この記事では「関節痛・リウマチに効果がある」とされるサプリメントについて解説していきたいと思います。
[tip]ここで紹介するサプリメントはアメリカのサプリメント通販「iherb」で購入することを想定しています。
iherbを利用したことがない方は別記事のiherbの買い方・使い方を参考にしてください。[/tip]
・どのサプリを摂ったらいいのか?
この記事では関節痛・リウマチ対策用サプリメントについて解説しているのですが、(リウマチ症状の人を除いて)すべてを読む必要はありません。
自分の症状に合わせて必要な部分だけを読んで下さい。
・関節の痛みが強い場合・・・「1、グルコサミン・コンドロイチン」「2、MSM」「3、2型コラーゲン」「4、シリカ(シリコン・ケイ素)」
・関節痛の痛みはそれほどではない、もしくは関節痛の予防目的・・・「2、MSM」「3、2型コラーゲン」「4、シリカ(シリコン・ケイ素)」
・リウマチ症状の場合・・・6項目すべて
・月々のサプリ代の目安
ここで紹介するサプリメントは「グルコサミン・コンドロイチン」「MSM」「2型コラーゲン」「シリン」「オメガ3脂肪酸」「キャッツクロー」の6種類です。
月々のサプリメント代の目安は
- グルコサミン・コンドロイチン・・・約1426円~約1958円
- MSM・・・0円~約438円(0円の理由はMSMの項目参照)
- 2型コラーゲン・・・約1350円
- シリン・・・約500円
- オメガ3脂肪酸・・・約459円
- キャッツクロー・・・約825円
となります。
もちろん、全てのサプリメントを摂取する必要はありません。
1、グルコサミン・コンドロイチン
ご存知グルコサミン・コンドロイチンです。
「関節痛に本当に効果があるのか否か」で様々な人たちが議論戦わせている、という点でも話題のサプリメントです。
・「痛み・炎症を抑える効果」に関しては肯定的な意見が圧倒的多数
痛み・炎症を抑える効果に関しては肯定的な結果をしめす論文が山ほど出されています。
また実際に使用した人の反応も同様で、痛みが改善しなかったという人はむしろ少数派ということができます。
もちろん関節痛の原因はさまざまで、ストレス性の腰痛の場合だと効果は限定的になるでしょうが、多くの人にとっては「痛み・炎症抑える効果は期待できる」と言っていいでしょう。
・軟骨再生効果に関しては賛否両論
一方、軟骨再生効果に関しては賛否両論です。
「グルコサミン・コンドロイチンは効果が無い」と主張している人たちは主にこちらの軟骨再生効果に関してそう主張しているのです。
いまだ決定的といえる論文が出されず、医薬品としても承認されていませんから、医師や薬剤師などの専門家としてはその効果に否定的になるのも無理はありません。
問題はこの「軟骨再生効果」と前述の「痛み・炎症を抑える効果」が一緒くたにされて「専門家は効果がないといってる。だからグルコサミン・コンドロイチンは何の効果もない」と解釈している人がかなりいるということです。
少なくとも、「痛み・炎症抑える効果」に関しては肯定的な意見が多く、効果も期待できるのですから、「何の効果もない」と考え、はなから摂取を拒否するのはなんとももったいない話です。
・そもそも日本メーカーの製品は成分が本当に入っているの怪しいものがある
日本のサプリメント販売会社は「安心の日本製」という、なんとも情緒的な、感情に訴えかけるだけのアピールをして、アメリカ製より割高なサプリメントを一生懸命売り込もうとしていますが、むしろ「安心できない日本製」というのが実情なのです。
国民生活センターがさまざまなメーカーが販売しているグルコサミン・コンドロイチンサプリメントの商品テストを行ったところ「表示量に比べて実際の含有量が大幅に少なかった。また、コンドロイチン硫酸を含む原材料等の表示量は、実際の含有量の目安にはならなかった。」という結果が公表されました(結果が掲載されている国民健康センターのページ→http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20080807_1.html)
ただ、これは日本のサプリメント事情に詳しい人にとっては予想がつく話でした。
これは「日本のサプリメント販売会社は自力でグルコサミン・コンドロイチン成分を抽出・製造する技術を持たない」という事実があるためです。
自力でサプリメントの原材料を生産できないので、海外メーカーが製造したグルコサミン・コンドロイチン成分を購入し加工して販売するしかないのです。
そうなると当然販売価格は高くなるはずなのですが、「どう考えてもその販売価格では利益は出ないだろう」という価格設定の製品がゴロゴロしていたのです。
となるとやることは一つ、含有量を減らす(もしくはそもそも入れない)となってしまうのです。
