不整脈の改善」など、挙げると切りがありませんが、基本となるのは「抗酸化作用」と「細胞のエネルギーを増す」の2つです。
そしてここから派生して、様々な効果効能が期待されるという理屈なのです。
(※具体的な効果・効能についてはこのサイトの解説を参照)
・コエンザイムQ10で問題となるのが「吸収率の低さ」
コエンザイムQ10は「胡散臭い疑似科学サプリメント」の代表格のように扱われているのが現実です。
しかし、これは仕方のないことです。
コエンザイムQ10はいくら飲み続けても、期待されているほどの効果を得られないことが多いからです。
期待されているほどの効果を得らないことが多い最大の理由はコエンザイムQ10の「吸収率の低さ」にあります。
特に「酸化型コエンザイムQ10(ユビキノン)」と言われているものは、サプリメントとして経口摂取をしてもほとんど吸収されずに体外に排出されるということが判明しています。
そして一般に売られているコエンザイムQ10はこの酸化型コエンザイムQ10が普通ですから、「飲むだけ無駄」と言わざるをえない代物なのです。
・吸収率は「包接体CoQ10」>「還元型CoQ10」>「酸化型CoQ10」
このように酸化型コエンザイムQ10は吸収率が極めて悪いという問題があるわけですから、当然メーカーも吸収率の高いコエンザイムQ10を開発しようという流れになるわけです。
そこで生まれたのが「還元型コエンザイムQ10」です。
カネカがテレビCMでひたすら「かんげんがた~かんげんがた~コエンザイムQ10!」と連呼するだけのCMをバンバンを打っていますので、すでにご存知の方も多いことでしょう。
そしてこの還元型コエンザイムQ10は酸化型コエンザイムQ10比べ、少なくとも2倍、データによっては8倍の吸収率を誇ります。
それまでコエンザイムQ10サプリを飲んでいたけどいまいち効果が感じられなかった人が「還元型コエンザイムQ10に切り替えたら効果を実感できるようになった」という声が多いのも、この大幅に高まった吸収率のおかげなのです。
さらにその後、この還元型コエンザイムQ10よりも更に吸収率を高めた「包接体コエンザイムQ10」というものが生み出されました。
これは酸化型コエンザイムQ10をγ-シクロデキストリンで包接したもので、通常の酸化型コエンザイムQ10より吸収率を最大30倍まであげることに成功した加工方法です。
日本では還元型コエンザイムQ10が有名ですが、アメリカではこのようにその一歩先の製品が生まれているのです。
・後述の「PQQ」サプリと同時摂取すると効果が跳ね上がる
次の項目で紹介する「PQQ」というサプリをコエンザイムQ10と同時摂取すると体への効果が一気に上がります。
下の画像は「CoQ10単体摂取時」「PQQ単体摂取時」「CoQ10とPQQ同時摂取時」の脳機能への影響を調べたグラフです。
グラフが示す通り、CoQ10とPQQを同時摂取した方が明らかに脳の機能が向上していることがわかります。
PQQサプリは月2000円程度とやや高めですが、できる限り同時摂取するようにしましょう。
1、吸収率が極めて高いGenceutic Naturalsの包接体コエンザイムQ10
(商品のリンク→Genceutic Naturals, 24hr CoQ10, 100 mg, 60 Vcaps)
吸収率が高い「包接体」のコエンザイムQ10サプリです。
また、「標準化」もしっかり行われています。
標準化というのは、有効成分が表示の量通りきちんと入っているように製造したもので、安いサプリにあるような「錠剤・カプセルごとに有効成分量が違う」などということはないということを意味します。
この一手間が大事なのですが、行われている製品は多くはないのです。
レビューを見ると「還元型CoQ10では変化を感じなかったけど、これにしてから2週間後に血圧が160から120まで下がった」「偏頭痛が完治した」「無気力状態から解放されて、体のエネルギーが増した」「心臓のリズムが正常になり、不整脈が改善した」など、賞賛の雨あられです。
私の父の場合は、この製品によって動悸・息切れがかなり減ったのですが、コエンザイムQ10は元々心臓の薬として処方されていたので当然といえば当然の効果と言えます。
ただし、ちょっと気になるのが、美肌になったなどの「美容面での改善」報告が皆無ということです。
