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【高齢者向け限定】iherbで買える目に効くサプリメント

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この記事では、「高齢者向け」に絞って目に効果のあるサプリメント製品を紹介していきます。

[tip]ここで紹介するサプリメントはアメリカのサプリメント通販「iherb」で購入することを想定しています。
iherbを利用したことがない方は別記事の「iherbの買い方・使い方」を参考にしてください。[/tip]

<※注意:この記事は高齢者向けのサプリメントに特化しています>

目に効果のあるサプリメントについては以前【iherb】目に効くおすすめサプリメント【老眼・疲れ目(眼精疲労)・ドライアイ・視力回復】というのを書いたのですが、この記事では目に効果のあるサプリメントの中でも特に高齢者向けに特化した内容となっています。

1、高齢者の目のトラブルの代表は「緑内障」「白内障」「黄斑変性症」「ピント調節機能の低下」

「緑内障」は、何らかの原因で眼圧が上昇し、視神経を圧迫することでどんどん視界が狭くなり、最終的には失明の恐れさえもある症状です。
サプリメントで治療することはできませんが、予防や進行を遅らせる効果は期待できます。

「白内障」もまた有名な症状で、簡単に言えば「眼球が白くにごって物が見えなくなる」症状です。
本当に目が真っ白になってしまった場合はサプリなんかでは手に追えませんので素直に手術を受けるべきですが、「予防・進行を遅らせる」のならサプリメントは有効です。

「黄斑変性症」はあまり聞いたことのない名前かもしれませんが、視界がゆがんだり、視界の中心部が真っ黒になって見えなくなるなど、かなり深刻な目の症状です。
黄斑変性症かどうかを調べるには簡単なテストがあり、「アムスラーチャート」を見て線が歪んで見えたりマス目が欠けて見える場合は黄斑変性症の疑いがあります。
この症状はたちが悪く、症状が出てしまうとサプリメントではどうしようもないのは白内障とは変わりませんが、手術や薬物治療でも治らないケースが多いのです。
そのため「出来る限り早めにサプリメントを摂って黄斑変性症の予防に努めるべき」なのです。

最後の「ピント調節機能の低下」は高齢者特有の症状というわけでありませんが、 高齢になってから突然視力が低下したという人が多いのもまた事実です。
その場合は目そのものの原因だけではなく、「目から入ってきた情報をきちんと認識できない脳の機能低下」が原因の場合もあります。
高齢者のピント調節機能の低下の場合は、眼球のまわりの毛様体筋への対処だけではなく、「脳の機能回復」も考える必要があります。

2、ここで紹介するサプリメントの一覧と価格の目安

この後は具体的なサプリメント製品の紹介に移っていきますが、その前にこの記事で紹介するサプリメント成分と価格の目安の一覧を書いておきます。

  1. ルテインとゼアキサンチン(1ヶ月当たり約400円)・・・白内障・黄斑変性症
  2. カシスアントシアニン(1ヶ月当たり約710円or約1420円)・・・緑内障・白内障・ピント調節機能の低下
  3. アスタキサンチン(1ヶ月当たり約1000円~)・・・ピント調節機能の低下・黄斑変性症・緑内障
  4. オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)(1ヶ月当たり約460円~)・・・黄斑変性症・脳の機能低下

全てを飲むと1ヶ月当たり約3265円ですが、もちろん全てを飲む必要性はありません。

3、ルテインとゼアキサンチン(白内障・黄斑変性症)

ルテインとゼアキサンチンは目の中の黄斑部や水晶体に元から存在している成分で、紫外線などの外部ダメージから黄斑部や水晶体を守る役割を果たしています。
しかし、体内のルテインとゼアキサンチンは高齢になればなるほどその量は減ってしまいます。
そうすると、黄斑部や水晶体がダメージを受けやすくなってしまいます。
「白内障や黄斑変性症が高齢者に多いのは、このルテインとゼアキサンチンの体内での量が減少したせいだ」という説もあるくらいです。
それゆえ、白内障と黄斑変性症の予防と症状の進行を遅らせるためにルテインとゼアキサンチンを日常的に摂取することが大切なのです。

・ルテインとゼアキサンチンは同時摂取が重要

ルテインは日本でもそれなりに知名度があり、日本のサプリメントメーカーも様々な製品を出していますが、ゼアキサンチンはあまり知られておらず、サプリメントとして売られている製品も数えるほどしかありません。
しかしルテインはゼアキサンチンとセットで働く成分なのです。
それゆえゼアキサンチンも摂取しなければいくらルテインを摂取しても何の意味もないのです。
ルテインサプリメントはゼアキサンチンも含まれた製品を選ぶべきです。