一方アメリカの場合、下の表が示すように国の機関であるFDAや民間の検査会社が「嫌がらせレベル」と言っていいほど成分の分析とその結果の公表を行なっており、成分が入っていないサプリというのはなかなか流通しにくいのです。
・吸収率が普通のグルコサミンの3倍と謳われている「N-アセチルグルコサミン」
次にグルコサミン製品の種類についてですが、ごく普通のグルコサミンの他に、吸収率を大幅に上げた「N-アセチルグルコサミン」というグルコサミンがあります。
グルコサミンは体内に入った後、「N-アセチルグルコサミン」に変化して体内で利用されます。
「なら初めからN-アセチルグルコサミンを摂取すれば体内で無駄なく利用されるのではないかという発想からされたサプリメントです。
そして、実際に実験したところ、以下のようにほぼ3倍の吸収率を示したのです。
通常のグルコサミン・コンドロイチンサプリで効果のあった人はあえて摂取する理由はありませんが、効果がイマイチだった場合はこちらのN-アセチルグルコサミンを試してみるのがいいでしょう。
・問題は胃にはあまり良くない成分だということ
グルコサミン・コンドロイチンはあまり胃に良い成分とは言えません。
胃がきりきり痛むというほどではないのですが、元々胃の調子がよくない人にとってはムカムカ感やチクチク感があるかもしれません。
1、MSMも入っているDoctor's Bestのグルコサミン・コンドロイチンサプリ
(商品のリンク→Doctor's Best, Glucosamine Chondroitin MSM with OptiMSM, 360 Veggie Caps)
さて、ここからはお勧めの製品を紹介して行きたいと思います。
まず紹介するのはドクターズベストの製品です。
この製品の優れている点は
- 価格が安め
- MSMも1500mg入っている
の2点です。
・価格は日本の約半額
CMでおなじみの世田谷自然食品のグルコサミン・コンドロイチンサプリメントは「一か月分で約3000円」です。
一方この製品は3ヶ月分で38.90ドル、1ドル110円と考えると4279円、一か月分で約1426円となり、ほぼ同じ値段で倍の量が入ってるわけです。
しかも世田谷食品の方はグルコサミン1200mg、コンドロイチン300mgと、有効成分量がかなり劣ります
これだけ安いと「本当に信頼できる製品なの?」と疑問に思われるかもしれませんが、アメリカのグルコサミン・コンドロイチンサプリメントの市場においてこの価格は平均より少し安い程度でしかないのです。
製品に問題があるから安いのではなく、むしろ「日本のグルコサミン・コンドロイチンサプリの価格が高すぎるだけ」なのです。
・MSMもたっぷり入っている
MSMは日本では聞き慣れないサプリメントですが、体内のコラーゲン生成・保持においては非常に重要な役目を果たす成分です。
詳しくは次のMSMの項目で解説しますが、このMSMが1500mg 入っているのです。
そのため別途MSMサプリメントを摂らずに済むので、その分サプリメント購入費用を安く済ませることができるのです。
価格は1ドル110円計算で、
・3ヶ月分入り38.90ドル(4729円)
・1ヶ月あたり約13.9ドル(約1426円)
2、 Jarrow FormulasのN-アセチルグルコサミン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, N-A-G, 700 mg, 120 Veggie Caps)
通常のグルコサミンよりも吸収率を3倍以上にあげた「N-アセチルグルコサミン」です。
これは「通常のグルコサミン・コンドロイチンサプリメントではいまいち効果がない」という人向けの製品で、普通はいきなりこの製品に手を出す必要はありません。
もちろんより高い効果を求めていきなりこの製品に手を出すというのも悪くはないでしょう。
価格は1日2カプセル使用で2か月分入り13.58ドル、1ドル110円計算で1ヶ月約6.79ドル(約750円)。
・ただし、この製品はコンドロイチンは入っていない
問題はこの製品はグルコサミンしか入っていないということです。
グルコサミンとコンドロイチンを一緒に摂取させるタイプのサプリメントが一般的なのでその点が不安であるかもしれません。
しかしコンドロイチンというのはそもそもグルコサミンによってつくられる成分なのです。
この製品を使えばグルコサミンを通常よりも多く体内に吸収することができるので、コンドロイチンが入っていない分を十分カバーできるのです。
・念のためコンドロイチンサプリも摂りたい場合
しかしそうは言っても「コンドロイチンが入ってないのは不安」「一応コンドロイチンサプリも摂りたい」というのは理解はできます。
この場合はコンドロイチンサプリを別途単体で摂ることになります。
コンドロイチンサプリはあまり種類がないのですが、ここではNowFoodsのコンドロイチンサプリを紹介しておきます。