この製品のような、高い吸収率の製品に手を出す人は美容なんかにかまっている余裕がないということなのでしょうか。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1カプセル使用で2ヶ月分入り23.02ドル(約2532円)
・1ヶ月あたり11.51ドル(約1266円)
2、日本のカネカ製造の還元型CoQ10を使用したHealthy Originsのユビキノール
(商品のリンク→Healthy Origins, Ubiquinol, Kaneka Q+, 100 mg, 60 Softgels)
日本のカネカが製造した還元型コエンザイムQ10を使った製品です。
本家本元のカネカの通販では1ヶ月分を3250円で販売してますが、この製品はその半額以下です。
もうサプリの世界ではお約束となっていますが、「国内で買うより逆輸入品の方が安い」製品です。
この製品は還元型ですから、上で紹介した包接体コエンザイムQ10より吸収率は落ちます。
なので、あえてこの製品を買う必要性はないように思われますが、それでもこの製品を紹介したのには訳があります。
というのも、「美容効果を期待するなら還元型のほうが上」という説があるからです。
最初に述べましたが、コエンザイムQ10には「抗酸化作用」と「細胞のエネルギーを増す」の2つがあります。
この還元型コエンザイムQ10は美容効果に作用する「抗酸化作用」を強く発揮する製品なのです。
とはいうものの、吸収率は落ちるわけで、それを考えるとはっきりと「還元型のほうが美容効果は強い」と断言できないのが現実です。
結局は、上の包接型とこの還元型の両方を試して「どちらがより効果を実感したか」で判断するのが現実的な使い方と言えるでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1カプセル使用で2ヶ月分入り24.27ドル(約2670円)
・1ヶ月あたり約12.14ドル(約1335円)
36、PQQ(脳機能向上・コレステロール値を下げる・抗酸化作用・細胞のエネルギーを増す・CoQ10との相乗効果)
・PQQの基本的な効果効能はCoQ10と似ている
PQQ(ピロロキノリンキノン)は日本では知名度が皆無に等しいサプリメントですが、その効果の強さからアメリカではじわじわと人気になりつつある成分です。
効果・効能は「抗酸化作用」と「細胞のエネルギーを増す」の2つが基本的な作用で、そこから「脳機能の改善」「LDLコレステロール値を下げる」「血圧を下げる」「血糖値を下げる」「肌の状態の改善」「心機能・不整脈の改善」と派生します。
CoQ10とかなり似ていますが、PQQは水溶性で吸収率が高いので、効果の強さではCoQ10よりやや上と言っていいかもしれません。
・特に優れている効果は「脳機能向上」と「LDLコレステロール値を下げる」
PQQはCoQ10と効果・効能はかなり似ているのですが、「脳機能向上」と「コレステロール値を下げる」効果ではPQQのほうがやや分があります。
脳機能向上効果を示す実験結果としては、下の画像のように「学習能力の比較」「記憶保持の比較」があり、前者はやや向上、後者はかなりの向上を示しています。
(引用元→ピロロキノリンキノン”なるほどPQQ”)
一方、LDLコレステロール値を下げる実験結果としては、日本人を対象したものがあり、
この人間を対象とした新しい研究では1日に20mgのPQQ(BioPQQ)が与えられ、6週目と12週目に血清トリグリセリドおよびコレストロール値に与える効果を調べました。治験者は40歳~57歳までの健康的な成人で、トリグリセリド値が平均からやや高い(110~300mg/dL)29人の方々でした。その結果、PQQの摂取から6週間後に血清トリグリセリド値に変化は見られなかったものの、LDLコレストロール値が140 mg/dl以上の方は、合計コレストロール値(平均で247mg/dlから216mg/dlへ)とLDLコレストロール値(平均で156mg/dlから132mg/dlへ)が大幅に低下しました。このコレストロール値の低下は、12週目の測定時でも示されました。
(参考文献:Nakano M, Kawasaki Y, Suzuki N, Takara T. Effects of Pyrroloquinoline Quinone Disodium Salt Intake on the Serum Cholesterol Levels of Healthy Japanese Adults.)