・ルテインサプリメントは「フリー体ルテイン」を使用しているものを選ぶべき

実はルテインには2種類あり、一つは「フリー体ルテイン」、もう一つは「ルテインエステル」と呼ばれるものです。

「フリー体ルテイン」は、きちんと精製することで脂肪酸などの余計なものをそぎ落とし、体内に存在するのと同じ形のルテインにしたものです。
そのため、摂取したルテインはそのままの形で吸収・利用されます。

一方、「ルテインエステル」は、きちんと精製せず(つまり、余計な脂肪酸などがくっついたまま)にサプリメントにしたものです。
このため、ルテインエステルが体内に入ると、体内でルテインエステルに含まれる脂肪酸などを分離し、フリー体ルテインに変化させた後に体内で利用されます。

このことから分かるように、同じ「ルテイン20mg配合」と書かれたルテインサプリメントでも、フリー体ルテインを使用した製品は20mgのほとんどがきちんと体内に吸収されるのに対し、ルテインエステルを使用した製品は20mgのうち、その多くが廃棄され、実際に吸収されるルテインの量はごくわずかなものになってしまうのです。

「ルテインサプリメントを飲んでいるのにいまいち効果が無い」と感じている人は、ゼアキサンチンが入っていないものを選んでいたり、ルテインエステルを原料にした製品を選んでいる可能性があるのです。

1)ルテマックス2020採用のHealthy Originsのルテイン・ゼアキサンチンサプリ

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(商品のリンク→Healthy Origins, Lutein, Natural, 20 mg, 180 Veggie Softgels

「ルテマックス2020」という、特許取得済みの独自の抽出法で製造したルテイン・ゼアキサンチンサプリメントです。

その特徴は
フリー体ルテイン使用
・マリーゴールドから抽出
・ルテイン&ゼアキサンチンの濃度比率をヒト血漿中に含有する濃度と同じ「5:1」に
・結晶の粒度を小さくし、希釈油にヒマワリ油を使用したことにより、体内吸収率を大幅に上げた
となっています。

この製品で注目すべきはゼアキサンチンの量です。
ルテインサプリメントはゼアキサンチンが少ない(もしくはまったく入っていない)製品が多いのですが、この製品はしっかりと4mg入っています。
ハーバード大のセッドン博士(ルテイン・ゼアキサンの黄斑変性症への効果を調べた論文で有名)は「ゼアキサンチンは1日5mg前後摂らないと効果がない」と言っていますが、ほぼその量を満たしています。

また、ヒマワリ油を希釈油に使っていますが、ルテインは油と一緒に摂ると吸収率が一気に跳ね上がりますので、この気遣いもうれしい限りです。

なお、以前はこの製品とほぼ同じDoctor's Bestの製品をおすすめしてたのですが、こちらの方が値段が下がったので入れ替えました。
ただ、また価格が再逆転するかもしれないので、念のため購入の際は両方の製品の価格を比較してからにしてください。

価格は1ドル110円計算で、
・6か月分入り21.63ドル(約2379円)
・1ヶ月当たり3.61ドル(約397円)

4、カシスアントシアニン(緑内障・白内障・ピント調節機能の低下)

・目に対する効果はブルーベリーやビルベリーよりも上

ブルーベリーやビルベリーが目に良いという話を知らない人はいないでしょうが、カシス(カシスアントシアニン)が目にいいということを知っている人はそれほど多くないと思います。
しかし、目への効果という点ではブルーベリーやビルベリーよりもカシスの方が上なのです。

カシスが優れている点としては、
・アントシアニン成分の中でも特に効果の高い「デルフィニジン系アントシアニン」の含有量がブルーベリ・ビルベリーよりも多い
・体内に入ったアントシアニンの持続性が高い
・アントシアニンの効能を証明する論文はカシスアントシアニンを使った物がほとんど

最後の「アントシアニンの効能を証明する論文はカシスアントシアニンを使った物がほとんど」はカシスの優位性を示すものになりうるのか?と突っ込まれそうですが、ブルーベリーやビルベリーのアントシアニンよりカシスのアントシアニンの効果効能に関するデータが多い分、カシスへの信頼性は上がるかと思います。

・カシスアントシアニンの緑内障予防効果

カシスアントシアニンの緑内障予防効果を調べたもので有名なのが、札幌医科大学・大黒浩教授の臨床試験です。
これは2年にわたり行われた臨床試験で、カシスアントシアニンを与えられたグループと、プラセボ(偽薬)を与えられたグループで目の血流量・視野・眼圧にどのような変化があったのかを調べたものです。
その結果は以下のグラフのようにカシスアントシアニンの有意性を示すものとなりました。
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(出典:http://j-cassis.jp/cassis/eye/eye001/