(商品のリンク→Now Foods, Chondroitin Sulfate, 600 mg, 120 Capsules)
NowFoodsはアメリカのサプリメント業界では最大手のメーカーで、低価格で無難な製品を製造することで定評のあるメーカーです。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で2ヶ月分入り21.58ドル(約2374円)
・1ヶ月当たり10.79ドル(約1187円)
N-アセチルグルコサミンと合わせると、
・2か月分入り35.6ドル(3916円)
・1ヶ月当たり17.8ドル(1958円)
2、MSM(メチルサルフォニルメタン)
MSMとは有機硫黄化合物のことで、体内での働きとしては
1、関節痛・リウマチなどの炎症や痛みの軽減
2、コラーゲンを体外に出しにくくする=肌がすべすべ・関節のクッション(軟骨)の保持
3、各種アレルギー症状の緩和
の3つが代表的なものです。
特に2番目の「コラーゲンを体外に出しにくくする」働きのおかげで、MSMサプリメントを摂取すると肌が異常なほどツルツルになります。
MSMは関節痛用として使われることが多いのですが、そのような「うれしい副産物」もあるのです。
私の父は関節痛の緩和よりもむしろこの肌がツルツルになる効果を非常に喜んでいました。
・年を取るほどに減る体内のMSM
このMSMという成分は、もともと体内に存在している成分なのです。
しかし年を重ねる毎にこのMSMという成分はどんどん減少してしまい、それに従いコラーゲンの生成量も減ってしまいます。
そうして肌や髪・爪などがどんどんボロボロになっていき、関節のクッションもどんどんすり減ってしまうのです。
しかしこのMSMサプリメントを摂取すると体内の減少分をカバーすることができます。
たとえ関節痛の症状がない人でも、高齢者には必須のサプリメントと言っていいでしょう。
・Doctor's Bestのグルコサミン・コンドロイチンサプリ購入者はこのサプリメントは必要ない
グルコサミン・コンドロイチンの項目で既に書きましたが、ドクターズベストのグルコサミン・コンドロイチンサプリを購入している人はこの項目で紹介するMSMサプリメントを購入する必要ありません。
ドクターズベストのグルコサミンコンドロイチンサプリにはすでにMSMが1500mg入っているからです。
1、Doctor's BestのOptiMSM
(商品のリンク→Doctor's Best, Best MSM 1500, 1500 mg, 120 Tablets)
さてMSMサプリメント製品の紹介です。
メーカーはドクターズベストで、使われるMSNは「optiMSM」という、MSMの中では最高品質と言われているものを使用しています。
ただいくら最高品質と言ってもMSM自体がそんなにコストのかかる成分でないので、最高品質を使用していると言ってもそれほど価格は高くありません。
ちなみに日本のメーカーはこれと同じoptiMSMのサプリメントを2ヶ月分2万4000円という、信じられない値段で売っていたことがあります(会社はすでに解散済み)。
日本のサプリメント販売会社の質がよく分かる例だと言えます。
この製品の説明書には「1日1錠摂取」と書いてありますが、確実に効果を得るために1日2錠摂取をおすすめします。
飲み方はまとめてでも、朝晩に分けてもどちらでもかまいません。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2錠使用で2か月分入り7.97ドル(約877円)
・1ヶ月当たり約3.99ドル(約438円)。
・パウダータイプもある
このMSMサプリメントですが、錠剤でできています。
錠剤は大きめではありますが、飲みやすいように表面をつるつるに加工してあるので慣れればむしろカプセルよりも簡単に飲み込むことができます。
しかしそれでも喉に引っかかりやすいという人はこのパウダータイプのMSMサプリメントを摂ることになります。
(商品のリンク→Doctor's Best, MSM Powder with OptiMSM, 8.8 oz (250 g))
このMSMパウダーは苦いので、オブラートにでも包んで飲み込みましょう。
価格は1ドル110円計算で、
・1日3g使用で83回分入り8.40ドル(924円)
・1ヶ月当たり約3.04ドル(約334円)
3、2型コラーゲン
・「コラーゲンサプリは何の意味もない」という通説は覆りつつある
これまでは「コラーゲンサプリはいくら飲んでも意味はない。なぜならコラーゲンサプリは胃で分解されてしまい、コラーゲンとして関節や肌まで届かないからだ」というのが一般的な見解でした。
そのためコラーゲンサプリはお守り感覚で飲むか、もしくは情報弱者が手を出すサプリメントにすぎませんでした。