と、PQQがコレステロール値を下げる効果があることが判明しています。
・CoQ10と同時摂取で相乗効果を狙える
PQQもCoQ10も効果効能は似ていると先ほど述べましたが、「ならどちらか一方だけとればいいんじゃないの?」と思われるでしょうが、同時摂取すると相乗効果でその効果・効能が一気に向上するのです。
下の画像は先程の記憶保持テストの画像ですが、CoQ10、PQQ単体より、同時摂取したときのほうが明らかにテストの結果が上がっていることがわかります。
なぜこのような相乗効果が生まれるのかというのははっきりとした理由はわからないのですが、仮説の一つに「PQQは水溶性だが、CoQ10は非水溶性だから」というものがあります。
つまり、作用ポイントに差が生まれるためお互いに補完関係になっているのではないか?というものです。
1、三菱ガス化学製造のバイオPQQ使用のJarrow FormulasのPQQサプリ
(商品のリンク→Jarrow Formulas, PQQ (Pyrroloquinoline Quinone), 20 mg, 60 Capsules)
日本の三菱ガス化学が製造した「バイオPQQ」を使った製品です。
PQQサプリ製品はこのバイオPQQを使ったものばかりということもあり、どのメーカーのものも価格に差が出にくいのですが、メーカーの信頼度の高さからこのJarrow Formulasの製品をおすすめします。
この製品は、一番効果が出やすいと言われる分量である20mgが1カプセルに入っています。
また、前述のように、CoQ10と同時摂取が推奨です。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1カプセル使用で2ヶ月分入り37.38ドル(約4112円)
・1ヶ月当たり18.69ドル(約2056円)
2、バイオPQQより体への保持時間を長くしたと謳(うた)うMicroPQQ使用のQuality of Life Labsの製品
(商品のリンク→Quality of Life Labs, VitaPQQ -SR, 30 Veggie Caps)
「MicroPQQ」という、「バイオPQQより優れている!」と謳う成分を使用した製品で、その特徴は
・通常のPQQの2倍の利用率
・8時間高い体内PQQ濃度を保持
の2つです。
ただ、利用率が2倍なので、1カプセル当たりのPQQの量が10mgと、通常の半分の量しか入っていません。
主張通り、バイオPQQより優れた製品なのかもしれませんが、正直言ってまだ様子見の製品と言えるでしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・1日1カプセル摂取で1ヶ月分入り19.96ドル(2196円)
37、イチョウ葉エキス【頭の不調を改善・認知症対策】
・欧州ではサプリではなく医薬品扱い
イチョウ葉エキスは日本でも古くから扱われ、歴史があるサプリメントですが、医薬品ではなくサプリメントということもあり、その効果に関しては眉唾ものという意識が根強くありました。
しかし、ドイツを始めとする欧州各国では、60年代に「イチョウ葉エキスが脳の血流改善する」ということが判明して以来、サプリメントではなく「保険の効く医薬品」として扱われています。
もちろん医薬品だからといって効果が保証されているというわけではないのですが、一般的なサプリメントよりはエビデンスがしっかりしている成分なのです。
・イチョウ葉エキスの効果は脳の血流改善による脳機能の改善
イチョウ葉エキスの効果は、脳の血流を改善し、脳機能の回復を促すことです。
実際、医薬品として使われている欧州では抗認知症薬として承認され治療に使われています。
この認知症への効果を示す実験としては以下のようなものがあります。
そこで、この研究をしている大学教授の協力でラットを使った実験をしてみました。認知障害の原因の一つは情報を保持する海馬の細胞が減ることにあると言われています。この海馬の細胞が実際に少ない、認知障害があるラットを二組にわけ、片方のラットにだけイチョウの葉のエキスを17日間与えました。その後改めて海馬の細胞を見ると、イチョウの葉エキスを与えられたラットは海馬の細胞が明らかに増加していて、正常なラットと比べてもほとんど変わらないほどに回復していたのです。