・白内障の進行を遅らせる効果

アントシアニンが白内障の進行を遅らせる効果についてはマウスを使った実験があります。
下の画像はアントシアニンを摂ったマウスと摂らなかったマウスで白内障の進行度に差があるかどうかを調べた実験の画像で、アントシアニンを摂らなかった上のマウスは目が白く濁ってしまいましたが、アントシアニンを摂った下のマウスは目が濁らずに済んでいます。
p04(出典:http://kenkyu.wakasa.jp/hitomi/health/cataract.php

・カシスアントシアニンのピント調節機能の低下を改善する効果

目のピントが上手く定まらないのは、水晶体の厚みを調節する「毛様体筋」が上手く動かなくなることが原因です。
カシスアントシアニンにはこの毛様体筋のコリをほぐし、毛様体筋がスムーズに働くようにする効果があります。
この毛様体筋がスムーズに働くようにする効果はカシスアントシアニンに特有の効果で、ブルーベリーやビルベリーには見られない効果です。

1)Jarrow Formulasのカシスエキス

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(商品のリンク→Jarrow Formulas, Blackcurrant, 200 mg, 60 Veggie Caps

Jarrow Formulasのカシスエキスです。

この製品の特徴は、農薬不使用であるという点です。
この製品のように、原料を特に精製せずにただ濃縮しただけのものは残留農薬までも濃縮されてしまうので、農薬を使っているか否かというのは他のサプリメント以上に重要になります。

この製品の他にもルテインとゼアキサンチンが添加されたタイプの製品もありますが、精製していない「ルテインエステル」なのであえて手を出す価値はありません。
ルテインの項目で書いたとおり、ルテインエステルはその多くがルテインとして吸収されないのです。
ルテインと摂りたければ、吸収率が高い「フリー体ルテイン」を使用した製品を摂った方が結果的には得です。

価格は1ドル110円計算で、
・60カプセル入り、1日2カプセル使用で1ヶ月分入り12.85ドル(1414円)

5、アスタキサンチン(ピント調節機能の低下・黄斑変性症・緑内障)

アスタキサンチンとは、カニやエビなど、赤色の海の生物に含まれている成分で、強力な抗酸化作用があります。
黄斑変性症や緑内障の原因の一つに活性酸素によるダメージがありますので、強力な抗酸化作用でその活性酸素を除去してくれるアスタキサンチンは黄斑変性症・緑内障の予防効果が期待できるわけです。

また、その強力な抗酸化作用のため、黄斑変性症や緑内障といった目に対する効果だけではなく、動脈硬化、疲労軽減、抗炎症作用、美白・美肌(しわの発生抑制等)効果など、さまざまな効果・効能が期待される成分でもあります。

・アスタキサンチンは目の血管の入り口にある「関所」を突破する

アスタキサンチンの特性として、「血液網膜関門」という「目の血管の入り口にある関所」を突破することができるいうものがあります。

目は脳に近いため、なんでもかんでも通してしまうと脳へ重大なダメージを与えかねません。
そのため、目の血管の入り口に関所を設けているのです。
しかし、このアスタキサンチンはその関所と突破できるので、ダイレクトに目に効果を与えることができるのです。
アスタキサンチンが特に目(及び脳)に効果があるといわれているのはこのダイレクトに目に届く特性のためなのです。

・アスタキサンチンは12mg以上の摂取が効果的

下のグラフが示すように、アスタキサンチンは摂取量が12mgを超えると飛躍的に目に対する効果が上がっていることがわかります。
2-4_pict01このグラフはピント調節機能効果について調べたものなので、他の目の疾患への効果にも当てはまるかまでははっきりしませんが、アスタキサンチンは12mg以上摂取をした方が効果的である可能性は高いといえます。

・アスタキサンチンサプリを選ぶ際はブランドに要注意

アスタキサンチンサプリと一言で言っても実は色々な抽出法があり、そしてブランドがあります。
非常に大雑把ですが、分けると次の3つに分類できます。

  1. アスタリール・・・不純物が入りにくく高品質だが値段もかなり高い。日本の富士化学工業が製造
  2. バイオアスチン・・・全工程の3/4だけアスタリールと同じ抽出方法。それによってコストが抑えられる
  3. その他の無名ブランド若しくはノンブランド・・・不純物が入りやすい抽出法が多く、体の異常反応を訴える購入者のレビューがちょこちょこある