ところが最近この通説を覆すような研究結果が発表されました
その研究結果とは「コラーゲンサプリは確かに胃で分解されてしまうが、その分解された成分の刺激によって体内のコラーゲンを生成する細胞の活動が活性化し、結果的にコラーゲンの生成につながる」というものです。
つまり、「コラーゲンサプリがそのままコラーゲンになるのではなく、コラーゲンを作る細胞を刺激するのだ」ということなのです。
そして、この研究の発表をもとにNHKのガッテンで番組が制作されました。
決定版!コラーゲン100%活用SP
ただしこの番組では「コラーゲンサプリもゼラチンも効果は同じ」というおかしな結論に達しています。
番組内のグラフを見る限りどう考えてもそのような解釈はできないはずなのですが、そういう歪曲した解釈をしてでもサプリメントを飲ませたくないようなのです。
NHKとしては、特定の製品のCMになるようなことは極力したくないのでしょう。
ちなみにこの「意地でもサプリメントを飲ませたくない」という姿勢はこの後放送されたビタミンD特集の際にも発揮されています。
・コラーゲンにも色々種類がある
コラーゲンと一口に言っても実は色々種類があります。
肌対策で使われるのが1型で、関節対策に使われるのが2型です。
この記事は関節痛対策の記事なので、当然2型を使用する事になります。
・コラーゲンはできるだけ空腹時に摂取を
コラーゲンサプリを摂取する際はできるだけ「空腹時」に摂取してください。
そうしないとおなかの中にある他の成分とくっついてしまい、吸収率が大幅に落ちてしまうのです。
1、吸収率の高い「Bio cellコラーゲン」使用のJarrow Formulasの関節痛用(2型)コラーゲン
(商品のリンク→Jarrow Formulas, Type II Collagen Complex, 60 Capsules)
この製品の特徴は吸収率を高めたバイオセルコラーゲンを使用した製品であるという点です。
2型コラーゲンサプリは他にNow Foodsのものがあり、価格も3割ほど安いのですが、何の変哲もないただの2型コラーゲンを使用しています。
この何の変哲もないコラーゲンとバイオセルコラーゲンとでは下のグラフが示すように吸収率に雲泥の差があり、効果の面でもかなり差があります。
(↑体内でのコラーゲン濃度の変化のグラフ)
実際私も何の変哲も無いコラーゲンを使用したNow Foodsの製品を使っていたころはこれといった効果を感じなかったのですが、このバイオセルコラーゲンを使った製品に切り替えたところ、1週間ほどの使用で左の膝の内側の関節痛があっさりと消えてしまいました。
たかだか3割程度の値段をケチって品質の低いコラーゲンに手を出していては安物買いの銭失いなんだなというのがよくわかる経験でした。
この製品の問題点としては「大きめのカプセルに入っている」ということです。
錠剤ならば大きくても問題なく飲み込めのですが、カプセルの場合は表面が滑らかではないので喉に引っかかりやすいのです。
頻繁に喉に引っかかるようであればカプセルを割って飲み込む事も考えてください。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で1ヶ月分入り12.27ドル(約1350円)
1か月分しか入っていないので、購入の際は注意をしてください。
4、シリカ(シリコン・ケイ素)
シリカとはシリコンのことです。
シリコンと聞くと「え、シリコンを飲むとか正気か?」と尻込みしてしまいがちですが、そもそもシリカは体内の至る所に存在している成分であり、またシリカはたとえ過剰摂取をしてもすぐに体外に排出されるので副作用リスクもほとんどありません。
・シリカはコラーゲン生成や骨再生を手助け
シリカはコラーゲンの生成や骨の再生を手助けしてくれる役割があります。
逆に言えばシリカがないとコラーゲンの生成や骨の再生速度は著しく低下してしまいます。
あくまでも「後方支援」という役割ではありますが、コラーゲンサプリと一緒に服用することでコラーゲンサプリの効果を一気に向上させてくれるのがこのシリカサプリメントなのです。
・食品で補うのはほぼ不可能
シリカは食品からも摂れる事は摂れるのですが、食品に含まれるシリカの量は非常に微々たるものです。
そのため、食品だけでシリカを補おうとすれば恐ろしいほど大量にその食品を食べる必要があります。
例えば含有量が比較的多いわかめの場合でも「1日200g」のわかめを食べる必要があります。
それはとても現実的とは言えない量です。
1日の必要量摂取のためにはやはりサプリメントに頼るしかないのです。
1、Jarrow Formulasのシリカサプリ
(商品のリンク→Jarrow Formulas, JarroSil, Activated Silicon, 2 oz (60 ml))