(引用元→http://www.ntv.co.jp/megaten//archive/library/date/06/11/1126.html)
・「なんとなく頭の調子が悪い」という時にも効果を示す
イチョウ葉エキスは抗認知症薬として使われているので、認知症と無縁の人には必要のないものと思われがちです。
しかし、ただ単に「なんか今日は頭の働きが悪いな・・・」というケースでもイチョウ葉エキスは効果を示します。
実際、イチョウ葉エキスを摂ると頭のモヤモヤが取れすっきりすることが多くなります。
もちろん、効果があるのは、頭の血流が悪いことが原因のケースに限られますが、特に理由もなく頭がモヤモヤする、働きが悪い、という時は大体この頭の血流が悪いケースですので、脳の血流を改善するイチョウ葉エキスは効果があるのです。
1、医薬品水準のCalifornia Gold Nutritionのイチョウ葉エキス
(商品のリンク→California Gold Nutrition, Gingko Biloba Extract, EuroHerbs, 120 mg, 60 Veggie Caps)
California Gold Nutritionのイチョウ葉エキスです。
この製品の特徴は、
・医薬品として使われる品質
・標準されている
・出処のはっきりしている原材料を使っている
の3点です。
「標準化」とは、錠剤ごとに成分量が変わらないように加工している、ということを意味します。
これをしていないと、錠剤(カプセル)ごとに成分量がバラバラで、ひどい場合にはまるっきり成分が入っていないというものまで発生します。
もっとも、この手のハーブ製品は、標準化すらしていないとアメリカの消費者に相手にされないので、もはや標準化しているのが当たり前、という状況ではありますが。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル(2ヶ月分)入り7.95ドル(約875円)
・1ヶ月当たり約3.98ドル(約437円)
38、αリポ酸【アンチエイジング・ダイエット】
・メインの働きは「老化の予防(アンチエイジング)・若返り」と「理屈抜きで元気が出る」の2つ
αリポ酸はダイエットサプリとして有名で、実際に購入者の大半がダイエット目的で購入しています。
しかし、αリポ酸は抗酸化作用による「老化防止(アンチエイジング)・若返り」と「体のエネルギーが増して元気が出るようになる」働きがメインで、体重減少(ダイエット効果)は「ないことはない」といったレベルの緩やかな効果にとどまります。
その他にも
・2型糖尿病の様々な症状の改善
・認知症の症状の進行を遅らせる可能性
・体内の有害な重金属の排出(金属キレート作用)
などがよく挙げられています。
なお、αリポ酸の働きに関してもっと深く知りたい方は関連記事【アンチエイジング・ダイエット】iHerb(アイハーブ)で買えるおすすめαリポ酸サプリメントを御覧ください。
・注意点は「空腹時摂取」「金属サプリを同時に摂ったほうがいい」「体質的に合わない人がいる」の3点
αリポ酸は食品、特にタンパク質との相性が悪く、お腹の中に食べ物が入った状態で摂取すると吸収率がぐんと下がります。
そのため「空腹時摂取」と「摂取後30分はなにも食べない」という原則を守った方が効果がより高まるのですが、αリポ酸は胃への刺激があるので胃の調子がよくない人には空腹時の摂取は胃の痛みを伴う可能性があります。
もし胃の痛みが出た場合、吸収速度が早く胃への負担が少ないRリポ酸を摂るべきでしょう。
また、αリポ酸は体内の金属を(有害な金属、無害な金属にかかわらず)体外へ排出する作用があるので、体に必要な金属物質、例えば鉄やマグネシウム、亜鉛といったものが不足することがあります。
貧血など、これらの金属不足を感じた場合はサプリ摂取で補う必要があります。
そしてこれがいちばん重要なのですが、「αリポ酸を摂取すると低血糖症状が出る人がいる」という問題です。
発症する人の割合としては数%レベルなのですが、発症した場合は動悸や吐き気、めまい、寒気といったなど、決して無視できない症状が出ます。
初めてαリポ酸を摂取する場合は体にそのような症状が現れるかどうかを注意深く観察することが重要です。