このように一番高品質なのはアスタリールで、次点がバイオアスチンとなります。
その他の無名ブランド若しくはノンブランドはお話にならないので、いくら安くても手を出さない方がいいでしょう。
(※ただし、その無名ブランドの中でも2017年から販売されたTruAztaを使用した製品「1ヶ月あたり1000円前後」という低価格の割に品質・安全性は高いので、無名ブランドではありますが試してみる価値はあります。)

ちなみに日本で売られているアスタキサンチンサプリのほとんどはブランド名すら書いていません。
もちろん品質はお察しの通りです。

1)アスタリールを使ったSource Naturalsのアスタキサンチンサプリ

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(商品のリンク→Source Naturals, Astaxanthin, 12 mg, 60 Softgels

アスタキサンチン製品で一番高品質であるアスタキサンチンである「アスタリール」を使った製品です。
以前はさまざまなメーカーがこの高品質のアスタリールを扱っていたのですが、今はこのSource Naturalsだけになってしまいました。
しかし、高い品質と引き換えに価格も「1ヶ月あたり2300円」と高めです。

価格は1ドル110円計算で、
・2ヶ月分入りで41.99ドル(約4620円)
・1ヶ月あたり約21ドル(約2310円)

2)バイオアスチンを使ったNutrex Hawaiiのアスタキサンチンサプリ

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(商品のリンク→Nutrex Hawaii, BioAstin, Hawaiian Astaxanthin, 12 mg, 50 Gel Caps

アスタリールに次ぐ品質を持った「バイオアスチン」を使用した製品です。

この製品の売りは高い品質を保ちつつ、コストを抑えることに成功したことです。
その結果、上のアスタリール製品に比べ3割ほど安くとなっています。

このように、品質が高い割に価格が抑えられて嬉しい製品なのではありますが、やや問題があります。

この製品はコストを抑えるためか、カプセル表面のコーティングが熱に弱い素材なのです。
そのため、季節によっては中のカプセルがお互いにくっついてしまい、ひどい場合には一つの塊になってしまうことすらあるのです。
もちろんゆっくりはがして飲めばこれといって支障はないのですが、保管する際は出来るだけ涼しく湿度の低い所に置くようにしてカプセル同士がくっつかない様に注意しましょう。
(もっとも、夏場は配送の時点ですでにくっついている可能性もありますが)
ちなみに製品レビューで星一つのものはこの表面の溶けやすさを点を指摘したものばかりです。

価格は1ドル110円計算で、
50日分入りで23.99ドル(約2640円)
1か月あたり14.40ドル(約1580円)

3)コスパでは頭一つ抜け出ている「TruAzta」を使用したCalifornia Gold Nutritionのアスタキサンチン

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(商品のリンク→California Gold Nutrition, Astaxanthin, Triple-Strength, Natural, U.S. Sourced & Made, No GMOs, 12mg, 120 Veggie Softgels

2017年はじめに販売された、「TruAzta」という新興ブランドのアスタキサンチンを使用した製品です。

一番の注目点はやはり価格で、「1ヶ月あたりで1000円前後」とかなり価格が抑えられており、一番の売れ筋であるNowFoods社のものよりも低価格になっています。

価格が抑えられていると心配なのが品質ですが、TruAztaの製品説明(※リンク先はサイズの大きいpdfファイルなのでPCでの閲覧推奨)によると、

  • (最高品質の製品である)アスタリールと同等の環境での抽出
  • 他のメーカーはアスタキサンチン成分の純度が25%前後なのに対し、TruAztaは純度99%を実現
  • アスタキサンチンを95%エステル化しているので成分が安定していて、かつ吸収率も高い

と、説明だけを見ると買わない理由はない製品なのですが、サプリメントは医薬品同様、ある程度年数が経たないと評価をしづらいものなので話半分で聞いておくのが妥当でしょう。

当面はこの製品は「アスタキサンチンを試してみたいけど、上2つはちょっと高いな」と感じる人が手を出す製品と言えそうです。

価格は1ドル110円計算で、
・4ヶ月入りで38ドル(約4620円)
・1ヶ月あたり約9.5ドル(約1050円)

6、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)(黄斑変性症・脳の機能低下対策)

・オメガ3とは「青魚の油」のこと

オメガ3とは簡単に言えば「青魚の油」のことです。
日本では90年代から頭の良くなるサプリとして「DHA」が知られていますが、このDHAがまさにオメガ3脂肪酸の事なのです。

・オメガ3の黄斑変性症への効果

黄斑変性症には「乾燥型(萎縮型)」と「滲出型(新生血管型)」の2種類があるのですが、乾燥型は動脈硬化による血流の低下が原因の一つと言われています(もう一つの原因はアスタキサンチンの項で述べたように、活性酸素)。
オメガ3はこの動脈硬化を抑制する効果が期待できますので、乾燥型の黄斑変性症の予防につながるのです。