何の変哲もないシリカサプリメントです。
シリカサプリメントは他のメーカのもあるのですが、他のメーカーの製品はシリカ以外にも色々な成分が混ざっていて、「純粋にシリカだけ&信頼できるメーカー」という条件を満たすものはこれくらいしかないのです。
また、「私が日常的に使っていてその効果を確認している」というのもこの製品を薦める理由の一つです。
この製品は液体ですので、コップに水を入れ、その中にシリカを10滴入れてかき混ぜて飲むというのが普通の飲み方です。
しかし、慣れてきたら、口に水を含んだまま上を向き、口の中に直接シリカをどばどばと入れてしまうのが一番楽だと思います。
価格は1ドル110円計算で、
・120回分(120日分)入りで17.47ドル(1920円)
・1ヶ月当たり約4.5ドル(約500円)
5、オメガ3脂肪酸(DHA/EPA)※特にリウマチ対策に
関節痛、特にリウマチに効くとされているのは、オメガ3脂肪酸の中でもDHAとEPAの2つです。
このDHAとEPAとは要は青魚の油で、昔の日本人は大量に摂取していた栄養素です。
それが今更ながらサプリメントとして世界中で大ブームになっているのです。
オメガ3脂肪酸は関節痛、特にリウマチに効果があるとされます。
オメガ3のオメガ3脂肪酸の1つであるDHAとEPAは関節の細胞・細胞膜を柔軟にして筋肉の動きを良くし、抗炎症効果もあるのでリウマチに効果があると言われているのです。
ただこの理屈だと青魚よく食べる日本人はリウマチ患者の割合が低くないとおかしいわけですが、国際比較で見ると「平均よりやや下程度」でしかありません。
確かに肉食中心の国に比べれば低いといえば低いのですが、圧倒的な低さと言うわけではありません。
それゆえ、このDHAとEPAサプリにはあまり過度な期待はせず「飲まないよりはマシ」程度で摂取した方が現実的ではないのかと思います。
やはりリウマチ治療の基本は「薬物」「リハビリ」「手術」なのです。
・問題は魚臭いこと
どの製品もカプセルに入っているので飲んでる最中はわからないのですが、胃に入った後は胃から魚臭さが上って来ます。
これはもう原料の特性上仕方がないことなので諦めるしかありません。
・体質的に合わない人もいる
少数派ではありますが、魚の油が体質に合わない人もいます。
オメガ3脂肪酸は亜麻仁油を原料とした製品もあるのですが、こちらはDHAとEPAではないのでリウマチへの効果はあまり期待できません。
変わりがないので体質的にあわない人は摂取はあきらめるしかないようです。
1、Madre Labsのオメガ3フイッシュオイル
(商品のリンク→Madre Labs, Omega-3 Premium Fish Oil, No GMOs, No Gluten, 100 Fish Gelatin Softgels)
オメガ3脂肪酸サプリは様々なメーカーが製品を出しているのですが、
- 水銀などの有害物質のチェックをしている
- 原材料の魚の産地と魚の種類をはっきりと明記している
という2つの点で優れているのでこの製品をお勧めします。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で50日分入り6.95ドル(約765円)
・1ヶ月当たり4.17ドル(約459円)
6、キャッツクロー ※特にリウマチ対策に
キャッツクローはあまり聞きなれないサプリメントだと思いますが、リウマチ対策サプリメントとしてはインカ帝国時代から使われてる歴史のあるサプリメントです。
1970年代以降リウマチや関節痛への効果を検証した論文がどんどんと発表され、リウマチや関節痛への有効性が示唆されています。
・副作用リスクは低い
キャッツクローを経口摂取したことによる副作用発症の例というのはあることはあるのですが、いずれも大量摂取によるものです。
適切な量を摂取し続ける限りは副作用リスクは低いと言われています。
1、NowFoodsの標準化された濃縮キャッツクロー
(商品のリンク→Now Foods, Cat's Claw Extract, 120 Veggie Caps)
標準化されたキャッツクローサプリメントです。
標準化とは「成分を抽出して、製品により成分のばらつきをなくした」という意味で、より信頼度の高い製品ということができます。
一応、これより価格の安い製品もあり、売り上げランキングではそちらのほうが上位なのですが、標準化をせず、成分量が不安定なものばかりです。
その辺を割り切って、安い製品を買うという考え方もありますが、私はおすすめしません。
価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル摂取で2ヶ月分入り14.99ドル(約1649円)
・1ヶ月当たり約7.5ドル(約825円)
※こちらの記事もどうぞ