・αリポ酸は「通常のリポ酸」と吸収率の高い「Rリポ酸」がある
日本では一口にαリポ酸とまとめられがちですが、αリポ酸サプリには「R型とS型が混ざったもの」と「R型だけを抽出したもの」の2種類があります。
そしてこのR型だけを抽出した「Rリポ酸」は吸収率と吸収速度、体内濃度の高さの3点で通常のものよりはるかに優れていますが値段も高めです。
ただ、Rリポ酸は「低血糖症状が出にくくなる」「胃が痛くなりにくい」とも言われておりますので、これらを総合して考えると必ずしも割高なサプリとは言えないでしょう。
1、静脈注射並みの効果を発揮するリポソーム型Rリポ酸
(商品のリンク→飲む点滴リポスフェリックR-ALAαリポ酸30包【並行輸入品】※Amazon)
(商品のリンク→LypriCel,リポソームR-ALA、30包、各0.2液量オンス(5.7ml)※販売終了)
・効果の出方は他の製品を圧倒しているが、値段も圧倒している
リポソーム型というのは、ナノテクを使った加工をすることで「直接血管に注射した」のと同じような効果をもたらす加工をした製品のことをいいます。
このリポソーム型はリポソームビタミンCが有名ですが、リポ酸にもこのようなリポソーム型の製品があるのです。
そしてそのリポソーム加工による効果は抜群で、経口摂取ではいまいち変化を感じなかった人でもこの製品を使うとはっきりとした変化を感じることが多いようです。
と同時に、この製品で変化を感じなければ「どのリポ酸製品も効かない、体が必要としていない」とも言えるので、変化を感じないのにだらだらとリポ酸を摂取し続けるのを防ぐこともできます。
問題は価格で、一月1万円近くもかかります。
それゆえ、この製品は他の製品で変化がなかった場合に最後に手を出す製品とも言えるでしょう。
・もうアイハーブでは買えないのでAmazonで購入するしかない
この製品は2019年にアイハーブでの取り扱いが終了してしまいました。
今は日本のAmazonから並行輸入品を購入することしかできません。
価格は
・30袋入り8780円+配送料500円=9280円
・1日1袋使用で1ヶ月9280円
2、Doctor'sBestのコスパ重視の普通のαリポ酸
(商品のリンク→Doctor'sBest,αリポ酸、600mg、180ベジカプセル)
・月500円程度と安いが、胃の痛みを訴えるレビューがちらほら
R型ではなくR型とS型が混ざった日本でもよくあるタイプの製品です。
コストは月500円程度とかなり安く済みます。
問題は、この製品は胃の痛みを訴えるレビューがちょこちょこあることです。
その理由は、元々通常のαリポ酸は吸収速度が遅いことに加え、カプセルが頑丈でなためなかなか溶けず、胃の中に長くリポ酸が留まってしまい胃を刺激するせいだと思われます。
胃の痛みが出た場合、カプセルを割って中身だけ飲むという手もありますが、次で紹介する吸収速度の早いRリポ酸に切り替えるほうが無難でしょう。
価格は1ドル110円計算で、
・180カプセル入り24.24ドル(約2666円)
・1日1カプセル使用で6ヶ月約4.04ドル(約444円)
3、Rリポ酸の改良型Na-RALAを使用したLife Extensionの製品
(商品のリンク→LifeExtension,スーパーR-リポ酸、240mg、60ベジキャップ)
・Rリポ酸をさらに強化した製品
Rリポ酸自体が通常のαリポ酸の上位互換なのですが、この製品はそのRリポ酸をさらに改良・強化した「Na-RALA」というものです。
具体的には
・吸収速度をさらに上げた
・リポ酸の体内濃度が高まりやすくなった
・リポ酸の体内保持率も少し長い
の3点です。
さらに通常のαリポ酸に比べ胃への負担が軽い製品でもあるので、胃が痛くてαリポ酸を諦めていた人にもおすすめの製品です。
ただし、効果が高い分コストは月2000円と高めです。
なお同じNa-RALAを使っているにもかかわらず、もっと安く売っている他のメーカーの製品もありますが、カプセル1個のリポ酸含有量が少なく実際には割高の製品ばかりですので注意してください。
価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル入り36.75ドル(約4043円)
・1日1カプセル使用で2ヶ月約18.4ドル(約2021円)