一方の「滲出型(新生血管型)」の黄斑変性症ですが、こちらはそもそも原因がはっきりしない難病指定の眼病ですので残念ながら効果は期待できません。

・脳の機能低下にはDHAが効く

日本では90年代頃から「DHAは頭が良くなる成分」と騒がれ、「日本人の頭がいいのは青魚を多く食べていたから!」という、今考えるとなんとも恥ずかしい主張が盛んに叫ばれていました。

ただ、この主張はかなりの誇張があります。
「DHAを摂ると頭が良くなる」のではなく、「頭の働きが悪い人が摂ると『前よりは』改善する」のが正確なのです。
実際、DHAの脳への効果を調べた研究でも、高齢者やADDなど、脳機能が低下している人には効果を示したのですが、一般の人には特に有効性は見出せなかったのです。

・ではその頭に効果のあるDHAが目に関係あるのか?

我々は目から情報を受け取ると、それの情報を脳で処理することで「見えた」と認識するのです。
しかし、脳の機能が低下していると、いくら目から情報が入ってきても「見ているのに見えていない」という状態を引き起こします。
この「見ているのに見えていない」という状態は想像以上に恐ろしいもので、車など危険な物が迫ってきていても、その危険な物をしっかり見ているのにもかかわらず、気づかずに事故にあうということすらあるのです。
いくら目そのものの機能が正常に働いていても、目からの情報を処理する脳が正常でなければ本当の意味で「見える」ということにはならないのです。

・オメガ3脂肪酸サプリを選ぶ際は「分子蒸留」されているものを選ぶこと

オメガ3は青魚を原料としていますが、魚で問題となるのが水銀・重金属などの汚染物質の問題です。
青魚からとった脂肪酸をオメガ3サプリメント製品にする際、製造業者はその環境汚染物質の除去をするわけですが、どういう精製方法を採るかによって除去率にかなり差が出ます。
その数ある精製方法で一番除去率が高いのが「分子蒸留」という方法です。
分子蒸留は英語の「Molecularly Distilled」の日本語訳なのですが、「分子的に蒸留」や「分子レベルで精製」など日本語訳にはかなりブレがありますので、この精製方法が採用されているかどうかを確認する場合は、日本語の説明ではなく、英語版の説明書に「Molecularly Distilled」とあるかどうかを確認した方が確実です。

・オメガ3で胃の痛みや吐き気をもよおす人もいる

オメガ3は前述の通り青魚を原料とした油ですが、この青魚が体質的に合わない人がいます。
このような人はオメガ3サプリメントを飲むと胃が痛くなったり吐き気をもよおしたりしてしまいます。
そのような症状が出た場合は無理をせずに服用する量を減らしたり、場合によっては服用そのものをやめることも検討しましょう。

1)コスパが一番のMadre Labsのオメガ3脂肪酸

 

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(商品のリンク→Madre Labs, Omega-3 Premium Fish Oil, No GMOs, No Gluten, 100 Fish Gelatin Softgels

この製品の売りは
・分子蒸留している
・1日あたり15円程度ですむ
この2点です。

また、使用している魚の原産国と魚の種類をしっかりと明記しているという点でも信頼性がおける製品と言えます。

価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で50日分入り6.95ドル(約765円)
・1ヶ月当たり4.17ドル(約459円)

2)値段は高いが、品質・安全性はトップクラスのNordic Naturalsのオメガ3脂肪酸

 

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(商品のリンク→Nordic Naturals, Ultimate Omega, Lemon Flavor, 1000 mg, 180 Soft Gels

Nordic Naturalsという、オメガ3サプリに特化したメーカーの製品です。

この製品は
・重金属リスクの低い北欧産の魚を使用
・分子蒸留している
・第三者機関で検査済み
・酸化を防ぐ加工を施している
と、オメガ3サプリの持つリスクを最小限にするよう勤めた製品です。

しかし、その分コストも跳ね上がり、価格は1日当たり約73円、効果を高めたい場合は1日2回摂取するので1日当たり145円と、上で紹介した製品の5~10倍近くになっています。
もちろん、「高いお金を払って安全・安心を買っているんだ」と考えれば決して高すぎるという事はありませんが、この辺はやはり懐具合と相談という事になりそうです。

価格は1ドル110円計算で、
・1日2カプセル使用で90日分入り59.46ドル(約6540円)
・1ヶ月当たり19.82ドル(約2180円)

 

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